「マフラー健康法」のすすめ
はじめに——さぁ、マフラーの季節です
突然ですが、私は「マフラー健康法」を実践しています。
寒い日に外出するとき、マフラーを巻く人は多いと思いますが、
私が提唱する「マフラー健康法」は家の中での話です。
私は、少し寒くなったなと感じると、マフラーを巻きます。
今年は、10月の終わり頃から巻いていました。
もちろん、家の「外」ではまだ巻いていません。
誰より先にマフラーを巻いて外出したいわけではないのです。
家の中で、
起きているときも、寝るときも、
首に一枚、マフラーを巻くだけ。
それだけです。
そして、例年だと、5月のゴールデンウィーク明けくらいまでは
マフラーを巻いています。
しつこいですが、家の中での話です。
「何を言ってるんだ、病院に行け!」
と言われるかもしれません。
ところが、私はマフラーのおかげで、風邪をひくことがほぼなくなり、
病院に行くこともなく、冬でも元気に過ごすことができているのです。
ご挨拶が遅くなりました。
私は、ライターのきのころと申します。
「きのころ」とは、
何があっても「この先、生きのころー!」
という思いを込めたペンネームです。
何があっても生き残るための第一歩として、
私は、日常的に「マフラー健康法」を実践しています。
私が家の中でもマフラーを巻き始めてから、
もう10年以上になります。
それまでの私は、ちょっとしたことで風邪をひいたり、
1年に1、2回くらいは、熱を出して寝込んだりしていました。
ところが、「マフラー健康法」を実践し始めてから、
ほとんど風邪をひいたことがありません。
インフルエンザやコロナといった感染症には
どちらも一度ずつ罹患しましたが、
不思議と、風邪をひくことはなくなったのです。
その間、実施したことは、ただ、
家の中で、起きているときも、寝ているときも、
マフラーを巻いて過ごしただけ。
(もちろん、外出時に寒ければ、外でも巻きます)
本書でお伝えしたいことは、シンプルです。
「家の中でもマフラーを巻いて健康になる」ということ。
さあ、次のページから、
「マフラー健康法」のすべてをお伝えします。
本文——「マフラー健康法」のすすめ
首を温めると、なぜ健康になるのか
首には、血管・リンパ・神経などの重要な通り道があります。
そこを冷やさないことは、体温調整と自律神経の安定に直結します。
<主なメリット>
・血流の改善
・免疫力の維持
・睡眠の質の向上
・肩こり、喉の不調の予防
また、身体は首・手首・足首から冷えやすいと言われています。
つまり「三つの首」を守れば、体全体が守られる。
その入口が、いちばん上の「首」なのです。
手軽で、続けられて、心地よい。
暮らしの中にそっと取り入れられる。
だからこそ、私は静かに、しかし熱く、
「マフラー健康法」を推奨します。
さあ、あなたも、マフラーを巻いて、
風邪知らずの健康体になりましょう。
※効果には個人差があります。
(本文終わり)
ここから先はフィクションです。実在の人物・団体・書物とは何の関係もありません。
出版社への持ち込み
先ほど見ていただいたのが、
自称、健康法ライター:きのころ氏が書き上げた、
『マフラー健康法』の全文である。
きのころ氏は、『マフラー健康法』の原稿を持って、
菌明書房に向かった。
菌明書房の編集者は、原稿を一目見るなり、こう言った。
「あんたねぇ、やる気あんの?」
きのころ氏は、意味がわからない、とばかりにこう言い返した。
「ちょっと何を言っているのかわかりません」
編集者:
「『はじめに』が800字、『本文』が300字。
こんな本、見たことねえよ!」
きのころ:
「しかしですね。
これ以上、特に書くことがないんですよ!」
編集者:
「……いや、あんた、逆にすごいな。
この健康法、本気で広める気あるの?」
きのころ:
「そりゃーもう。
私が、健康体でいられるのは、
ひとえに、この健康法のおかげですから。」
編集者:
「だったら、世間に受けそうな本を書いてこいよ。
こんなの、noteにもkindleにも山ほどあるんだよ!」
きのころ:
「それでは、次は10万字超えの原稿を持ってきます。」
編集者:
「おいおい、極端なんだよ!
いきなり原稿じゃなくて、まずは企画書だ。
これならベストセラー間違いなしっていう本の企画書。
アプローチを変えて3冊持って来て!」
こうして、きのころ氏は、ない知恵をひねり……
いや、ひねったところで、ない知恵は出てこない。
——だが、きのころ氏には、想像力(妄想力)があった。
そこで、持ち前の想像力(妄想力)を駆使して、
以下の3冊の企画書を書き上げたのである。
企画書<その1>
超古代健康哲学書

<タイトル>(仮題)
『温頸のチャクラ——首から巡る生命の環』
<キャッチコピー>
「頸、すなわち、陽気の門なり。これを冷やすは、運命を冷やすなり」
<内容>
首(頸)こそ、生命エネルギーの玄関口=「首の三関門」(喉元・うなじ・鎖骨)を守る神域と位置づける書。
首を温める行為(温頸)こそが、生命エネルギーの循環を促し、長寿の最重要要因となると説く。
第七チャクラ(頭頂に位置し、霊性や意識の純度を象徴する中心)から立ち上る気が外へ散逸せぬよう、首元の温もりで包み返し、体内を巡らせる。
この「気の環」を結ぶことで、意識の光がからだの奥まで静かに浸透し、精神と肉体の調和が整う。
<重要フレーズ>
「頸(くび)は陽気の港なり。
これを冷やす者、日々を奪われ、
これを温める者、千里を生きる。」
企画書<その2>
「脳科学×温度心理学」入門書

<タイトル>(仮題)
『マフラーホルモン:首からわかる温度心理学』
<キャッチコピー>
「首元の温度は、心の体温である」
<内容>
頸部温熱刺激が自己肯定感および情緒安定に及ぼす影響について、「脳科学」と「温度心理学」の立場から体系化する。
首を温めた際に脳内で発生し、体内を駆け巡る物質を「マフラーホルモン」と総称する。主要成分は以下のとおり。
・ほっこラミン
心の冷えから来る自己否定を緩和し、表情筋をほぐす。
・セロマフニン
他者に優しくなり、不要な争いを避けられる。
・まきシトキシン
自分を丁寧に扱った感が精神的余白を生む。
本書では、これらのホルモン群の働きにより、
「首を温めると、安心して、前向きで、優しくなる」
という現象を説明する。
企画書<その3>
ビジネス自己啓発書

<タイトル>(仮題)
『首を温める人は、首を切られない』
<キャッチコピー>
「首に巻いて、人生を巻き返せ!!」
<内容>
「首を守る=自分の価値を守る」という視点から、
マフラーを自己実現の象徴として捉えた一冊。
マフラーを「セルフブランディングの起点」と位置づけ、
柔らかな布は、外界の冷たさから首を守るだけでなく、
内なる炎を消さないための「信念の防御壁」であると説く。
【3つの重要な概念】
①首軸(ネック・コア)
自分の軸を「首元」に据えることで、
外界のざわめきに振り回されず、静かな集中を保つ姿勢。
②頸道(けいどう)
首の保温から始まる小さな習慣の積み重ねにより、
毎日を確実な成長曲線へと導くヴィクトリー・ロード。
③温首精神(ウォームネック・マインド)
首元の小さな温もりで自分の状態を整える、
セルフ・レギュレーション(自己調整)の哲学。
本書を閉じた瞬間、あなたの首に、新しい決意が巻かれる!
再び、出版社への持ち込み
きのころ氏は、書き上げた企画書を携えて、
再び菌明書房を訪問した。
この3冊、言うまでもなく、
科学的にも、学術的にも、何の根拠もない。
幸い……いや、幸か不幸か、
その日、編集者は二日酔いで休んでいた。
きのころ氏から企画書を預かった受付嬢は、
中身に目を通すことなく、編集部の机上に置いた。
そして、何かの間違いと、あってはならない偶然が重なりに重なった結果、
企画会議にかけられ、あろうことか、そのまま通ってしまったのである。
果たして。
この3冊が書店に並び、ベストセラーになることはあるのか。
この冬、「マフラー健康法」が巷を席巻することはあるのか。
——それは、神のみぞ知る。
ひょっとすると、家の中でマフラーを巻いていないのは、
もう、あなただけかもしれない。
なんのはなしですか?
今回は以上です。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
誤解のないよう、念のため申し上げますが、
前半部分、『マフラー健康法』に書いてある内容は、
すべて、何の脚色もない「事実」です!
(な、なんだってー!?)
それでは、またお会いしましょう。
<続編を書きました>
たくさんのnoteの中から、私の記事を見つけて読んでいただき、
ありがとうございました。
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どうぞ、よろしくお願いします。
