見出し画像

たった2つの方法で、あなたの写真は劇的に垢抜けするのだ。

デザイナーさんがよく言う。

「デザインは引き算だと」

初心者のうちは、あれこれ出来るのが楽しくてどんどん足していってしまう。それにより伝えたい事の本質を見失う。

そういう事だと思う。

特に日本は「余白」を大切にする文化を持った民族なので、より顕著に出るのではないだろうか。と思っていたりする。

そしてこれは写真にも共通する。

あれもこれも入れた写真は、情報過多でどこを見たら良いのか分からない写真になってしまう。感じる中心点がどこか曖昧になってしまう。そして中途半端な、画質が良いだけの写真になってしまう。

今日のnoteは、写真を垢抜けさせたい人必見の一記事。




情報の足し算を打開する2つの方法

方法はとてもシンプル。

① 引き算する大胆さと勇気を持つ
② 何を見ているのか自覚する

これだけです。
これが出来れば写真がびっくりするほど垢抜ける。

① あえて全体を写さない勇気を持つ

個人的な好みも大いにあると思いますが、様々な写真家さんや好きだなと思う写真を集めてみると、どの写真も大胆にトリミングをした写真が多いです。

人物写真が本業ですので、人物で例をあげますが風景写真でも通じます。

唇のアップ、横顔の切り方、そこでトリミングしてなぜ画として成立するんだ・・と思う事が多々あり、そのたびに「ここで切る勇気ないな・・すげぇな」と思います。

これが撮れた(見えた)時は嬉しかった


僕が目標としている写真家さんで、東京祐さんという方がいます。トップフォトグラファーなので知っている人も多いではないでしょうか。

東さんの作品で「人色」という連載があります。終了してしまったようで少し寂しいです・・・桜田ひよりちゃんを撮影している回があるのですが、びっくらこきました。

1枚で見せないという前提かもしれません。組み写真だからこそより活かされる部分もあると思います。撮影時にどこまで計算していたか測りかねますが、この切り撮り方が出来る人ってほとんどいないんじゃないでしょうか。

スクショで一部お借りします。

引用: https://hito-iro.jp/sakurada-hiyori/#index
引用: https://hito-iro.jp/sakurada-hiyori/#index
引用: https://hito-iro.jp/sakurada-hiyori/#index
引用: https://hito-iro.jp/sakurada-hiyori/#index

ひえぇぇぇぇ、おそれおののく。

撮れそうじゃないですか?やってみてください。これ本当撮れないから。


普通なら(主語が大きいかもしれない)、お顔全体を写したいし背景まで込みで考えると思います。もちろんそういう写真もある中での1カットなのですが、それにしてもここまでミニマルに撮影できるのがすごい。

おそらくですが、元データは普通にお顔が写っていると思います。特に2枚目・3枚目。トリミングで最終アウトプットにしているんだろうなというところですが、その判断を下せる勇気。それがすごい。

僕の写真では、このあたりによく反映されていると思います。

桜全体を撮りたくなりますが、、
枝に絞って、空とのコントラストを描く
すすき全体を写さない
引きで空全体を写さない。
右上の屋根を前ボケにする事で、月との遠近感を。
空は画面の2/3以上に。
引き算で余白をつくって、空気感と山並みにフォーカス
グラデーションの美しさも際立つ
口元にフォーカスして、色気を。
綺麗な瞳を写したい。


やっている事はとてもシンプル。

「フォーカスする」

シンプルだけど、とても勇気がいるひとつの工程。
だけどうまくハマると、びっくりするほど写真が垢抜ける。

失敗写真が増えると思います。
でも、「あえて全体を写さないこと」挑戦してみてください。

世界、変わるぜ。


② 何を見ているのか自覚する

写真を撮影する時、自分が何を見ているか自認した事ありますか?

多くの方が「なんとなく綺麗だと思った」だと思います。

『綺麗だと思った』

これを分解して、自分が何を見ているのか自覚する事が大切です。「見ている」と「視界に入っている」は大きな違いです。

あえて言うならば「視る」ですね。

あなたは旅をしています。

とある展望台に立ち寄り、綺麗な海、島々、夕陽・・とても綺麗で感激しています。そして写真を撮ろうと思い、カメラを構えます。

そして後日、写真を見返している時にこう思います。

「もっと綺麗だったんだけどなぁ。」

ありますよね。わかります。
写真だと伝わらない!!ってやつ。

絶対肉眼で見た方が綺麗なのは間違いないですが、その時の感動を1枚の写真に残しておきたいですよね。

その際に重要なのが「展望台に立ったあなたは、何が綺麗だと思ったのか?」を考える事。

・夕陽が綺麗だった?
・海に反射する光が綺麗だった?
・目の前の景色の全体感が綺麗だった?
・海に浮かぶ島々の連なりが綺麗だった?
・はたまた夕陽に照らされる恋人の横顔かもしれませんね。

これを自覚する事で写真は変わります。

海の反射が綺麗だと思ったなら・・望遠レンズで海の反射を切り抜いてみる。(トリミングをする勇気を持つ!)

全体感が綺麗だったら・・・広角レンズで広く写してみる。

恋人の横顔に見惚れていたら・・・50ミリレンズで横顔を抜いて撮ってみる。

こうして少し考えてみると、同じ場所にいても選択が変わってきます。そうして撮影した写真は、より記憶に残り、見返した時に撮影した際の感情を一緒に思い出す事ができます。

その瞬間を1枚に閉じ込める

そんな写真という媒体の価値を最大限に引き上げてくれるのです。

そして主題が明確な写真は、見ている人にも伝わりやすい。心を動かす、そんな1枚になっていくのだと思うのです。

ミャクミャク結構好きなんですが、僕は可愛さよりも狂気を感じます。その感じた狂気を表現するのは・・・ドアップで撮影してみました。

目線の先にあるのはなんなのか、この顔色で笑う先には何があるのか。原色さも相まってサイコパスみを感じるミャクミャクが撮れて嬉しかった。大好き。

木肌にフォーカスするのか、全体感を写すのか。

どちらが正解とかではなく、何を視て何を感じたのか。
そしてそれを写真で表現する時にはどうしたら良いか。

これを考える事がとても大事。

①も②も、最初のうちは失敗写真が増えると思います。僕もいまだに下手くそすぎる!!とお蔵入りにする写真もあるし、かと思えば「俺天才すぎ・・・」という1枚を撮影できる時もあります。

全ては試行錯誤。

その試行錯誤のうちの1つに、今日の記事が参考になれば嬉しいです。



いいなと思ったら応援しよう!

中澤紘大 ||写真家 サポートありがとうございます。今後の写真活動の資金にしていきたいと思っております。写真を通して”幸せを目に見える形に”していきます。