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本を読む(あとがき)【シロクマ文芸部】【オートリバース】

( 前 話 / 登場人物と目次 )


本を読む時間が減った。

だいぶ前に電車通勤をしていた。
行きはポケットラジオでいつものFMを聴き、帰りは本を読んでいた。
異動に伴い、電車通勤ではなくなり、本を読む時間がだいぶ減った。
しかし、ラジオはいまでも聴き続けている。

ラジオが全盛期だった頃、
「将来ラジオはどうなると思いますか?」と質問したところ、
大多数が「映像が見られるようになる」と答えたそうだ。

結果、テレビが登場してメディアの主役はラジオからテレビに移行した。

でも、テレビはあくまでもテレビであり、ラジオの将来ではない気がする。やはり、ラジオはラジオなのだ。

そんなラジオに革命を起こしたのは「radiko(ラジコ)」だった。

学生時代に120分テープで録音して聴いていた深夜ラジオは、
社会人になってから遠のいてしまった…

いつでも・どこでも・聴けるラジオ「radiko」が登場して、
再びスマホで深夜ラジオを聴くようになった。

最近、徐々にラジオ人気が復活しているらしい。

「radiko」には一定の利用条件がある。

・聴けるのは一週間後まで
・再生を始めたら、聴けるのは24間以内に3時間まで

「いつでも聴ける」と「いつまでも聴ける」は違う。

ラジオは生もので鮮度が重要だ。
一週間以内に「いつでも聴ける」ことは自分の生活リズムにあっている。

「いつまでも聴ける」だと後回しにして、
結局、聴かないまま終わってしまうから。

ラジオ番組に投稿したことは何度かある。
そして、採用されたことも。

自分のラジオネームが公共の電波にのって、
ラジオから放送されたときの高揚感はたまらないものがある。

しかし、採用される確率はとても低い。

例えば、人気番組のTBSラジオ「日曜天国」には年間で101,000通届く。
採用されたのが470通とのことで、採用率 0.5% の狭き門だ。
もちろん「日曜天国」で採用されたことはない。

でもやっぱり、投稿したからには誰かに読んでもらいたい。

noteに投稿しているのは、そういった背景もあるのかもしれない。
ラジオみたいに見えない線で人と人をつなぐプラットフォームであるから。

辛かった学生時代を救ってくれたのはラジオだった。
拠り所がひとつあるだけで世界が変わるような気がする。

noteの街にはたくさんのクリエイターさんがいる。
noteの街で拠り所ができたとしたら、いいなと思う。

もしそれが、自分の記事だったとしたら、
投稿を続けてきたことに意味があったのかもしれない。

万人に読んでもらいたいとは思っていない。
自分が感じた喜怒哀楽に、関心を持ってくれたら、それだけで嬉しい。

誰かに読んでもらえるといいなと思いながら、
今日も投稿ボタンを押すのだ。


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