妻が泣いたので、妻に給料を払った話
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先日の note で妻が仕事を辞めたことを書いた。
「僕が仕事(YouTuber)に集中できる環境にすることが、家計・家庭ともに効果的だろう」と夫婦で話してこの結論になった。
が、この一文では片付けられないドタバタ劇があったのだ。
夫婦の片方が仕事を辞めるとき、何が起きるのか。世の中に出回っていないリアルな知見を共有する。
※ 本記事は妻にも事前に確認してもらっている
擬似パワハラが妻を追い詰める
それはある日の昼食時に起こった。
我が家はふたりとも基本的に在宅ワークなので、お昼ご飯は一緒に家で食べる。Netflix を見ながら、雑談をしながらのまったりとしたご飯時間だ。
この日、僕は読みかけの本の内容について話した。『死んだら永遠に休めます』というタイトルの「パワハラ×ミステリ」本だ(なんちゅう本だ)。辛いけどめちゃくちゃ面白い内容だったので、積読チャンネルでも紹介済みだ。
「パワハラ描写がすげー細かくてさぁ。主人公は疲弊しすぎて自宅からたった10m先のゴミ捨て場に行けないのよ。」
などなど本作のパワハラ描写の秀逸さを語るものの、妻は「うん…」と歯切れが悪い。訝しんで昼飯から顔を上げると、妻の目には涙が滲んでいた。
緊急事態だ。飯食ってる場合じゃねぇ。俺のパワハラモノマネが芯を食いすぎていたのか。それとも気がつけないだけで普段からパワハラ仕草をしてしまっていて、このモノマネで許容ラインを超えてしまったのか。皿を脇にどけて「どうした」と話を聞いた。
端的にまとめると、妻は仕事でいっぱいいっぱいの状態であった。
前職の名誉のために言うが、パワハラ的なことは一切なかった。ただただ忙しかったのである。「他人に頼る」のは難しい。特に部署のみんなが忙しかったり、リモートワークという環境下であれば。妻は「集中し過ぎる」という特質もあり、スイッチが入ると食べることを忘れて仕事をしてしまったりもする。
なのである程度はその大変さを想像していたし、おたがいに気遣って家庭運用をしていた。とはいえ、小説の「仕事が辛すぎて終わっちゃってる描写」を聞いて涙が浮かぶほど追い詰められているとは知らなかった。己の不明を恥じるばかりである。
今日まで気がつけなかったことを詫びつつ、「もう仕事はやめよう」と伝えた。これはこの先ずっと働かなくていい、というわけじゃない。仕事は単に金稼ぎの場合もあるし、自己実現に繋がっている場合もあるし、だいたいはその両方だったりする。
ただ、自分の中の揺るがない持論として「忙しい状況で未来のことなんて考えられるかよ!」がある。まずは休め。いいから休め。効率化だのモチベアップだのほざく前に寝ろ。健康と活力こそが常に優先順位の一番なのである。少なくとも半年は仕事をしないでのんびりする、これを絶対条件とした。
詳細を書き過ぎると長くなるので割愛するが、妻ともじっくり話して「仕事を辞めよう!」という結論になったので安心されたい。「貴様、妻のキャリア断絶の重さが分かっとらんのか!」てコメントがちらほら来たりするのだが、僕はこの世界の誰よりもトータルの妻の幸せを願い、かつ話し合ってる人間なので安心されたい。世界には書ききれないことが多過ぎるのだ。OK?大丈夫?じゃあ進めるよ。
妻はすぐに辞めるのは同僚に申し訳ない、と言うのだが僕は知ったこっちゃない。部署の人を不幸にしたいわけではないが、妻の方が大事なので許してもらうしかない。また、辞めるったって明日からいなくなるわけじゃない。退職までの間に最適な組織形態を考えるのは会社の役目だ。
お金のことも心配しなくていい。いや、正直に言うとそんなに余裕があるわけじゃないのだが、こういう時のために貯金は存在する。使わない金に意味はない。よし、あとは上司に退職の旨を伝えるだけだ!
しかし、話はそう簡単ではなかった。
想定していなかった大きな問題が立ち塞がったのだ。
それに気づいたのは数日後。
奇しくも、自分が運営している「積読チャンネル」のある動画がきっかけだった。
それがこちらの動画である ↓
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