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シャッターを切る瞬間の思考。

シャッターを切る時、できるだけ深く考えないようにしている。

何を撮るかじゃなくて、「自分は何に反応したのか」
自分と世界を少し俯瞰した位置から、観察するような

目の前の景色や事象に対して、どこが良いと思ったのかを、自分の中で確認する。

光、色、形、空気。
それとも、ただの違和感なのか。

これを無視して撮ると、あとで見返した時に分からなくなる。



「なんでこれ撮ったんだろう」

そう思う写真も悪くはないけど、どこか自分から離れている気がする。

逆に、ちゃんと自分が反応したポイントを意識して撮った写真は、少しだけ輪郭がはっきりする。

何を残したかったのかが、写真の中に残る。

それによって、選ぶレンズも変わる。

例えば、空気感に反応しているなら、広く残した方がいいかもしれない。
逆に、何か一点に惹かれたなら、そこだけを切り取った方が自然なこともある。


例えばこの写真、真下からビルを見上げてふと二次元的に撮りたいと思った。なるべく立体感がでないように、水平に気を付ける。順光で影が出ない面を選ぶ。

それだけでいつも見ているビルもどこか違った見え方をしてくるものだ。

つまり構図も同じで、「何に反応したか」によって決まる。整えるための構図じゃなくて、反応したものを残すための構図。


同じ場所、被写体でも撮る角度を変えるだけで見え方はガラリと変わる。

こちらはダイナミックに建物の迫力を出したかった。空の面積を狭くして、画面の割合の8割くらいを建物に。重厚感を出したいので露出はアンダー。これが建物だけでも良いかもしれないけれど、空を少し写し込むことで、画面内の空の狭さがより建物をダイナミックに見せてくれる。

ちなみに両方ともクラシッククロームをベースにしたオリジナルレシピ。JPG撮って出し。


だから最近は、撮る前に少しだけ立ち止まる。

自分は今、どこに引っかかっているのか。
それを確認してからシャッターを切る。

正直、全部がうまくいくわけじゃない。
むしろ分からないまま撮ることの方が多い。

でも、その“分からなさ”も含めて、自分の反応だと思うようにしている。

そして、その反応をどう写真に落とし込むか。レンズの選び方や、構図の決め方、色の方向性まで含めて、少しずつ調整している。

”瞬発力”が大切になる。その瞬発力を支えてくれているのもFUJIFILMのフィルムシミュレーション。

自分好みにカスタマイズできるのが、とてつもなくたまらない。

自分の思考がこの世に顕現する。

これがFUJIFILM沼・・・なのかもしれない。




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中澤紘大 ||写真家 サポートありがとうございます。今後の写真活動の資金にしていきたいと思っております。写真を通して”幸せを目に見える形に”していきます。