フィルムシミュレーションの正解を探してしまう人へ。
FUJIFILMのカメラを使い始めると、多くの人が一度は悩む。
「結局、どのフィルムシミュレーションが一番いいんだろう?」
Classic Chrome?
REALA ACE?
NOSTALGIC Neg.?
それともVelvia?
SNSやYouTubeを見ると、おすすめの設定や人気のレシピがたくさん出てくる。もちろん、それらもとても参考になりますよね。
僕もFSレシピ集を書いていますし、FSを使うきっかけになれば嬉しいなと思っています。
でも、いつの間にか「自分が好きな色」を探すより、「正解の設定」を探すことに夢中になっていないでしょうか?
今日はそんなあなたに届けたい記事。
2分ほどで読める内容です。ぜひに。
正解を探しているとは?
FSの正解を探すってどういう事なのでしょうか。

「この被写体なら、このフィルムシミュレーション。」
「曇りなら、この設定。」
「ポートレートなら、これ。」
他の選択肢は無いかのように言い切る記事も多く見られます。確かにシチュエーションごとに、合う・合わないはあるけれど「唯一の正解」ってのは無いと思っています。
情報を集めれば集めるほど、迷いませんか?
選択肢は増えたのに、自分では選べなくなっているような、そんな感覚。
撮り比べてみた

ある日、同じ場所でフィルムシミュレーションだけを変えて何枚か撮り比べてみました。
どれが正解なのか知りたかったから。
撮影している時、どのFSでも楽しかった。
そこで気づいたんです。どれも間違いじゃないという事に。
鮮やかな色も綺麗だった。
落ち着いた色も好きだった。
少し懐かしい雰囲気も悪くない。
違ったのは、「良い・悪い」ではなく、「自分がどう感じるか」。



どうでしょうか?
どれも良いし、どれも正解。
直感的に「どれが好き」はあるんじゃないでしょうか。
その時から、フィルムシミュレーションを見る目が変わっていきました。
FSは正解を選ぶ機能ではなく、自分が何を美しいと思うのかを確かめる機能なんじゃないか、と。
同じ景色でも、人によって好きな色は違う。
だから人気の設定が、自分にとってもベストとは限らない。
Before/Afterで使用した写真のレシピはこちらで公開中です。
じゃあレシピは何のためなのか。

もちろん、レシピを使うことを否定したいわけじゃない。
僕自身もレシピをたくさん使います。だってレシピ集を書いているくらいだし。笑
FSレシピは新しい表現を知るきっかけにもなるし、自分では思いつかなかった色に出会えることもあります。
でも、レシピは「答え」ではなくて「選択肢」の1つ。
大切なのはそのレシピを使ったあとに、「自分はこの色が好きだろうか」と考えることです。
フィルムシミュレーションの魅力は、正解がないこと。
だからこそ、迷う。でも、その迷いは悪いものじゃないと思います。
自分の感覚を少しずつ知っていく時間かもしれないですね。
それでももし迷ってしまったら。

どのフィルムシミュレーションを使えばいいか分からなくなっているなら、一度だけ「正解」を探すのをやめてみてください。
「ハマらないな」という感覚を掴む事も大事なステップ。正解を見つけようとせずに、目の前の状況下では自分がどのFSが好みなのかを知るために色々と試してください。
決して失敗写真じゃ無いんです。
ただ好みじゃないだけ。それを知る事ができるって、とても大事な事。
今日はなんとなくClassic Chromeの落ち着いた気分。
空が綺麗だから鮮やかなVelviaにしてみよう。
そんな理由で選んでいいじゃないですか。
フィルムシミュレーションは、試験の答え合わせじゃない。
写真をもっと楽しむために、自分の「好き」を見つける道具なんだと思います。
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