【大逆境】4敗目のレイソル。これからどうなる? どうすればいい?|ジェフユナイテッド千葉×柏レイソル(第5節)
いい流れの前半から、苦しい後半へ
柏レイソルにとって、間違いなくいい時間帯があった。
しかしそこでゴールを奪えず、後半ジェフユナイテッド千葉の反撃によって逆にゴールを奪われ、敗戦してしまった。

キックオフ直後からレイソルは猛攻を繰り出し、次々とシュートを放つ。ジェフは最前線のプレスは控えめにして、しっかり構えて跳ね返す体勢だったが、レイソルのボール回しに翻弄されていた。
何より目立ったのは、この日スタメンで登場し、最前線からスペースへのランニングやチェイシングを重ねた垣田裕暉だった。また右サイドは出場停止から戻ってきたDF原田 亘が高い位置をとり、小泉佳穂や小西雄大と連動しながら深い位置まで切り込んでいた(小西も攻守に高い質を見せていた)。
レイソルがたびたび訪れるチャンスをモノにできないまま、30分過ぎからじわじわとジェフペースになっていく。しかし、ジェフもチャンスを活かせず前半は0-0で終わる。
後半、最初のチャンスを得たのはレイソル。しかし、違いを見せたのはジェフだった。
ジェフは前半は控えめだったプレッシングを解禁。そうして奪ったボールが、48分の津久井匠海のロングシュートでのゴールにつながる。百年構想リーグで初めての先制点を手にしたジェフは、プレッシングの圧をさらに高めていく。ボールを保持するのはレイソルだが、効果的なシュートを放てない。
60分が近づいても変わらない状況を打開するため、レイソルは細谷真大、瀬川祐輔、汰木康也、三丸 拡の4人を投入する準備を始めた。しかし、そんな最中、61分に逆にジェフに2点目を奪われてしまう。今シーズンずっと課題になっているセットプレーからの失点。しかもゾーンディフェンスの大外を使われてしまった。
ゲームを支配しながら2点を追う状況になってしまったレイソル。諦めずに猛攻し続け、DAZNの集計で後半14本、試合通して23本のシュートを放つも、奪ったゴールは88分の久保藤次郎の1点のみ。レイソルは、やりたいサッカーをしようとしているが、結果がついてこないという苦しい敗戦になってしまった。

5試合で4敗の大逆境の今、いったい何が必要か
無難な選択肢ではゴールを奪えない
ボールは保持できる。パスの選択肢も複数ある。しかしゴールに至らない原因のひとつに“無難な選択肢”があるのではないか。安易なパスは読みやすい。そのため昨シーズンたくさんあった驚くような瞬間が、今シーズンは物足りない。小泉の孤軍奮闘といった印象を感じずにはいられない。
この試合、途中交代でレイソルデビューした汰木康也には、パスやドリブル、そして正確なシュートと、誰もが驚くようなプレーへの期待が膨らむ。

セットプレーの失点は問題。数多ある解決すべき課題
セットプレー時、ゾーンディフェンスとマンツーマンの併用で守るレイソル。たびたび攻略されてしまっていることからも、課題があることは明らか。細かなポジションの取り直しにヒントがありそう。
そしてもっと大きな“ゴール取れない問題”。今に始まったことではないけど、シュートの正確性を高めることをさらに追求してほしい。
間違いなく魅力的なレイソルのサッカー。目指すべき地点へブレずに進め
17年ぶりのJ1での千葉ダービーを落としてしまったレイソル。そしてなかなか望むような結果を得られない試合が続いている。
うまくいかない時、いろいろ考えすぎてしまう選手もいるかもしれない。その結果、周囲の選手との連携が緩くなってしまう瞬間もあるのではないか。それでもブレずにリカルドロドリゲスのサッカーをブラッシュアップしてほしい。
ボールを前進させる技術は間違いなくJ1トップレベルだし、魅力的なサッカーをしているのだから。怒涛という言葉がぴったりな、レイソルの連続攻撃をまた見せてくれることを望む。

【スタッツ】
ジェフユナイテッド千葉 × 柏レイソル
2026年3月7日(土)13:03 KICK OFF フクダ電子アリーナ
2−1
得点者:津久井匠海(48分)、石川大地(61分)、久保藤次郎(88分)
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