3-新生児の首すわりに向けた「腹這いトレーニング」入門
向きぐせケア × 腹這い練習のやさしい実践ガイド
1|新生児期(0〜4週)のよくある2つの疑問
Q1.
寝かせると左右どちらかを向いたまま…普通?
A1.
普通です。 首筋が弱い & ATNR(非対称性緊張性頸反射)*で、顔を向けた側に手足が伸びるため“固定ポーズ”になりがち。
Q2.
自分で左右に振り向ける?
A2.
新生児は基本的に動かせません。
ただし
・うっすら覚醒時
・強い光や音がした瞬間
に2〜3 cmの小さな首振りが出る程度。
本格的に追視→左右回旋が始まるのは 生後6〜8週 が目安。
2|向きぐせの調整
結論から言うと、
向きぐせ(頭を左右どちらか一方にばかり向ける癖)は、軽度なら“経過観察+環境調整”で十分ですが、後々
・後頭部の扁平が目立つ
・首すわり(3〜4 か月)後も向きの偏りが強い
・向きぐせが原因で授乳や視線合わせが難しい
といったケースが出てきます。
その場合は、早めにケアや専門相談をした方が良い というのが最新の小児リハビリの見解です。
ですので、無理をしない程度に、片方ばかり見てるなーなど、気になるようであれば、この段階で左右に向けるように促してあげるといいかも。
Q.
なぜ向き癖がつくの?
A.
テレビの位置や、ベッドの位置、朝の光の入ってくる窓の位置など、赤ちゃんが気になる音や刺激がある方を向くようになります。
3|おうちでできる『向きぐせ予防』3ステップ
1.向きローテーション
・ベッドの“頭と足”を2〜3 日おきに入れ替え
・授乳・抱っこも左右交互に
2.声&おもちゃでゆっくり誘導
・苦手側で名前を呼び、反応が薄ければ黒白カードを横へスライド
3.無理に手で回さない
・首が弱い時期に強制的に回すのはNG
・自然に向きを変えた瞬間に「ナイス!」と褒める
⚠️ 専門相談の目安
片側扁平 & 強い向きぐせ 3〜4 か月でも左右回旋が乏しい 授乳が“片側しかできない”→ 小児科 or 理学療法士へ。
4|“首座り”を促す How to
土下座姿勢の腹這い練習から(1か月ぐらい〜)
⚠️注意
無理に行わないようにしてくださいね。
赤ちゃんが嫌がったり、泣いたりしたらおしまいにしてあげて。
手順コツ
① 仰向けスタート
両手首を片手でそっと握り、胸元へ固定。
② ゴロンとうつ伏せ
もう一方の手で頭〜背中を支え、横向き→うつ伏せへ回転。
顔横に両手が来る“土下座ポーズ”に。
③ 顔の向き誘導
自然に右or左を向く。向かなければ名前を呼んで誘う。
泣いたら中止!
④ 戻すとき
両手首を再び握り、頭・背中を支えて仰向けへ。
⑤嫌がる場合
斜め腹ばい(親が膝を立てて寝そべりながら、お腹から胸の上でうつ伏せにしてあげる)→床の順で慣らすとスムーズ。

✨ 得られるメリット
しっかりとした首すわりが促される。その後の追視などに影響。
前面荷重で胸郭が強くなる→内臓を守る“甲羅”づくり
手首・肘・肩・鎖骨に体重刺激→器用な手先の土台
ずりばい・ハイハイ〜歩行時の転倒リスク低減
⚠️注意
・うつ伏せ寝は厳禁。遊び時間だけ実施
・泣く/首を固めてすくめる場合は、親の背中+クッションで斜め腹ばいからリトライ
5|まとめ
向きぐせケア+土下座タミーは “首育て” ゴールデンコンビ
無理なく 短時間 × 高頻度 で反復すると
首すわり → 寝返り → ずり這い→ハイハイがスムーズ大切なのは 赤ちゃんのペース と 楽しい声かけ!
6|次回の投稿
次回は 「追視」 編をお届けします。フォローで更新を受け取ってください!
💬 疑問はコメントへどうぞ。
次の記事▶︎
◀︎前の記事
▶︎0ヶ月からずり這い・お座りまでのロードマップ【目次】
▶︎月齢での成長発達は、医学的な判断をするための目安
その子の成長スピードで判断してあげて。
