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ヘブル語併記:ヨブ記文語訳(12)


ヘブル語併記:ヨブ記文語訳(12)

v1.2

1.翻訳ポリシー

本翻訳は、ヨブ記が持つ根源的な魂の苦悩と神への叫びを、日本の古典文語の格調とリズムをもつて再構築する試みです。逐語訳の枠を超え、神に対する人間の訴への凄まじさを、厳粛かつ重厚な芸術的文語表現へと昇華させることを目指してゐます。

翻訳における主要な方針は以下の通りです。

文体の純化と力強さ: 装飾的な表現や現代的な助詞を極力削ぎ落とし、古代の詩歌が有する律動感を再現しました。ヨブの激しい感情の吐露と、不条理に対する疑念が、削ぎ落とされた言葉によつて際立つやう努めてゐます。

擬古文の様式美: 日本の古典文学に見られる重厚な表現を基調とし、読者が深い精神性に触れ得るやう配慮しました。通俗的な言ひ回しを排し、高い緊張感を伴ふ文体を維持してゐます。

神との絶対的対峙の表現: 敬語や謙譲語を極力排除することにより、苦難の淵にある一人の人間が、絶対的な存在である神に対して赤裸々に迫る姿を、生々しくかつ荘厳に描写してゐます。

【制作背景について】

本翻訳は、明確な芸術的意図のもと、AIとの協働を通じて生成および編纂された独自の文語訳です。パブリックドメインである聖書原典を基礎としつつ、新たな文学的価値を吹き込むことを目的としてゐます。研究、教育、個人の思索など非営利の範囲内において、広く引用され共有されることを歓迎いたします。ただし、本訳における人間の編集・構成・文体設計部分についての意図的な改変や、営利目的での無断使用は固くお断りいたします。

2.註解

本訳は、ヘブル語原典の詩的構造と神学的な問ひかけを、日本の古典文語の様式に落とし込むことで、ヨブ記の持つ重層的な意味を浮き彫りにするものである。

我が手は我が呻きの上に重し(23:2):
マソラ本文に基づき我が手と訳出。自らの呻きを抑へようとしても、神からの圧迫を思はせるほどの重圧のゆゑに抑へきれない状況、あるいは自らの手が重く垂れ下がるほどの極限の苦痛を表現してゐる。

御座に至るを得ばや(23:3):
ヨブが自身の正当性を証明するため、神と直接対峙し、裁判の場において論争したいといふ強烈な渇望を示す表現。彼の苦難が罪によるものではないといふ確信がここに極まつてゐる。

神は一として変はらず(23:13):
神の絶対的主権と一貫性、そして人間の無力さの対比。ヨブは神の決定が不可逆であり翻意しないことを知つてをり、その絶対的な力の前で自らの訴へが空回りするのではないかといふ恐れを抱いてゐる。

光に背く者(24:13):
悪事を行ふ者たちの比喩。神の秩序である光を退け、暗闇を好む者たちの生態が描かれる。彼らは盗みや姦淫、殺人を夜陰に乗じて行ふ。

死の陰(24:17):
原語はツァルマーヴェト。極度の暗闇や恐怖を象徴する。悪人たちにとつては、悪事が露見する朝の光こそが、死の陰のやうに恐ろしいものであるといふ逆転の論理が語られてゐる。

陰府(24:19):
原語はシェオル。古代ヘブルにおける死者の領域。雪解け水が熱によつて速やかに消え去るやうに、罪ある者たちもまた陰府へと忽然と飲み込まれることが示唆されてゐる。

御力によりて強き者を引きゆき(24:22):
悪人が力を振るふ状況において、神が主語として彼らを長引かせてゐるとも、悪人自身が他者を引きずり込んでゐるとも読める難解な箇所である。本訳では文語の余韻を活かし主語をやや曖昧に保ちつつ、根底にある神の主権を意識させる形をとつてゐる。

3.ヘブル語併記文語訳

ヨブ記 第二十三章

23:1 ヨブ答へて曰く、
וַיַּעַן אִיּוֹב וַיֹּאמַר׃
ヴァッヤアン イーヨヴ ヴァッヨーマル。
ヨブは答へた/そして言つた。

23:2 今日もまた我が嘆きは反逆と見做さる。我が手は我が呻きの上に重し。
גַּם־הַיּוֹם מְרִי שִׂחִי יָדִי כָּבְדָה עַל־אַנְחָתִי׃
ガム ハッヨーム メリー シーヒー ヤーディー カーヴェダー アル アンハーティー。
今日もまた/反逆である/私の嘆きは/私の手は/重い/私の呻きの上に。

23:3 願はくは我、何処にて神を見出さんかを知り、其の御座に至るを得ばや。
מִי־יִתֵּן יָדַעְתִּי וְאֶמְצָאֵהוּ אָבוֹא עַד־תְּכוּנָתוֹ׃
ミー イッテン ヤーダアティー ヴェエムツָエーフー アーヴォー アド テフーナートー。
誰が与へるか/私が知り/そして彼を見出すことを/私は行きたい/彼の御座まで。

23:4 我其の御前に訴へを陳べ、我が口に弁論を満たさん。
אֶעֶרְכָה לְפָנָיו מִשְׁפָּט וּפִי אֲמַלֵּא תּוֹכָחוֹת׃
エエルハー レファーナーヴ ミシュパート ウーフィー アマッレー トーハーホート。
私は並べたい/彼の前に/訴へを/そして私の口を/私は満たしたい/弁論で。

23:5 我は神の我に答ふる言葉を知り、我に語ることを悟らん。
אֵדְעָה מִלִּים יַעֲנֵנִי וְאָבִינָה מַה־יֹּאמַר לִי׃
エーデアー ミッリーム ヤアネーニー ヴェアーヴィーナー マ ヨーマル リー。
私は知りたい/言葉を/彼が私に答へる/そして悟りたい/何を/彼が言ふか/私に。

23:6 神は大いなる力を以て我と争ひたまふや。否、神は我に御心を留めたまはん。
הַבְּרָב־כֹּחַ יָרִיב עִמָּדִי לֹא אַךְ־הוּא יָשִׂם בִּי׃
ハッベロヴ コーアッハ ヤリーヴ インマーディー ロー アフ フー ヤーシーム ビー。
大いなる力で/彼は争ふだらうか/私と/いや/ただ彼自身が/注意を向けるだらう/私に。

23:7 其処には正しき者、神と論じ合ふことを得ん。我は我が裁き主より永久に逃れん。
שָׁם יָשָׁר נוֹכָח עִמּוֹ וַאֲפַלְּטָה לָנֶצַח מִשֹּׁפְטִי׃
シャーム ヤーシャール ノーハッハ インモー ヴァアファッレター ラーネツァッハ ミッショフェティー。
そこで/正しい者が/論じ合ふだらう/彼と/そして私は逃れるだらう/永遠に/私の裁き主から。

23:8 視よ、我前に進めども神いまさず、後に退けども其の御姿を認めず。
הֵן קֶדֶם אֶהֱלֹךְ וְאֵינֶנּוּ וְאָחוֹר וְלֹא־אָבִין לוֹ׃
ヘーン ケデム エヘローフ ヴェエーネンヌー ヴェアーホール ヴェロー アーヴィーン ロー。
見よ/前に/私は行く/しかし彼はゐない/そして後ろに/しかし私は悟らない/彼を。

23:9 左にて御業をなしたまふとも我之を見ず、右に身を隠したまへば我之を拝せず。
שְׂמֹאול בַּעֲשֹׂתוֹ וְלֹא־אָחַז יַעְטֹף יָמִין וְלֹא אֶרְאֶה׃
セモール バアソートー ヴェロー アハズ ヤアトーフ ヤーミーン ヴェロー エルエ。
左で/彼が事を行ふとき/しかし私は捕らへられない/彼が隠れる/右に/しかし私は見ない。

23:10 然れど神は我が歩む道を知りたまふ。神我を試みたまはば、我金のごとくに出でん。
כִּי־יָדַע דֶּרֶךְ עִמָּדִי בְּחָנַנִי כַּזָּהָב אֵצֵא׃
キー ヤーダ デレフ インマーディー ベハーナニー カッザーハーヴ エーツェー。
なぜなら/彼は知つてゐる/道を/私と共にある/彼が私を試せば/金のやうに/私は出るだらう。

23:11 我が足は神の歩みに固く付き、其の道を守りて偏らず。
בַּאֲשֻׁרוֹ אָחֲזָה רַגְלִי דַּרְכּוֹ שָׁמַרְתִּי וְלֹא־אַט׃
バアシュロー アーハザー ラグリー ダルコー シャーマルティー ヴェロー アト。
彼の歩みに/固くついた/私の足は/彼の道を/私は守つた/そして逸れなかつた。

23:12 我其の唇の戒めを離れず、其の口の言葉を我が定めの糧よりも蓄へたり。
מִצְוַת שְׂפָתָיו וְלֹא אָמִישׁ מֵחֻקִּי צָפַנְתִּי אִמְרֵי־פִיו׃
ミツヴァト セファーターヴ ヴェロー アーミーシュ メフッキー ツァーファンティー イムレー フィーヴ。
戒めから/彼の唇の/私は離れなかつた/私の定めよりも/私は蓄へた/彼の口の言葉を。

23:13 然れど神は一として変はらず、誰か之を翻し得ん。神の御心の欲する所、之を行ふなり。
וְהוּא בְאֶחָד וּמִי יְשִׁיבֶנּוּ וְנַפְשׁוֹ אִוְּתָה וַיָּעַשׂ׃
ヴェフー ベエハード ウーミー イェシーヴェンヌー ヴェナフショー イッヴェター ヴァッヤーアス。
しかし彼は/一として変はらず/誰が/彼を翻せるか/彼の魂が/欲したことを/彼は行ふ。

23:14 神は我に定めたる事を成し遂げたまはん。斯かる事、神の許に多し。
כִּי יַשְׁלִים חֻקִּי וְכָהֵנָּה רַבּוֹת עִמּוֹ׃
キー ヤシュリーム フッキー ヴェハーヘーンナー ラッボート インモー。
なぜなら/彼は成し遂げる/私への定めを/そしてこのやうな事が/多くある/彼と共に。

23:15 故に我其の御前に行き悩み、之を思ひて神を畏る。
עַל־כֵּן מִפָּנָיו אֶבָּהֵל אֶתְבּוֹנֵן וְאֶפְחַד מִמֶּנּוּ׃
アル ケン ミッパナーヴ エッバーヘール エトボーネン ヴェエフハド ミンメンヌー。
それゆゑ/彼の御前で/私は恐れおののく/私は考へ/そして彼を恐れる。

23:16 神は我が心を弱くし、全能者は我を恐れしめたまふ。
וְאֵל הֵרַךְ לִבִּי וְשַׁדַּי הִבְהִילָנִי׃
ヴェエール ヘーラフ リッビー ヴェシャッダイ ヒヴヒーラーニー。
なぜなら神が/弱くした/私の心を/そして全能者が/私を恐れさせたからだ。

23:17 我は闇の前に断ち滅ぼされず、暗黒の我が顔を覆ひし故にも非ず。
כִּי־לֹא נִצְמַתִּי מִפְּנֵי־חֹשֶׁךְ וּמִפָּנַי כִּסָּה־אֹפֶל׃
キー ロー ニツマッティー ミッペネー ホーシェフ ウーミッパナイ キッサー オフェル。
なぜなら/私は断ち切られなかつた/闇の前で/そして私の顔から/彼が覆つたからではない/暗黒を。

ヨブ記 第二十四章

24:1 何故全能者によりて時節は隠されざるや。何故神を知る者は其の日を見ざるや。
מַדּוּעַ מִשַּׁדַּי לֹא־נִצְפְּנוּ עִתִּים וְיֹדְעָיו לֹא־חָזוּ יָמָיו׃
マッドゥーア ミッシャッダイ ロー ニツペヌー イッティーム ヴェヨーデアーヴ ロー ハーズー ヤーマーヴ。
なぜ/全能者によつて/隠されてゐないのか/時が/そして彼を知る者たちが/見ないのか/彼の日を。

24:2 人は地境を移し、群れを奪ひて之を養ひ、
גְּבֻלוֹת יַשִּׂיגוּ עֵדֶר גָּזְלוּ וַיִּרְעוּ׃
ゲヴルート ヤッシーグー エーデル ガーズルー ヴァッイルウー。
地境を/彼らは移す/群れを/彼らは奪ふ/そして飼ふ。

24:3 孤児の驢馬を駆り去り、寡婦の牛を質に取る。
חֲמוֹר יְתוֹמִים יִנְהָגוּ יַחְבְּלוּ שׁוֹר אַלְמָנָה׃
ハモール イェトーミーム インハーグー ヤフベルー ショール アルマーナー。
ろばを/孤児たちの/彼らは駆り去る/彼らは質に取る/牛を/やもめの。

24:4 貧しき者を道より押し退け、地の乏しき者は共に隠る。
יַטּוּ אֶבְיוֹנִים מִדָּרֶךְ יַחַד חֻבְּאוּ עֲנִיֵּי אָרֶץ׃
ヤットゥー エヴヨーニーム ミッダレフ ヤハド フッベウー アニッイェー アレツ。
彼らは押し退ける/貧しい者たちを/道から/共に/隠れる/貧しい者たちが/地の。

24:5 視よ、彼等は野の野驢馬のごとくに出でて己が業に就き、食を求めて荒野を漁り、其の子らの為に糧を得。
הֵן פְּרָאִים בַּמִּדְבָּר יָצְאוּ בְּפָעֳלָם מְשַׁחֲרֵי לַטָּרֶף עֲרָבָה לוֹ לֶחֶם לַנְּעָרִים׃
ヘーン ペラーイーム バンミドバール ヤーツェウー ベフォオラーム メシャハレー ラッターレフ アラーヴァー ロー レヘム ランネアーリーム。
見よ/野ろばのやうに/荒野で/彼らは出る/彼らの業に/探し求めながら/獲物を/荒れ地が/彼に/糧を(与へる)/子らのための。

24:6 彼等は野にて己が草を刈り、悪人の葡萄園にて拾ひ集む。
בַּשָּׂדֶה בְּלִילוֹ יִקְצֹרוּ וְכֶרֶם רָשָׁע יְלַקֵּשׁוּ׃
バッサーデー ベリーロー イクツォールー ヴェヘレム ラーシャー イェラッケーシュー。
野で/彼らの飼料を/彼らは刈る/そして葡萄園で/悪人の/彼らは拾ひ集める。

24:7 彼等は衣なくして夜を明かし、寒き時にも覆ひなし。
עָרוֹם יָלִינוּ מִבְּלִי לְבוּשׁ וְאֵין כְּסוּת בַּקָּרָה׃
アローム ヤーリーヌー ミッブリー レヴーシュ ヴェエーン ケスート バッカーラー。
裸で/彼らは夜を明かす/衣服なしに/そして覆ひがない/寒さの中で。

24:8 山の雨に濡れ、避け所なくして岩を抱く。
מִזֶּרֶם הָרִים יִרְטָבוּ וּמִבְּלִי מַחְסֶה חִבְּקוּ־צוּר׃
ミッゼレム ハーリーム イルターヴー ウーミッブリー マフセー ヒッベクー ツール。
大雨に/山々の/彼らは濡れる/そして避難所がないために/彼らは抱く/岩を。

24:9 人は孤児を乳房より引き離し、貧しき者の着物を質に取る。
יִגְזְלוּ מִשֹּׁד יָתוֹם וְעַל־עָנִי יַחְבֹּלוּ׃
イグゼルー ミッショド ヤートーム ヴェアル アーニー ヤフボールー。
彼らは引き離す/乳房から/孤児を/そして貧しい者に対して/質を取る。

24:10 彼等は衣なくして裸にて歩み、飢ゑつつ穂を運ぶ。
עָרוֹם הִלְּכוּ בְּלִי לְבוּשׁ וּרְעֵבִים נָשְׂאוּ עֹמֶר׃
アローム ヒッレフー ベリー レヴーシュ ウールエーヴィーム ナーセウー オメル。
裸で/彼らは歩く/衣服なしに/そして飢ゑながら/彼らは運ぶ/束を。

24:11 彼等の壁の間にて油を絞り、酒船を踏めども渇きに苦しむ。
בֵּין־שׁוּרֹתָם יַצְהִירוּ יְקָבִים דָּרְכוּ וַיִּצְמָאוּ׃
ベーン シューローたーム ヤツヒールー イェカーヴィーム ダールフー ヴァッイツマーウー。
壁の間で/彼らは油を搾る/酒ぶねを/彼らは踏む/そして渇く。

24:12 城郭の内にて人々は呻き、傷つきたる者の魂は叫ぶ。然れど神は其の不義を咎めたまはず。
מֵעִיר מְתִים יִנְאָקוּ וְנֶפֶשׁ־חֲלָלִים תְּשַׁוֵּעַ וֶאֱלוֹהַּ לֹא־יָשִׂים תִּפְלָה׃
メイール メティーム インアークー ヴェネフェシュ ハラーリーム テシャッヴェーア ヴェエローア ロー ヤーシーム ティフラー。
町から/人々が/呻く/そして魂が/傷つけられた者の/叫ぶ/しかし神は/ない/見なさない/不義と。

24:13 彼等は光に背く者となり、其の道を知らず、其の道筋に留まらず。
הֵמָּה הָיוּ בְּמֹרְדֵי־אוֹר לֹא־הִכִּירוּ דְרָכָיו וְלֹא יָשְׁבוּ בִּנְתִיבֹתָיו׃
ヘーンマー ハーユー ベモルデー オール ロー ヒッキールー デラーハーヴ ヴェロー ヤーシェヴー ビンティーヴォーターヴ。
彼らは/ゐる/光に背く者の中に/彼らは知らない/その道を/そして留まらない/その道筋に。

24:14 人を殺す者は夜明けに起き、貧しき者と乏しき者を殺し、夜には盗人のごとくになる。
לָאוֹר יָקוּם רוֹצֵחַ יִקְטָל־עָנִי וְאֶבְיוֹן וּבַלַּיְלָה יְהִי כַגַּנָּב׃
ラーオール ヤークーム ローツֵーアッハ イクトール アーニー ヴェエヴヨーン ウーヴァッラーイラー イェヒー ハッガンナーヴ。
光(夜明け)に/起きる/人殺しは/彼は殺す/貧しい者と/乏しい者を/そして夜には/彼はなる/盗人のやうに。

24:15 姦淫する者の目も暮れ方を待ち、我が顔を見る者なしと言ひて、顔を覆ふ。
וְעֵין נֹאֵף שָׁמְרָה נֶשֶׁף לֵאמֹר לֹא־תְשׁוּרֵנִי עָיִן וְסֵתֶר פָּנִים יָשִׂים׃
ヴェエーン ノーエーフ シャームラー ネシェフ レーモール ロー テシューレーニー アーイン ヴェセーテル パーニーム ヤーシーム。
そして目は/姦淫する者の/待つ/夕暮れを/言つて/見ないだらう/目が/そして覆ひを/顔に/彼は置く。

24:16 暗き時に家を穿ち、昼は己を閉じ込めて光を知らず。
חָתַר בַּחֹשֶׁךְ בָּתִּים יוֹמָם חִתְּמוּ־לָמוֹ לֹא־יָדְעוּ אוֹר׃
ハータル バッホーシェフ バッティーム ヨーマーム ヒッテムー ラーモー ロー ヤーデウー オール。
彼は穿つ/闇に/家々を/昼には/彼らは自分たちを閉じ込める/彼らは知らない/光を。

24:17 彼等には朝も死の陰のごとし。死の陰の恐ろしきを知ればなり。
כִּי יַחְדָּו בֹּקֶר לָמוֹ צַלְמָוֶת כִּי־יַכִּיר בַּלְהוֹת צַלְמָוֶת׃
キー ヤフダーヴ ボケル ラーモー ツァルマーヴェト キー ヤッキール バルホート ツァルマーヴェト。
なぜなら/共に/朝が/彼らにとつて/死の陰だからだ/なぜなら/彼らは知つてゐる/恐ろしさを/死の陰の。

24:18 彼等は水の面を速やかに流れ去り、其の受くる地は呪はれ、もはや葡萄園の道へ赴かず。
קַל־הוּא עַל־פְּנֵי־מַיִם תְּקֻלַּל חֶלְקָתָם בָּאָרֶץ לֹא־יִפְנֶה דֶּרֶךְ כְּרָמִים׃
カル フー アル ペネー マイム テクッラル ヘルカーたーム バーアレツ ロー イフネー デレフ ケラーミーム。
速い/彼は/水面に/呪はれる/彼らの分け前は/地で/彼は向かわない/道を/葡萄園の。

24:19 旱魃と暑熱は雪解けの水を奪ひ、陰府もまた罪を犯せし者を奪はん。
צִיָּה גַם־חֹם יִגְזְלוּ מֵימֵי־שֶׁלֶג שְׁאוֹל חָטָאוּ׃
ツィッヤー ガム ホーム イグゼルー メーメー シェレグ シェオール ハーターウー。
干ばつと/熱が/奪ひ去る/雪の水を/陰府が/罪を犯した者を。

24:20 胎は彼を忘れ、蛆は彼を甘く食らひ、彼はもはや記憶されず、不義は木のごとくに折られん。
יִשְׁכָּחֵהוּ רֶחֶם מְתָקוֹ רִמָּה עוֹד לֹא־יִזָּכֵר וַתִּשָּׁבֵר כָּעֵץ עַוְלָה׃
イシュカーヘーフー レヘム メターコー リンマー オード ロー イッザーヘール ヴァッティッシャーヴェール カーエーツ アヴラー。
忘れる/彼を/胎が/甘く食らふ/蛆が/もはや/記憶されない/そして折られる/木のやうに/不義は。

24:21 彼は孕まざる石女を虐げ、寡婦に善を為さず。
רֹעֶה עֲקָרָה לֹא תֵלֵד וְאַלְמָנָה לֹא יְיֵיטִיב׃
ローエー アカーラー ロー テーレド ヴェアルマーナー ロー イェイェーティーヴ。
彼は虐げる/石女を/産まない/そしてやもめに/善を行はない。

24:22 然れど御力によりて強き者を引きゆき、彼等は立ち上がるも命の頼みなし。
וּמָשַׁךְ אַבִּירִים בְּכֹחוֹ יָקוּם וְלֹא־יַאֲמִין בַּחַיִּים׃
ウーマーシャッフ アッビーリーム ベホーホー ヤークーム ヴェロー ヤアミーン バッハッイーム。
そして引きゆく/力ある者たちを/その力で/彼らは立ち上がる/しかし信じられない/命を。

24:23 彼等に安らぎ与へられて頼むとも、神の目は彼等の道の上にあり。
יִתֶּן־לוֹ לָבֶטַח וְיִשָּׁעֵן וְעֵינֵיהוּ עַל־דַּרְכֵיהֶם׃
イッテン ロー ラーヴェタッハ ヴェイッシャーエーン ヴェエーネーフー アル ダルヘーヘム。
与へられる/彼に/安全が/そして彼は頼る/しかし神の目は/彼らの道の上にある。

24:24 彼等は暫く高められて失せ、低くされて総ての者のごとくに閉じ込められ、麦の穂先のごとくに切り取らる。
רוֹמּוּ מְּעַט וְאֵינֶנּוּ וְהֻמְּכוּ כַּכֹּל יִקָּפְצוּן וּכְרֹאשׁ שִׁבֹּלֶת יִמָּלוּ׃
ローンムー メアト ヴェエーネンヌー ヴェフンメフー カッコール イッカーフェツーン ウーヘローシュ シッボレト インマールー。
彼らは高められる/少しの間/そして消え失せる/そして低くされる/すべての者のやうに/閉じ込められる/そして穂先のやうに/切り取られる。

24:25 若し然らずば、誰か我を偽り者とし、我が言葉を空しきものとせんや。
וְאִם־לֹא אֵפוֹ מִי יַכְזִיבֵנִי וְיָשֵׂם לְאַל מִלָּתִי׃
ヴェイム ロー エーフォー ミー ヤハズィーヴェーニー ヴェヤーセーム レアル ミッラーティー。
そしてもし/さうでないなら/誰が/私を嘘つきとするか/そして無にするか/私の言葉を。

4.ヘブル語単語集

以下に、ヨブ記第23章および第24章において複数回登場する頻出語彙、並びに「死の陰」「陰府」等の重要なキーワードを網羅して記載する。

צַלְמָוֶת (ツァルマーヴェト) : 死の陰、深い闇。(重要キーワード)

שְׁאוֹל (シェオル) : 陰府、死者の領域。(重要キーワード)

אֱלוֹהַּ (エローア) / אֵל (エール) : 神。

שַׁדַּי (シャッダイ) : 全能者。

אִיּוֹב (イーヨヴ) : ヨブ。(重要キーワード)

דֶּרֶךְ (デレフ) : 道、道筋。

אוֹר (オール) : 光。

חֹשֶׁךְ (ホーシェフ) : 闇。

בֹּקֶר (ヴォケル) : 朝。

לַיְלָה (ラーイラー) : 夜。

פָּנִים (パーニーム) : 顔、御前。

דָּבָר (ダーヴァール) / מִלָּה (ミッラー) : 言葉。

רָאָה (ラーアー) : 見る。

עָשָׂה (アーサー) : 行ふ、造る。

רָשָׁע (ラーシャー) : 悪人。

עָנִי (アーニー) : 貧しい者。

אֶבְיוֹן (エヴヨーン) : 乏しい者。

יָתוֹם (ヤートーム) : 孤児。

אַלְמָנָה (アルマーナー) : 寡婦、やもめ。

יָדַע (ヤーダ) : 知る。

שָׂם (サーム) : 置く、見做す。

קוּם (クーム) : 起きる、立ち上がる。

מַיִם (マイム) : 水。

אָרֶץ (アレツ) : 地。

עַיִן (アイン) : 目。

אָבַד (アーヴァド) / כָּלָה (カーラー) : 滅びる、消え失せる。

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