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映画サンセット・サンライズは何故サンライズ・サンセットではないのだろうか?

映画の設定
 場所は岩手県三陸、時は2020年春位だからコロナ禍に入った直後だ。ちなみに、この頃東北では感染者がゼロに近く、東京から来た人を病原菌扱いしていた。また東京ナンバーの車が来ていると通報されるような雰囲気だった。今は笑い話だけど、あの時は人の心の中に恐怖の大魔王が降りていた。

 東京でも新緑の公園、草木や土の香りが満ちている。私は歩きながら何となくマスクを外したら、前か来た自転車乗っている男が何か叫んでいた。
「なんで、俺の前でマスクを外す!」そんな事を怒鳴り散らしていた。
10m以上離れている。私はそいつに怒りを覚えた。

 あの頃、人の本質が炙り出されていた。メディアには特におかしな人達が多い。私はあの人達を覚えておくことにした。また同じ事をするに決まっている。

東北人の不満 
 東北人の東京への不満というか、そういう話は昔から聞く。
震災の10年前から会津で長期の仕事をしていた。その頃福島の設計事務所の若い子が言っていたことがまだ頭に残っている。
「IKEさん、台風が西から接近してくるとき、知っています。台風が東京を通過すると、全国放送で台風のニュースを流さなくなる。台風が東北の何処へいこうと関係ないんですよ!」彼は怒りを込めて言っていた。
「そう言えばそうだね」私も気にした事はなかった。それでも東北で仕事をするようになってからは、東北の天気を気にするようになった。

 その後、東日本大震災が起こり、原発事故が起こっても、私達はITの保守、設備管理システムの保守や打ち合わせで、たいして間を置かずに会津の山の中へ通っていた。
震災から1年以上経っていたが、会津の道の駅で昼飯を食べている時、スマホから警報音が鳴り響き、見ている壁掛けテレビが揺れ出した時は、かなり怖かった。

 仕事では既に信頼関係が出来ていたから、震災後も、ご苦労様で迎えてくれた。当初、会津の人のガードは固かった。東京での人間関係とは違うので、地元の業者と信頼関係を結ぶのにはかなり苦労した。
一度、親会社の設備品の不買運動にまで発展した。

この手の圧力は建築業界ではよくある話。
そこで旗振りしている福島の工事会社に頭を下げに行ったこともある。これは一時期大問題になった。

 映画の中でもそんな感じのシーンがあった。退職代理に依頼するような人達には、あの必死さ、直談判、危機感、でも開き直って楽しい。
「こんな気持ちは絶対にわからないだろうなぁ」と思いながら観ていた。

映画を観て思ったこと
 映画には原作の小説がある。私は読んでいない。小説の舞台は宮城だったようだが、映画では岩手県の三陸が舞台になっている。
大手の商社?に勤務している主人公、釣り好きだ。コロナ禍でリモートワークになると、「三陸海岸で釣り三昧だ」と算段して、空き家へ引っ越してきた。そこから物語が始まる。そして、お気楽な都会の大企業のサラリーマンの気持ちが変わっていく。

 2020年春頃の移住だと思うので、そろそろ日本がパンデミック狂想曲に入いるころだ。この後、2年間ほど自粛とロックダウンが繰り返され、人々の生活は大変だったが、少しは良いこともあった。

 この自粛のおかげで、人の動きが減り、海や山の自然がかなり回復した。人間活動がどれだけ自然に影響を与えるかが明確になったとも言える。究極のSGDsは、年に1度世界同時に10日ほど自粛生活すればいい。休息日だ。
そうすれば、地球の危機に気づく人々が増える。

 映画は、震災後のコロナ禍でのお仕事ドラマ、また恋愛ドラマでもある。コメディ的な面と多少本音を言っている。そこに反感を持つ人達もいるだろう。映画で時間を潰して、さらに説教されて理想を押しつけられる。勘弁してと思うかもしれない。それでも、どこかで自分の心の琴線に触れることがあれば観た価値はあると私は思っている。

食の話
 その一つに三陸の食文化が紹介されている。美味いモノを食べて飲む。これが出来るだけで人生の喜びだ。
「最近美味いもの食べてないなぁ・・」
「美味しい生牡蠣食べたい」
「ソイの煮付けも美味しそうだ」
「イカの塩辛と白ワインかぁ、いいなぁ」

何故サンセットが先なのか
 言葉の組み合わせとして、普通サンライズが先だと思う。
サンライズ・サンセットが普通、でもサンセットが先になっている。
2011年3月から太陽は沈んだままだったが、いつかは日が昇るという意味なのだろう。

the sun rise the sun setのフレーズからリトル・フィートの名曲を思いだした。
On your Way Down Little Feet Dixie Chicken 1973
the sun rise the sun set
since the begnning it hasn't chenged yet
・・・・・

食べ物と旅行
山形・宮城

食といえば、昨年山形、宮城と食がメインの旅行をした。

しまなみ海道
 2020年夏、息子と友人達が、誰もいないしまなみ海道を旅している。東京から400キロを車で移動し泊まった旅館、宿泊者は息子達だけだった。それもこの料理で1泊9000円。今は19000円でも満室だろう。

 コロナ禍といえ一時期、ロックダウンが解け、旅行や移動が可能になっていた期間もあった。政府から補助金や地方自治体もクーポンを発行していた。そんな微妙な時期2020年から2023年の間、私は何度か旅行やキャンプに出かけた。どこも人が少なく、静かで自然も美しかった。

瀬戸内の魚づくし
誰もいない海

沖縄糸満
 沖縄糸満で人気の居酒屋へ行くと、旅行者はシーカヤックをやりに来た酔狂な私達だけだった。後は地元の人達が少し、コロナ前は賑わっていたのだろう。

 お代を現金で女将さんに払うと、お釣りを私に優しく手渡してくれて、頭を下げてお礼をされた。「なんだか切ない」
どうにもならない事で人との関係が薄れる切なさ。

天草崎津
 熊本天草、親父の故郷でもある。2022年5月に世界遺産の崎津集落で寿司を食べている。崎津の海で捕れた食材を使っている。

五箇山 合掌造り
 今、外国人で溢れているが、2023年1月は全く人気がなかった富山県五箇山。世界遺産の古民家、築400年の民宿に泊まった。
その民宿のおかみさんが、最近は外国人が多く、それが嫌だと言っていた。

 人が住んでいる民家に突然入ってきて、大声で騒ぐそうだ。日本語は世界でもまれに見る静かな原語なので、大声には敏感だ。大声=元気がいいではなく迷惑となる。その後、金沢で氷見のブリを食する。
この頃は、金沢のホテルが3人一部屋で1人4700円だった。今や1人2万円する。貧乏人の最後のチャンスだった。

愛媛のみかんちゃん


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