多言語観察|風邪をひいて気づいた、各言語の「発声のクセ」 / Multilingual Observation|Catching a Cold and Noticing the “Voice Habits” in Each Language
【身体の言葉 - 風邪3部作 その1】
風邪をひいた。
普通に喋ろうとしても、声が出てこない。無理やり出すも、かすれているか、ガラガラ。
とはいえ、言語学習は毎日の積み重ねが大事だから…と、無理やり中国語からいつものルーティーンを始めるが、出ない音がある。なんで?
次に英語を始めたら、「あれ?いつもより、英語らしい音が出せてる?」と気づいた。これは一体なんだろう。
ということで、今日は各言語の音に関する観察記録をシェアしたい。
英語
英語を話す時は、喉を開いて、声を低めに共鳴させるように音を出す。
風邪で声がかすれている今の自分にとっては、その「低くて、脱力したような発声」がちょうど良かったのかもしれない。
中国語
一方中国語は、そもそも全体的に音は高めだし、音の上げ下げーいわゆる「声調」が必要。
風邪をひくと、音の上げ下げなんてできなくなるから、そりゃ、中国語は話せなくなるわけだ。
以前、風邪をひかれたパートナー会社の中国語話者の方が(普段はものすごく饒舌なのに)みょーーに口下手になってたのは、だからか、と納得した。
アラビア語
アラビア語は、”ع(アイン)”のような喉の奥から出す摩擦音があり、「声を押し出す力」がかなり必要。
つまり、今日は無理だ。だから、アラビア語はテキストを軽く眺めるだけにしよう。
ヒンディー語
ヒンディー語は、破裂音や巻き舌音が多く、口の中や舌を忙しく動かす感覚が強い。
声が出ない時は、どちらもなかなか厳しい。ヒンディー語も、テキストを軽く眺めるだけにしておこう。
日本語
日本語は、口をあまり大きく開けずに、喉を締めたままでも話せてしまう。ひそひそ声でしゃべるとか。
でも、そもそも全体的に音が高い言語だし、普通にしゃべろうとすると、いつもの声ではなくて、今はガラガラ声しか出ないから「誰?」ってなっちゃう。
各言語で「音の出し方」がまったく違うことに、思うように声が出なくなって、初めて実感した。言葉は、意味だけじゃなくて、音の出し方ごと身体に染み込んでいるものなんだなぁ。いつもは無意識にやっているから、「なるほど、こういう違いがあるんだ!」と腹落ちした。こういう時じゃないとできない貴重な体験ができて、ラッキー🎶
今日、声が出なくなったことで、「いつも、自分はどういうふうに各言語を『鳴らして』いたのか?」を実感することができた。
声が出ないのも、たまには悪くないかもしれない。
・・・が、とはいえ身体が辛いので、早く治すためにも、今日は一日ゆっくり過ごそうと思う。涙。
【風邪3部作 その2】
風邪薬についても観察してみました。
【風邪3部作 その3】
さらに、「痛み」についても観察してみました。
※ 多言語観察 目次↓
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