9月もオプション取引に挑戦してみる(9月満期結果確認)
先月から仕掛けていた、オプションの取引結果と来月に向けてポジション構築結果をまとめます。9月の満期日の結果と10月満期に向けてのポジション構築の計画についてになります。
現在のポジションは、
HAL(ハリバートン)でのプット売り
T(AT&T)でのプット売り
です。これを1ヶ月おきに繰り返しています。カバードコールやターゲットバイイング戦略を実際に行った場合にどうなるか、気になっている方に参考にしていただければ幸いです。
※オプション取引のポジション構築判断は自己責任でお願いします。私に起こったことは記録しますが、将来の結果までは保証できません。
オプションでやろうとしていること。
やっていることや考え方をまとめた記事
HALへのプット売りは継続。
先月の記録。新たにTのプット売りを開始
ここ最近の価格動向
私のアクションと値動きをまとめました。
<HALの価格動向と値動き>
7/18:21ドルでHALにターゲットバイイング戦略を実施。 21.39ドル
↓
8/22:満期日。引き続きターゲットバイイング戦略を継続。22.27ドル
↓
9/ 3:配当の権利確定による下げ:21.59ドル
↓
9/19:満期日 ??
HALのチャートをnoteマネーで表示してみます。
HALは22.51ドルでフィニッシュです。意外と21ドルを下回らなかったです。配当の権利落ち日に4%近く下がったのですが、翌営業日に4%上げて元に戻っています。値動きが結果的に安定している状況です。
また、配当性向は30%台で安定しています。1株あたり0.17ドルで去年からしばらく続いているため、配当性向の上がり過ぎを気にしなくて済むのが私は助かります。
<Tの価格動向と値動き>
8/22:26ドルでTにターゲットバイイング戦略を実施。 28.74ドル
↓
9/19:満期日 ??
Tのチャートをnoteマネーで表示してみます。
Tは29.01ドルでフィニッシュです。こちらはこの1ヶ月で上がり続けました。私が26ドルをプット売りの権利行使価格にしたことは、かなり保守的だったということになります。
オプション戦略と現物保有の利回り実績を比較
9月の満期日までのプレミアムの獲得状況を整理します。
<HALの場合:ターゲットバイイング>
配当落ち日は9/3を経て以下のようになりました。私は、現物を持っていなかったため、1株あたり0.17ドルを貰い損ねたことになりますが、どうだったでしょうか?
配当だけの投資利益率(ROI)
(配当 / 購入時株価) × 100
(17 / 2,100) × 100 = 0.81%
プレミアムも含めた投資利益率(ROI)
(配当 + プレミアム / 購入時株価) × 100
(0 + (54.71 + 39.70) / 2,100) × 100 = 4.50%
今のところ、配当額を上回るプレミアムをプット売り受け取れているので、かなり、利回りを上げられると言えます。
<Tの場合:ターゲットバイイング>
Tの場合はどうでしょうか?今回は配当の権利落ち日が来ておりませんが、次回の配当の権利落ち日は10/10頃でしょう。
配当だけの投資利益率(ROI)
(配当 / 購入時株価) × 100
(0 / 2,600) × 100 = 0.00%
プレミアムも含めた投資利益率(ROI)
(配当 + プレミアム / 購入時株価) × 100
(0 + 4.76 / 2,600) × 100 = 0.18%
かなり控えめな結果になりました。Tは高配当株のように扱われるので、今後はどうなるのか気になるところです。
プット売りの記録(HALの場合)
今回はこのまま10月満期日(約1ヶ月後の10/17)に向けての取引も記録します。
HALは価格が今月と同程度の水準だったので、引き続き21ドルを権利行使価格としてプット売りを実施しました。


そして取引結果です。

結果として、41ドルのプレミアムを獲得しました。手数料2.3ドルを除くと38.70ドルということになります。
指値35ドルに対して、約定価格がかなりズレているのが気になる・・・
プット売りの記録(Tの場合)
続けてTの記録です。
先月が控えめな選択だったので、今回はIVや指標(グリーク)を意識しました。詳細は後述します。
今回は、26ドルではなく、27ドルを権利行使価格にしています。




結果として、27ドルに対して、16ドルのプレミアムを獲得しました。手数料2.24ドルを除くと13.76ドルということになります。
やったこと:指標を意識してみる
先月はTのオプション取引で、正直あまり指標を気にせずプット売りをやってきました。
しかし、Tの1株あたりの四半期配当は 0.2775ドル。100株なら 27.75ドル(税引き前)。そして権利落ち日が10/10頃。このままだと、Tの獲得プレミアムが配当を下回る見込みです。
つまり、オプションで得られるプレミアムがこれを上回らないと、配当利回りに負けてしまいます。そこで今回からは、グリークなどの指標を意識して判断してみることにしました。
私がやっているのはホイール戦略(プット売り → 株を持つ → コール売りを繰り返す手法)です。そのなかで基準にしたのが、デルタとIV(インプライド・ボラティリティ)です。
デルタは「当たる確率の目安」、IVは「もらえるプレミアムの多さの目安」
と簡単に考えてください。
そして、私が仮に設定した条件は、「デルタ0.25 × IVランク30%以上」 です。
これをわかりやすく言い換えると──
デルタ0.25 → 「およそ25%の確率で権利行使される」=裏を返せば「約75%の確率で権利行使されず、プレミアムだけ獲得できる」
IVランク30%以上 → 「過去の相場に比べてプレミアムが厚い状態」=「同じデルタでも十分なオプション料が見込める」
つまり、「25%くらいの確率で権利行使されそうなオプション料を選ぶ」という風に考えるとシンプルです。
今回のTの取引(2025/10/17満期日27ドルのプット売り)を例にします。オプションチェーンの現在値、デルタ、IVの値を比較します。

今回のTでは、1カ月後の権利行使価格を 26ドルにするか27ドルにするか で悩みました。
26ドルの場合は、オプション料は0.08ドル(プレミアムは8ドル)、
27ドルの場合は、オプション料は0.17ドル(プレミアムは17ドル)です。
この場合のデルタとIVを確認すると、
26ドルの場合は、デルタは0.0865、IVは27.92%
27ドルの場合は、デルタは0.1683、IVは23.97%です。
※デルタはプットの場合はマイナス、コールの場合はプラスになるので、絶対値で見ます。

この場合は、27ドルの方がデルタの方が26ドルより大きいので、権利行使される確率が高いということになります。そのため、今回は26ドルよりは27ドルを選択しております。
ただ、正直、最も条件を満たしているのは、28ドルの場合(オプション料が0.35ドル、デルタが0.3415、IVが21.17%)なのです。配当額0.2775ドルを上回りますし。
しかし、今回はまだ保守的に27ドルにしました。プレミアムは17ドルなので、配当額には負けてしまいますが、私は指標を見ながら権利行使価格を決める練習だと思っています。
それに、配当は四半期ごとですが、プレミアムは
毎月獲得できます。この先も同程度のプレミアムになる保証はありませんが、17ドルを3回獲得すれば、51ドルになるので、配当を上回ることができる計算になります。
今後、Tの株価がどうなるかはわかりませんが、来月の株価でまた考えることになるでしょう。
参考までに、HALを扱ったときは21ドルのプット売りの指標も貼ります。


2025/10/17満期日27ドルのプット売りの場合は、
21ドルの場合は、
オプション料は0.35ドル(プレミアムは35ドル)
デルタは0.2359
IVは41.03%
22ドルの場合は、
オプション料は0.72ドル(プレミアムは72ドル)
デルタは0.3833
IVは39.18%
です。
21ドルと22ドルの場合は、21ドルの方がデルタの低さに対してIVが高いので割に合う、ということになります。(あくまで可能性が高いというだけで確実性があるわけではありません)
今後の展開:指標を使いこなす
グリークはいつか習得したいとは思っていました。今回のような判断材料に使えるように今後も見ていくつもりです。
また、これまでの私の銘柄と権利行使価格の選定基準(安い、多い、堅い)をアップデートすることになりそうです。
私のスタンスのまとめ
今後も銘柄分散の方法と権利行使価格の選定基準を磨いていこうと思います。

