見出し画像

ADHDの不注意は命に関わることも…青信号でも安心できないロサンゼルスの現実

ロサンゼルスでは、ちょっとした不注意が命に関わることがあります。

この街では、青信号でも、安全とは限らないからです。

ADHDの不注意が「事故リスク」につながることもある

「ADHD」と聞くと、

  • 忘れ物が多い

  • 集中力が続かない

  • 時間管理が苦手

そんなイメージを持つ人が多いかもしれません。

でも、不注意優勢型ADHDの娘を見ていて、私が怖いと感じるのは、

「ちゃんと見ていたはずなのに、危険に気づくのが一瞬遅れることがある」

そんな場面があることです。

例えば、

  • 信号が青になると、周囲を見ずに一歩出そうになる

  • 会話に夢中になると、車の動きへの意識が薄れる

  • 一つのことに集中すると、周りの変化に気づくのが遅れる

  • 「確認した」と思っていても、どこか一つ抜けていることがある

もちろん、これはすべてのADHDの子に当てはまるわけではありません。
でも、わが家ではこうした「小さなうっかり」が、日常の中で何度もありました。

普段の生活なら笑って済むことでも、道路では事故につながることがあります。

娘が思春期になってから、私は以前よりずっと、「不注意」と「安全」を意識するようになりました。

青信号でも安心できない、ロサンゼルスの現実

「近くでも歩かない」
「車に乗ったら、すぐにロック」

渡米してすぐ、アメリカ人の夫に言われた言葉です。
最初は少し大げさだと思っていました。
でも、その意味を身をもって知ることになりました。

夫の知人は、自転車通勤中に車にはねられ、20年以上意識が戻っていません。
義妹は、駐車場でバッグを奪われそうになりました。
親戚は、横断歩道でひき逃げに遭い、命を落としました。

いずれも、「治安が良い」と言われるエリアでの出来事です。

そして、この街で一番驚いたのは、
青信号でも、車が止まるとは限らないこと。

右折車がそのまま入ってくることもあります。
赤信号になっているのに、突っ切る車を見ることもあります。

日本の感覚のまま歩いていたら、本当に危ない。
ロサンゼルスで暮らすようになって、その現実を痛感しました。

不注意優勢型ADHDの娘と決めている「事故を防ぐルール」

不注意優勢型ADHDの娘と暮らす中で、わが家では道路でのルールを決めています。

青信号でも、すぐには渡らない

信号が青になっても、まず立ち止まる。
車が完全に止まったことを確認してから渡る。

ドライバーと目を合わせる

「見えているはず」ではなく、「見えていることを確認する」

これを徹底しています。

歩きながらスマホを見ない

通知が気になる年頃だからこそ、道路ではスマホをしまう。

横断歩道では、会話を止める

横断歩道では、会話も一旦ストップ。
意識を「渡ること」に集中する。

ADHDの不注意は、性格ではなく「守り方を知ること」が大切

昔の私は、
「なんでちゃんと見てないの?」
そんな言葉を、よく娘にかけていました。

でも今なら分かります。

不注意優勢型ADHDの「見落とし」は、やる気でも、性格でもありません。

脳の特性が関係していることもあります。

だからこそ必要なのは、責めることではなく、事故が起きにくい仕組みを、先に作ること。

命を守るために大切なことです。


いいなと思ったら応援しよう!