オプション取引に挑戦してみた結果(3月満期編)
2025/2/18に、ウィブル証券にてプットオプションの売りを行いました。
その後の経過と、何に気をつけながら取引したかを、細かく注意点をまとめたいと思います。(基本的に経験則ばかりです)
取引の記録はこちらです。
いわゆるキャッシュ・セキュアード・プット(ターゲットバイイング)戦略です。
どういう考え方で取引したかは、こちらにまとめています。
満期日の結果
現状、相場は荒れていますが、PFE(ファイザー)は値動きは、
約定日(2/18)に25.56ドルだった所を、
満期日(3/14)で25.72ドルと逆に上げて終わりました。
権利行使価格の 23.00ドルには達せず、権利は放棄されて終わりということなります。

3/14クローズ付近の評価損益が+2.74ドルなのは、プットの現在価格が0.01×100ドルなためです。
今回は、2,300ドルの投資に対して、3.74ドルの利益を得たことになるので、単月では、利回りは0.16%ということになります。
これを1年間繰り返した場合、2,300ドルで年間44.88ドルのオプション料を稼げることになります。年間利回りは1.95%です。
ここからオプション取引で私が注意している点を書いていきます。
銘柄を選ぶポイントは安い、多い、堅い
取引編の記事でも書きましたが、私は以下の三拍子が揃った銘柄を選んでいます。それは、買いやすさ、流動性、値動きの安定性 です。私の中で端的に表現するならば、安い、多い、堅い ということになりましょうか。
まずは試しやすい価格から
お試しでの買いやすさ(安い)は、投入できる資金の規模と欲しい銘柄の株価によって決まってくるので、各自の取引規模に依る部分が大きいです。ですが、オプション取引のリスクをまだ大きくしたくない人、小さく始めたい人にとっては大事な基準です。
残りの要素は各人に当てはまると思っています。
流動性がないと約定できない
流動性(多い)がないと、そもそも約定ができません。PFE(ファイザー)のようにそれなりに出来高の多い銘柄を選ぶ必要があります。
プットにしろコールにしろ、売りものを買ってくれる人がいないと取引できないというシンプルな話です。
出来高は、銘柄の画面からオプション>オプション統計で確認できます。
下のものは投稿日とは別日に確認した出来高ですが、29.71Kとそれなりにあります。
市況にもよりますが、少ないものだと、出来高が100いかないものもあったりします。しかし、PFEの場合は十分に約定できるだけの流動性があると言えます。
今回はプットを取引しましたが、プットよりも、コールの方が割合的には多かったようです。まぁ悪くない水準ではあるでしょう。

出来高のランキングはウィブル証券のマーケット>オプションから見ることができます。ただし、単純にランキング上位のものを選べばよいかといえばそうでもない。
安定した値動きを求める
オプションの取引ランキングを見ると有名銘柄が多くあります。TSLA(テスラ),NVDA(エヌビディア),NIO(ニオ)どれも人気の銘柄ですが値動きが激しい銘柄です。

人気理由はボラティリティの高さです。キャッシュ・セキュアード・プット戦略を取る場合、権利行使価格の100倍の資金が証拠金として必要です。余裕資金が潤沢にあるならばよいですが、必要資金が読めないのは大きなマイナスです。
私の場合、値動きの安定(堅い)しそうな以下の属性がある銘柄を選定しています。
ディフェンシブセクターである(ヘルスケア、生活必需品、公益、通信)
バリュー株である(PBR1.5倍ほど)
連続増配銘柄である(10年以上は欲しい)
条件を多く満たすほど、うってつけだと思っています。
PFEの場合、
セクターはヘルスケアで ◯
PBRは1.7倍でややバリュー属性で △
連続増配年数は14年で △
と属性としては及第点です。
一発逆転の大儲けを狙うのではないので、防御力の高そうな銘柄を選ぶことがポイントだと思っています。
指値位置と満期日でリスクをコントロールする
権利行使価格は現在価格からマイナス8から10%下に指値する感覚で決めています。これは一般的にスイングトレードをする場合の損切りラインから決めました。
さらに攻めるならば指値位置はマイナス5%とかになるでしょうか。
PFEの場合、株価が25.53ドルのおよそマイナス10%付近を狙い、23ドルとしました。結果として、市場は荒れていましたが、かなり余裕がありました。
ここから、さらに高いプレミアム(オプション料)を得ようと思った場合、以下の要素を変える必要があります。
値動きの激しい銘柄を選ぶ
指値を厳しくする(-10%の下げではなく-5から8%までラインを上げる)
満期日を長くする(1ヶ月よりもっと長く)
これはオプション取引の利益の源泉が、市場の不確実性に依存する傾向があるからです。基本的に株価の不確定要素が増えるほど、プレミアムはあがるようのが一般的です。
キャッシュ・セキュアード・プット戦略の目的は着実なプレミアムの獲得にあるので、それを遂行しよう思った場合、攻めすぎないポジションを取ることが大事です。ここが自分でコントロールできる要素になります。
今回のケースですと、PFEを選ぶことで、
値動きの激しい銘柄ではない
下げはマイナス8%くらいまではOK(ただし、ちょうどいい行使価格で建玉がある場合に限る)、
満期日を長くしすぎるとそもそも建玉が少なく選べないので1から2ヶ月が限度
となるので、この戦略でもっとプレミアムを稼ごうと思った場合、指値を厳しくすることしかできなさそうです。
その他の注意点
税金計算がやや面倒です。
オプション取引は一般口座で取引することになります。そのため、自分で損益の計算する必要がございます。これは手間の面で明確にデメリットになると感じています。
調べてみる限り、どうも権利行使価格に達しなければ、雑所得として積み重なるだけですが、株価が権利行使価格に達した場合の計算が面倒くさいようです。
利回り約2%に対して、税金計算の手間を加味して重いとみるか軽いと見るかは、自分が注ぎ込める作業リソースによります。私も利益に対して手間が勝ると思った場合は、オプション取引をすることを考え直すと思います。
ウィブル証券自体も税金計算は専門家に聞けと丸投げしています。
Q.米国株指数オプション取引の税金の課税方式を教えて下さい。
A.米国個別株オプションと米国株価指数オプション取引において、オプション買建玉の反対売買による差金決済から生じた利益及び権利行使価格による差金決済から生じた利益に関する課税方法の詳細につきましては、税務署及び税理士等の専門家にお問い合わせください。
まったくユーザーフレンドリーでない・・・。
私はサクソバンク証券の手引きを参考にしました。ただ、私も専門家ではないので、どこまで参考にするかは自己責任です。
検討事項:指値の位置
私がまだわかっていない点ですが、指値は毎月更新していいのか、まだオプション取引始めたばかりで判断できていないです。
月単位のボラティリティの高さを利益の源泉とするならば、毎月の指す位置を変えるでいいと思っています。ですが、それだと株価の急落が起きない限り、永遠に株が買えない気がします。そういうものなのですかね?
今後の展望:地味に続ける
今のところ、1ヶ月おきにポジションを構築していく予定です。PFEのポジションを拡大するよりは、銘柄を増やしたいですが、なかなか安い、多い、堅いの三拍子揃った条件にハマる銘柄もなく、ほかの投資テーマ(IPO,優待クロス)に資金を回してしまっています。
派手にやらかして大損しない限りは地味に続けていくつもりです。
当面はPFEを1ヶ月先で、現在値(25.72ドル)の9から10%下の価格(23ドルから24ドルで)で指すオプションで取引することを試します。オプション取引で違うことやり始めた場合は、また記事にしたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
オプション取引に興味を持った方のために、moomoo証券への紹介リンクを置いておきます。
記事中ではウィブル証券での取引になっていますが、同様のことができます。
