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現代語俳句集『都市風詠 3』〜俳句の現代化等の模索5〜 30句

俳句の作品集です。

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

「現代語・現代仮名遣い」「現代的切れ字」
を基本にして詠んでいます。

今回は前回に引き続き、

◇都市風詠=都市の風景を詠むこと

をテーマに現代語の作品をまとめました。


2025年10月から、

「俳句」と「俳詩」の2つに取り組みを分けたため、俳句のほうでは現代語を用いて「575の型・季語・切れ」をはじめ、基礎・基本に立ち返って作品をまとめています。

楽しんでご覧いただければ幸いです。


『都市風詠3』
〜現代語俳句集〜


「冬曙」

ふえてゆく灯よ月曜の冬あけぼの


かつかつと靴鳴れば街木枯らしよ


勝者にも雪をあおがすマラソンが


灯みな雪傘にうんめいふりつづく


ふゆの夜よ灯のかがみ張り美術館


テーマ∶都市風詠 ①


「船」

都市として湾行く船よふゆのつき


路地の奥沈み浮かんで柚子の湯に


なべ敷きよポトフもふゆの風物詩


あかともす信号機ごとふゆめくか


国旗社旗寒ければよくはためくよ


テーマ:都市風詠 ②


「白息」

訃よ霜の車窓がたごとがたごとと


乗降客たがいちがいのしらいきよ


数え日の灯に揺れやまず吊り革が


自転車の前後に幼児ふゆあたたか


航跡よゆきにとおのく灯の三津浜


テーマ∶乗物と写生


「鯛焼き」

たい焼きよ来た道を味わってゆく


診断書得た手よマスク吐き吸って


熱燗よじぶんさえ変わりゆく世の


バス降りて町をくもらすしら息が


腕組みを解かずその背も年のくれ


テーマ∶生活と冬


「街」

ふゆの日よ県庁までもいろ褪せて


木金と過ぎ行くかぜの木の葉まで


ホットコーヒー五十年目の街の景


ふゆのつき一草庵灯をともさずに


雪おどらす灯のフジグラン松山が


テーマ∶都市風詠 ③


「年末」

ミルク入れ寒夕焼よティーカップ


渋滞も寒夜のイルミネーションか


運転席さいげつは灯よとしのくれ


行く人もわずかばかりの年の瀬か


更けゆくか路地灯りごと年越蕎麦


テーマ∶都市風詠 ④


次回につづく


▽前回までの作品集▽

『現代俳句 作品集 〜700句〜』


『都市風詠』
現代語俳句集


『都市風詠2』
現代語俳句集


『夏の総集編』
現代俳句集
テーマ別作品集 200句


『秋の総集編』
現代俳句集
テーマ別作品集 200句


◯詠んでみた感想

現代俳句集のシリーズでは個人的に、

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。 


今回は前回に引き続き、

◇都市風詠=都市の風景を詠むこと

をテーマに現代語の作品をまとめました。

この試みは、

・花鳥諷詠
・客観写生
・人間探求

など俳句の伝統的な理念や思想を尊重、重視、基本としつつ、それらを応用して、

現在の都市風景の美や暮らしの真を、俳句で写生・風詠することを目的としています。

今後も少しずつ取り組んでいきたいと思います。


2025年10月から、

「俳句」と「俳詩」の2つに取り組みを分けたため、個人的に、

俳句のほうでは現代語を用いて「575の型・季語・切れ」をはじめ、基礎・基本に立ち返って作品を詠んでいます。

一方、俳詩のほうでは、俳句を母体として「575の型」「季語」等や「現代語」で、より自由な表現や詩情、工夫、挑戦などを探り行っています。


今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

・現代語、現代仮名遣いの読みやすさ
・タイトル、作品、テーマの重層性
・各テーマごとに深みを探る挑戦
・各作品ごとの驚き、余韻、季感等
・現代的、伝統的、双方のよさを活かす

・現代的な主題について探る挑戦
・俳句の伝統的な理念、思想、技法等

など。


「現代語・現代仮名遣い」「現代的切れ字」
を基本にして詠んでいます。

また小説、詩、短歌などと同様に、主に「現代の書き言葉」表現をメインに詠んでいます。

「現代の話し言葉」表現の作品も適宜詠みこんでいます。

俳句作品について、

「現代語・現代仮名遣い」「現代的切れ字」
を基本にして詠むことで、

様々な現代的主題、社会性、批評性などだけでなく、

さび、軽み、写生、花鳥諷詠等々の作品もごく自然に詠めることが実作を通じてわかってきました。


◯文語・口語の大まかな図

下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です

◇文語俳句ー文語体ー古典語ー古い時代の文体

◇口語俳句ー口語体ー現代語ー書き言葉
           ∟ーー話し言葉

◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い

より詳しく細かいことは、書籍・ネット等でしらべてみてください


◯使用している切れ字について

下記は
現代的な切れ字の候補についての記事です

「現代切れ字 十八字(候補)」
よ・か・ぞ・と・に・へ・せ・で・まで
ず・れ・け・た・が・て・は・な・こそ

これらは「現代の言葉」で俳句を詠む際に切れ字のような役割を果たす語はないのか、

「間」を生み出すために必要な「句を区切るための語」が現代の語にはないのかを探ったものです


◯俳詩の探究

俳詩として、俳句の基本を母体に
より深い「詩性」「思想性」等も探っています


◯俳句の目標

下記について、毎日の投稿などで
月日をかけて探っていければと思っています

「表現の新と万象の真」「驚きと感動の詩」

「一新一真」「都市詠の探求」「一句新世界」 

「ものごとの花」「沈黙の美」「内的宇宙」

「三物一句」「風情の継承」「平明深遠の詩」


◯現在の主な活動内容

現代語・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして俳句を詠んでいます

① 現代俳句
俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています

② 多文体俳句
俳句の「使用文体の拡張」
について実作とともに探究しています

③ 俳詩
俳詩として、俳句の基本を母体に
「詩性」「思想性」なども探っています

④ AI共作俳句
生成AIを「制作助手」とした
俳句集づくりについて探究しています


個人的な
俳句の探究を楽しんでいます


*作品は既発表句です

*俳句解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください

*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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