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merukizetec
多言語観察|ひとやすみ|今、ここにいる私 / Multilingual Observation|Reflection|Here, Where I Am
【「方向」と「動き」のあいだの言葉 -おわりに】
この数日間、「方向」と「動き」のあいだの言葉を見てきた。
私たちが触れてきたのは、“動き”そのものというより、方向と動きのあいだにゆらぐ、あの微妙な感覚だった。
行く、来る。
進む、戻る。
曲がる、折れる。
渡る、越える。
立つ、座る。
会う、すれ違う。
追う、逃げる。
止まる、動く。
こうして並べてみると、どの言葉もはっきりした輪郭を持っている。
けれど実際には、その言葉の前後に漂う
気配のゆれが、いつも一緒に立ち上がっていた。
方向と動きのあいだを観察するというのは、位置や速度を測ることではなく、言葉がとらえてきた人の心の向きや、距離の感じ方にそっと触れることだったのかもしれない。
このシリーズを歩いてきたあいだ、あなたの中では、
どんな方向が生まれ、どんな動きがほどけていったんだろう。
今は、ここで少しひとやすみ。
立ち止まって振り返ってみると、私はただ、今、ここにいる。
でも、言葉の旅はまだ続いていく。
次は、「あいさつの言葉」を見ていこう。
出会うとき、別れるとき。
人と人の距離がそっと動き出す、あの最初の一言。
以前、別れの言葉である「さようなら」について、言語によるデザインの違いを見た(トルコ語、インドネシア語)。
でも今回は、いろいろなあいさつを広く見ていこう。そこに耳を澄ませてみると、これまでとは少し違う、新しい世界の輪郭が静かに立ち上がってくるのかもしれないから。
【「方向」と「動き」のあいだの言葉 -おわり】
※【あいさつの言葉】に続きます。お時間あれば、ぜひご覧ください。
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