【あっさり失点】初戦の大敗からハーフシーズンの一戦の重みを思い知る|川崎フロンターレ×柏レイソル(第1節)
開始25分でゲームが終わったと思った……

25分間でエリソンにハットトリックを決められて、あっという間の3-0。いずれもあっさりと抜かれてしまった。何かを変えなければならない状況の中、リカルド・ロドリゲス監督が選んだのが、馬場晴也を下げて原田 亘を投入するという選択。
馬場はちばぎんカップでオーバーラップやドリブル突破などいい動きを見せていただけに残念。交代後、憮然とした表情でベンチ前を通り過ぎ、犬飼智也や戸嶋祥郎の声かけに応えず(一瞬ベンチに戻るそぶりを見せたが)ロッカールームへ下がっていった。

38分に細谷のヒールでまず1点を返し、攻勢を強めていく。しかしそのまま前半が終わる。
うまく行く部分とチグハグしてしまう部分がはっきり分かれていたこの日の柏レイソル。川崎フロンターレの長短織り交ぜたパスワークと伊藤達哉、紺野和也の突破にとにかく手を焼いていた。左右のセンターバックとウイングバック、ボランチの三角形ですばやく寄せて対応するのだけど、立ち上がり、右サイドの3人の連携がチグハグだったところをやられてしまった。
それでも攻撃になれば何かが起こりそうな期待感が膨らむ。後半も開始からレイソルがボールを保持し続ける。61分、小西雄大の柔らかいロングパスを最前線の瀬川祐輔がゴールへ流し込み、1点差に詰め寄る。
手痛い4失点目… さらにアディショナルタイムにも失点
さぁ追いつくぞ! というムードをくじかれてしまったのが68分のコーナーキックからの松長根悠仁のゴール。完璧にデザインされたポジショニングからのヘディングだった。

このまま崩れてしまってもおかしくないレイソルだったが、山内日向汰と山之内佑成を投入し、攻撃の意思を保つ。そして80分、山内のゴールで再び1点差に。
ラスト10分、攻めまくるレイソルに対し、うまくクロージングしたのはフロンターレだった。アディショナルタイム4分脇坂泰斗のゴールで幕を閉じた。

スベンドブローダーセンや谷口栄斗、紺野といった新戦力を積極的に使いながら、緻密にレイソル対策を落とし込んでいたフロンターレ。攻撃時の両サイドとボランチ、センターフォワードのポジショニングと切り込む方向は、かなり準備してきたものなのではないかと思う。1失点目のPKに至る展開も、3失点目の速攻も、直前のスクランブル展開に持ちこまれた時点で失点やむなし。
と同時に、この試合はレイソル、フロンターレの両チームとも、素早いリスタートで次々とゲームが進むので、見ていて気持ちいい試合だった。もしかすると雪に足を取られがちなボールボーイが一番のディレイ要素だったかもしれない。
ハーフシーズン全18試合のうちのひとつを落としてしまったレイソル。いつもと同じ90分なのに、その勝敗の重みは倍以上あるように感じる。今週末はホーム開幕戦だ。フロンターレ戦で露呈してしまった弱点をどう克服するか。一瞬たりとも目を離せない試合は続く。
【スタッツ】
川崎フロンターレ × 柏レイソル
2026年2月8日(日)15:00 KICK OFF Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
5−3
得点者:エリソン(6分)、エリソン(11分)、エリソン(25分)、細谷真大(38分)、瀬川祐輔(61分)、松長根悠仁(68分)、山内日向汰(81分)、脇坂泰斗(90+4分)
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