【日報】おれは台風の中 東京女子プロレスを観に行った(キュアナイル)
よく来たな。おれはキュアナイルだ。
おれは毎日物凄い量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。
しかし、おれが肩入れしている女子プロレス団体である東京女子プロレス(TJPW)が6.27に両国KFCホールで試合を行い、それを観てきたのでこの記事を書いたという寸法だ。
TAIHUUUN

この日は台風7号と8号が日本列島を直撃する予報が出ており、前日から各地でイベントや競技が中止になるようなアナウンスがされていた。
おれは割とギリギリになって6.27が仕事ではなく休みになると確定したのでそもそもチケットを抑えていなかったが、台風が来るというのでチケットの購入を渋っていた。
しかし、TJPWの公式はやると聞かないし、甲田哲也代表も開催する意志を表明しているし、選手もXで注意を呼びかけつつも「やるぞ」と投稿し始めていて完全に覚悟が決まっている感じがした。
思い返せば2022.8.13。後楽園ホールでのTPC準決勝が行われたがこの日も台風の予報だった。
しかし、雨こそ降っていたが思ったよりも風は吹いていないし、雨も弱雨に分類される程度だった。
ただ、結構大々的に台風に対する注意報だとか警報だとかがされたこともあって遠方のファンは会場にたどり着けず、ビッグマッチにも関わらず客入りはかなり悪いと言わざるを得なかった。
しかし、この日の試合はマックス・ジ・インペイラーの初来日で原宿ぽむが酷いめにあったり、桐生真弥が荒井優希に勝利し令和のAA砲の持つベルトに挑戦表明したり、渡辺未詩が山下実優を破って決勝戦に進出したりとかなり色々と凄いことが起きた。




おれはそのことを思い出し、今回の台風の中強行開催される興行もなにか凄いモノを観れるという芳香……匂いを嗅ぎつけ、野生の狼-WOLF-の勘でチケットをメール予約したのだ。

実際にこの日の雨は早朝は凄かったが、日中は許容できる程度だった。
ただ、おれの家の最寄り駅の電車は止まっていたので、1駅歩き、靴が浸水しながらも余裕をもって両国までやってきたという寸法だ。
(そもそもおれは新潟で信じられないくらい積もった雪道を2駅歩いている。)
会場には開場前にも関わらず物凄い人数が集まっており全員覚悟が決まった目をしている。
両国KFCホール大会は何故かやたら外国人のファンがよく集まる会場であるが、この日も結構いたし、全員覚悟の決まった目をしていた。

前日にチケットを予約したのでかなり後ろの席だったが、この会場はひな壇になっているのでそれでも観やすい。
おれの好きな会場だ。
前説→アプガ(プ)

白井李世アナが登場し、注意事項を読み上げた後にある人物を呼び出した。
原宿学園のさとうももだ。

さとうももは両国国技館大会でのアイアンマンランブル戦に登場してからも練習生として鍛錬を積んでいたことが以前にも明かされたが、今度の後楽園ホール大会……つまり夏のBIGマッチであるサマプリで正式にデビューするということになった。
対戦相手はまだ未定らしいが、団体の層は確実に分厚くなっている。
(よく調べたら風城ハルよりも年齢が下だ)

そして、アプガ(プ)が登場した。
前述の通りこの日は完全に覚悟が決まってるやつらしか来ていないのでコール&RESPONSSの声量がいつも以上に増していて仕上がっていた。
期待感の現れとも言える。
そして、らくの掛け声と共に試合がスタートしたのだ……。
第1試合 20分1本勝負 愛野ユキ&風城ハル vs HIMAWARI&キラ・サマー





春雷烈火!!プリズムグリードは王座獲得に失敗して以降もタッグとしての活動を続けていて色々と連携を試しているような印象を受ける。


HIMAWARIが髪で攻撃するたびに、他人を思いやる心がある文りんは、触れてもないのに痛そうな顔をしていた。
第2試合 20分1本勝負 タッグマッチ遠藤有栖&神嵜志音 vs 凍雅&高見汐珠
今日は!なんと!
— 桂文りん(ふみりん Fumirin)Bilingual Rakugo Performer (@KatsuraFumirin) June 27, 2026
若元春関が…!
東京女子プロレスの観戦に来てくださいました😭🤍
大の好角家であり、若元春関のタオルを本場所で掲げていた文りんはもう…感無量の極みですっっっっ!🥹✨
大のプロレスファンである若元春関に、TJPW楽しんでいただけて大変光栄です!☀️#tjpw#若元春#sumo pic.twitter.com/FprnHBUKaZ
この日は文りんコネクションなのかはわからないが、客席にホンモノの若元春関が来ており、あまりのデカさに誰もが気がついてきた。
そしてリングインした高見汐珠も気がついた。

高見汐珠は完全に若元春関に狙いを定めており、突っ張ていた。
今の高見汐珠に押し相撲の要素が加わったら手が付けられなくなる。






神嵜詩音はこの日も大阪と同じように北側に向かってコール&RESPONSEを求めた。
おまえは両国KFCホールに行ったことがあるかわからないが、この会場は後楽園ホールと同じく南側がひな壇となっている作りなので観客の殆どが南側の席に座っているのに、神嵜詩音は北側に向かって叫び始めた。
方向を間違えたのかどうかは知る由もないが、神嵜詩音のコール&RESPONSEを正面から観るためには北側に行く可能性も考慮しなければならない。南正面だけがプロレス観戦における正解ではないのだ。


神嵜詩音は自分への応援を強要するだけでなく、この日のパートナーである遠藤有栖に対しても「有栖ちゃんガンバレー」と観客を煽り、会場の雰囲気を自分たちに優位に仕向けた。
第3試合 20分1本勝負 タッグマッチらく&原宿ぽむ vs 桐生真弥&芦田美歩




3歳児と電車好きの黄色はレインコートに身を包み、傘まで持っていて台風対策をしていた。このまま建物の外に引きずり出して真の場外戦をやるのかとすら思った。



実際3歳児は濡れた傘をバサバサさせることで桐生真弥の視界を奪い、後ろかららくが丸め込むという高度な連係を披露していて、屋内と屋外の境界線をあやふやなものにしていた。


原宿ぽむはチョキとグーでカタツムリをつくりだし、カタツムリの拳のまま桐生真弥を殴った。
これは形象拳であり、梅雨の時期に活発になるカタツムリの動きを取り入れたのだ。
桐生真弥は刃牙読者であるので必要以上に想像力(イマジネーション)が働き、ハットリ桜の背後にトリケラトプスが見えてしまう側の人間だ。
つまり原宿ぽむが作りだしたカタツムリが見えてしまっていたのだ。
蟷螂だったらベイブの首は跳んでいたかもしれない。



芦田のミッフィーはこの日も完全に様子がおかしく、おかしさが突き抜け始め狂気じみた美しさすら感じる。




芦田のミッフィーはベイブに「おまえは太陽だ」と言われていて、謝罪も美しく完全に独自路線を走っている。





ベイブは去年から若干その気があったが、鈴芽戦を経て相手の弱攻撃は付き合わない方向に舵をきり、安易な攻撃は許さない。
ベイブのパワを本来の形で生かし始め、おれは観ていて非常に気持ちがいい。
第4試合 20分1本勝負 タッグマッチ上福ゆき&ハットリ桜 vs YuuRI&七瀬千花





かみーゆさんはハットリ桜と同じポーズをとっており、日本人という枠を超えてニンジャになろうとしていた。
たぶん、モータルコンバットを観たのだと思うし、本心としては口から火を噴いたり、凍らせて砕いて殺そうとしていたのだと思う。おれにはわかる。
そのうちすっぴんで料理するVlogも包丁ではなくクナイでネギを切りだすことだろう。



試合終わりにはハットリ桜と共にポーズを決めて、変な印も結び始め、チャクラの練り方を学んだら本当に口から火とか噴きそうだと思った。
セミファイナル シングルマッチ15分1本勝負 瑞希 vs 小夏れん


明らかに戦力差のあるシングルマッチだ。
おれはこの試合がセミに組まれる意味を考えていた。
第1試合とかならわかるがセミに組むということは何かしらのMESSEJIがありそうだし、小夏への期待の表れだと理解した。




瑞希は小夏との握手を拒否するが、小夏れんは涙を流す仕草をみせ観客の同情を買い、瑞希に対するブーイングを引き起こした。
小夏れんはここのところ、そのあざとさを試合に落とし込む術を身に付けつつあるが、この日は観客をコントロールしており恐ろしい存在になっていた。
遠くない未来には選挙に出て民衆を掌握し、国を転覆させ独裁政権を築くことも夢ではないだろう。








やはり瑞希はコナンのような真の強者なので小夏れんとの戦力さをマジマジとみせつけられたが、小夏れんも持ちうる全てをぶつけたように思えたし、観客の心にサムシングを残したように思う。

メインイベント 8人タッグマッチ20分1本勝負 荒井優希&渡辺未詩&辰巳リカ&鈴芽 vs 山下実優&中島翔子&ハイパーミサヲ&上原わかな









ハイパミはいつもの様にマイクを要求し演説を始めた。
現在白昼夢と享楽共鳴は抗争中であり、享楽共鳴は未だにタッグ王座戦への調印書にサインをしておらず、王座戦が行われることが正式決定していないという状況だった。
それに先週の名古屋ではハイパミは渡辺未詩に勝利していて要求が通りやすい立場にいた。





試合始まって早々にハイパミはコーナーカバーを外す仕草をして、青コーナーのものを外すことに成功し、これがリング上で武器として取り扱われた。
享楽共鳴も白昼夢もTJPWの中ではどうかしているタッグチーム同士なのでこういうものが試合に持ち込まれると混沌-CHAOS-になりがちだし、実際にこの日は台風の気圧によって頭のネジがどうかしている。




渡辺未詩は文りんレフェリーにコーナーカバーを戻すように指示し、文りんはあたふたしながら紐を結んでいたが、渡辺未詩がフォールの体制に入るとすぐさま紐を結ぶのを辞めてカウントに入りレフェリーとしての職を全うしていた。
おれは仕事がZONEに入ると上司の指示も無視して目の前の仕事を取り組むが、文りんはトランディションがちゃんと出来てて偉いと思った。






インプリ戦の対戦者同士のマッチアップは、上原わかなは得意のバナナピローで締め上げようとするが、鈴芽は身体を回転させたりして脱出する術を身につけていて、昨年のトーナメントの敗北を無駄にしていない。
上原わかなはここのところ使い始めた延髄斬りを試み、1回は成功したが、2度目は鈴芽に避けられていて対処されていた。
上原わかなは何かしら更なる策を練らないと、本番であるサマプリでは鈴芽に完封されて犬にも見向きもされない無残な姿を晒しかねない。


荒井優希のサソリ固めは物凄い角度に進化していて、FINALYに次ぐ新たなフェイバリットへと昇格しつつあり、かなり危険だ。MEXICOの全てのサボテンの陰には毒サソリが隠れている。
荒井優希は芦田美歩と組み始めてから、自身の試合運びにも軟体超人要素を取り入れているが、このサソリ固めはまさにそれであり、山下実優という強敵に自分の力だけではなくタッグパートナーの力も使って倒そうというMESSEJIを感じた。
荒井優希は団体の王者として君臨しているが、なにも孤独な王者ではないのだ。




中島翔子の得意の619を辰巳リカが囮になり、渡辺未詩がそれを捕まえに行きジャイアントスイングで廻すといったコンビネーションがみれた。
白昼夢はTJPWの中でもかなりタッグを組んでから長いチームであり、連携面は他の追従を許さない。






中島翔子を捉えた白昼夢が白昼夢エタニティで勝負を決めに来るが、ハイパミがカットに入り、分断したところを中島翔子が辰巳リカを抑え込み試合を決めた。
エンディング




試合後、中島翔子は覚悟が決まったと述べ、調印書にサインをし、ついに白昼夢と享楽共鳴の王座戦が正式決定した。


鈴芽は上原わかなを焚きつけるかのように挑発したが、上原わかなは何も言い返せず涙していた。


荒井優希は昨年末に山下に秒殺されたが、その時とは違うとアピールをしてベルトを見せつけた。
山下は荒井をみとめつつも、王座戦は荒井を蹴り倒すことしか考えておらず、メキシコの荒野そのものだった。

山下はチームが勝った事を理解していなかったようだが、挑戦者チームが勝利で弾みをつけて7.18のサマプリに挑む準備が整っていた。
特典会
この日は試合順とか関係なしによくわからない順番でサイン会が進行していて、やたら冷房の効いた会場にただただ待たされていた。
おれはこの日、雨に濡れることも想定して、発汗性の良いバレンシアのトレーニングウェアを着ていたが、半袖では冷房で凍え死にそうになり、ずっとディエゴ・ロペスみたいなポーズをとっていた。

最終節で右膝前十字靭帯損傷の大怪我をしてしまい暫く戦列に帰って来れない。
そして、虚妄という荒野に死して骸をさらそうとしていたタイミングでようやく桐生真弥の名前が呼ばれた。

ベイブは先週の名古屋での試合中にボールを持ち込みフットボールを始める程ワールドカップに浮かれていた。
おれは、この日会場入りの最中にスペイン-ウルグアイを観ていたが、ウルグアイが敗北しカーボベルデがまさかの2位通過を決めた。
(もし、カーボベルデのGS突破に全ての貯金を賭けていれば、おれは職を辞し、ジャパンフリトレーを買収し、毎日ドリトスを食べる生活を送っていた事だろう。)
そして、ウルグアイの話をしていたので、2010年大会の大陸間プレーオフのウルグアイ-コスタリカの国歌斉唱を紹介した。
サッカー関連で最も面白い動画だ。

ハイパーミサヲとはついにタッグ王座戦への覚悟が決まった話をした。
サインをするのをはぐらかしたのは享楽共鳴の作戦らしく、はじめから素直にサインをしたら白昼夢にペースを持っていかれる為だと話していた。
我々には知り得ぬ長年の付き合いがある両タッグだからこそのハイレベルな攻防であり、試合をする前から勝負は始まっている。ハイパミはそういうことを言いたかったのだ。
あと、ハイパミのnoteの更新が止まったことを話したが「そもそも毎週noteを更新するとは言っていない。」と「それを言い出したナイルさんが悪い」と注意を受けた。
おれは定期的にTJPWのnoteを書く存在として風城ハルに続く新たなライバルが現れたと胸を躍らせていたがそういう感じではなかった。
今後は王座戦やHYPE!4で忙しくなるので更新回数はさらに減ると言っていた。

文りんとは今度ノーギャランブルで数多く学プロ勢が出てくることギャル男くん興行とかを話した。
今度の超日本プロレスのノーギャランブルは、おれがよく観に行くUWFの選手や関西勢も多く参加する。
この辺の記事を呼んでおくと、おまえはノーギャランブルの解像度を上げた状態で試合を楽しめる。
おれはワールドカップで忙しいので、今回の興行についての記事はかなり端折った形で書いたが、王座戦の前哨戦は予告編としての役割が大きく、7.18前に絶対に観ておくべき試合だったと思うし、原宿ぽむとらくが台風にアジャストして特別感をだしていたし、ベイブの顔はいつも以上に良く、いろんな顔をする文りんがみれて良かった。
おれは冒頭に、この日きた観客の全員の眼がキマっていたと書いたが、選手もそれに答えるべくいつも以上に気合が入っていたように思ったし、そういう内側からの熱気を感じ取れた(会場は寒かったとしてもだ)。
結果的に台風の予報に怖じ気づかず開催したこと。そして、その会場に足を運んだことは間違いではなかった。おれの野生の狼-WOLF-の勘は正しかった。
おれはこの日の興行の思い出に耽け、暖かい気持ちになりながら、濡れた冷たい靴でブチョの追手から逃げるように両国駅へと姿を消した。
上福ゆきが引退する

6.29。おれは不真面目な態度で職務を放棄し、ツイッタランドに入り浸っていたらとんでもないニュースが入って来た。
なんと上福ゆきが12.26の後楽園ホール大会を最後にプロレスから引退するというのだ。
ハッキリ言って一大事だ。
OberEatsとして王座を獲得した実績もあるし、つい先日荒井優希と顔面を蹴り合う凄い試合をしたばかりだ。
完全に予想外だったといっても過言ではないだろう。
本人のコメントだと一番イケてるときに辞めるということだが、本当に一番ノッている状態だから全く予想していなかったと言っていい。
12.26の後楽園ホール大会がラストマッチになるということなので、おまえは今から予定を空けておく必要がある。
それに11.27には後楽園ホールで自己プロデュース興行をやり、12.10には平日だが湘南台で地元凱旋興行をやる。
チケットガイドとかはたぶんそのうち発表されるだろうから、その時を待て。
良い席でみたいならユニバース会員先行で買え。たぶんリング最前は一般販売に出回ることはない。
もし、おまえがレッスルユニバースに会員登録していないというのなら、それは救いようのないあほであり、完全なる過ちだ。
ブラウザーをバックしレッスルユニバースに登録しろ。今すぐにだ。
(キュアナイル)
