奇遇ですね、湖畔さん。
「あの光っているところは、何があるの?」
私は知っていた。もう大人だったし。
でも、父も同乗していたから、黙った。
「何があるの?」
もう一度聞く母。
「モーテルだ」
ひとことだけ言う父。
「ふーん、そうなの」
私は、ブホッと、ヒヤヒヤと、よく分からない感情のまま、流れていく景色を見ていた。
文具さん、我が家はこんな感じです。
湖畔さんから心のこもったお手紙を頂いた。
そして、こちらはその冒頭に書かれていた。
湖畔さん。
奇遇ですね。
似たようなことが我が家にもあります。
私の自宅周辺にはそれこそモーテルが2軒もある。
なぜか。
もともと何もないド田舎にモーテルが建っていた。その周りに宅地開発で家がポコポコ建ちはじめ、今では住宅街にモーテル2軒というちょっとカオスなことになっている。
しかも、そのうち1件にはでかでかと「露天風呂」という垂れ幕が下がっている。
モーテルのいったいどこに露天風呂がついてるのか利用したことがないのでわからないが、とにかくどこかにあるらしい。
そして、毎度おなじみ我が真面目過ぎて色々おかしい母を車に乗せていたときに、母が、
「あら、露天風呂があるの?ここ温泉?」
と言った。
「いや、ラブホ」
となんの恥じらいもなく答える私。
「ラブホ?そうなんだぁ~。立派だねぇ」
と、よくわからないが関心する母。
湖畔さん、我が家はこんな感じです。
なぜでしょう。
湖畔さんのお話には品があったのに、私の話はなんだかお下品。不思議だわ。
湖畔さんが私を知るきっかけになったと、おっしゃってくれた山本蛇内さんの記事。
書いたときは、まさかこんなに読まれるとは思っていませんでした。
というか、完全に蛇内さんに向けて書きました。
私の記事はそういうものが多くて、それこそ手紙を書くように送りたい相手を思い浮かべて、あなたに書いてます。届け。と、思いながら書いてたりします。超一点集中狙いです。
だけど、蓋をあけてみれば狙った相手以外からも反応をいただけたりします。
とても、おもしろい。
たくさんの人に向けて書く文章は、あちこち気を使ったり、より広く届くようにと言葉もふわっとして案外届きにくいのかもしれません。
あなたに言ってますよー!という怨念じみた言葉の方が、案外広く誰かの心に刺さるのかもしれないと思ったりします。
そして、私がそんな気狂いじみたことができるのは、特に広く読まれたいと思ってないからです。
誰かに認めてほしいとも、作家になりたいとも思っていない。
届いても届かなくてもまあいいか、くらいの気持ちです。
この欲のなさというか諦観のようなものが文章のなかにちらほら滲みでるのかもしれません。
それを、すかさずキャッチする湖畔さんの感性は鋭いなぁと感じます。
ただ、面白かった。では終わってくれない。
そこ感じちゃいますか、湖畔さん。
という感じです。
届いても届かなくてもいいようなものを、なぜ書いているのかと言えば、どこかに笑えないくらいしんどい今日を過ごしてる人がいるような気がするからです。
そんな人がなんの間違いかうっかり私の書いたものを読んでうっかり笑ってくれたらいいな、という妄想です。
でも、ほんとにそういうことが稀にあります。
スキをつけてくれた人を覗きに行くと、なんだかひとりで苦しんでたりすることがあります。
苦しいなかでも読んで笑ってくれたんだな、と思うと心底うれしいです。
一瞬でも笑えたなら、あなた大丈夫ですよ。感情は死んでませんよ。と思います。
相手の記事を読んでスキをつけてコメントしたりします。うるさいのがお嫌でしたら、サイレントモードにもなれます。と言ったりもします。
そんなふうに声をかけても、現実にはなにもしてあげられません。見てます。います。あなたの記事読んでますよ。と言うことと。
私の記事をまた読みに来てくれた時には笑わせますよん。と、腕まくりするくらしいかできません。
noteの中には、発光さんや蛇内さん他にもいろんな方との華やかな繋がりもあれば、そういう静かな繋がりもあります。
誰かに認めて欲しくて書いてる人もいれば、ストイックに己の創作を追求している人もいる。誰かとかどうでもよくてただ自分が楽しんで書いてる人もいれば、迷いながら自分を模索してる人もいる。
どの人も面白く尊いと思います。
そして、興味の赴くままにフォローを増やし続け全く全員を追うことはできなくなってしまったけれど、ゆるく楽しく繋がれている温かさを感じています。
文具さんの記事やコメントに触れて、内に閉じこもっていた自分を、少しだけ開いてみようかな、と思えるようになりました。
という、湖畔さんの言葉。とてもうれしかったです。
ひとりでいることは、心地が良い。
傷つくことも傷つけられることもありません。
湖畔さんのように感受性の鋭い人なら、些細なことも人の倍疲れるんじゃないかしら。と思ったりします。
それでも、その感じやすい豊かな感性がいつも素敵な作品を生み出しているのだと思います。
無理に言葉に収めようとせず、感じたままのものをそのままに、不安も哀しみも、作品として昇華する湖畔さんはとてもかっこいいです。
繊細だけど、強い人だな、と思います。
長くなりました。
私の話はだいたい長いです。
子どもたちに嫌がられます。
最後に、
最近久しぶりに『蛇内さん、改名しませんか?』にスキがつきました。
いつも通り、ん?蛇内さんの関係者?誰かしらん、と小袖ふりふり見に行きました。
その方、『ヘビがジャンボをジャックする』という記事を書いてらっしゃいました。
怖すぎて覗けませんでした。
ごめんなさい、ヘビが苦手なのです。
フォローにもフォロワーにも蛇内さんは入ってなかったので、純粋にヘビ繋がりでやってきたのだと。
そして、うっかりあの記事を開き、最後まで読んでスキをつけてくれたのだと。
ふふ。
ふふふ。
面白くないです?
見ず知らずの改名騒動を、最後まで律儀に読んでくれたんだな、と。
え?
面白かったですか?
と聞きたいが、ヘビがジャンボをジャックが怖すぎて近づけません。
無念。
湖畔さん。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします。
文具
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湖畔さんからの素敵な手紙はこちらです。
こちら、最新のショートショート。
私はむすめちゃんの方に感情移入。
途中、泣きたくなりました。
湖畔さんは、詩も短歌もエッセイも素敵です。
それぞれ伝えたいことを表現できる最適なものを選んでカタチにしているのだと感じます。
湖畔さんの作品、これからも楽しみにしています。
大変だ!
エプロンの質問、答え忘れた!!
湖畔さん、私エプロンは着ける派です。
なぜなら、しょっちゅう油だの粉だの水だの撒き散らすので、エプロンは必須なのです!!
だのに、だのに、エプロンの肩ひもの横あたりにミートソースが飛んだりします!
くやしいです!!
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