【特別なシーズンの始まり】ちばぎんカップで、さらなる積み上げを考える|柏レイソル×ジェフユナイテッド千葉(ちばぎんカップ)
新しい一年の始まりは、ちばぎんカップ
昨シーズン、リーグとルヴァンのふたつの準優勝で終わった柏レイソル。特別なハーフシーズン「百年構想リーグ」で始まる2026シーズンがどうなるのか、昨シーズンからどれくらいのものを積み上げられるのか、その一端を目にすることができるちばぎんカップは、いつだってウキウキしてしまう。
言うならば、レイソル(とジェフ)のファン・サポーターにとっての正月のようなもの。ジェフユナイテッド千葉が17年ぶりにJ1に上がってくるとなれば、単なるテストマッチではなく、その重要性はさらに上がる。

やっぱり気になるのは新戦力。
山内日向汰、大久保智明など新たなメンバーが交代でピッチに登場。山内は積極的に切り込む姿が印象的だった。大久保は右も左も中央もプレーできるということを見せたが、ポジショニングや周りの選手との連携はもっと磨くことができるかなと。現段階ではさらによくなる“のびしろ”があると思っておこう。

昨シーズン以上の積極性を見せていたのが70分に交代出場した山之内佑成。一応、今シーズンの新戦力だけど、昨年の天皇杯で東洋大学の選手として実力を見せつけたうえ、特別指定選手として出場していたので、真新しさは控えめ。その分、期待感が膨らむ選手。
ベンチに入っていたけど出場機会のなかった長南開史や土屋 巧、ベンチ外だった汰木康也、角田惠風、島野 怜など新加入選手も、ピッチで活躍する姿を早く見たい。
ゲームは2-1でレイソル勝利。ジェフのサッカーは……

11分中川敦瑛、83分久保藤次郎の2ゴールでレイソルが勝利。シュート数ではレイソル25本、ジェフ4本とレイソルが圧倒した試合だった。ナイスセーブを連発したジェフのゴールキーパー若原智哉は、この試合でもっとも多くの驚きを与えてくれた選手だったのでは。
前半、シュート0本に終わったジェフのサッカーは、2024シーズンのレイソルを見ているようだった。
この試合でジェフが見せた、4バックと中盤4枚をコンパクトにまとめて、前後左右に素早くスライドさせながら、相手を跳ね返すサッカーは、連動し続ける美しさがあって、個人的に大好物なんです。フォーメーション維持と鬼プレスを90分間両立し続けられれば最高なのですが、どこかで誰かが疲労すればほころびが生まれてしまう。レイソルのファン・サポーターは、2024シーズン後半の5試合連続アディショナルタイム失点を通してそのことをよく知っている。
そしてこの試合でのジェフは、試合開始直後の数分、前線からのプレスをしてきたけれど、レイソルが巧妙にプレス回避するためか、早々にプレスを止めて陣内に引いてしまった。前半のジェフのプレスを継続していれば、また違った展開になったのではないかと思う。
後半からまたジェフのプレスの強度が高まり、レイソル左サイドの守備連携の拙さと相まって、ジェフがボールを保持。コーナーキックを得て、65分の石川大地のゴールにつながったのだから、シーズン開幕に向けて得たものが大きかったのは、案外、ジェフの方だったのかもしれない。

レイソルは2025シーズンに続いてちばぎんカップを勝利したけれど、チームはまだまだ発展途上。
昨年の土台に新たな戦力も加えて、リカルドロドリゲスの魅力あふれるサッカーを、さらにバージョンアップさせることを期待したい。
【スタッツ】
柏レイソル × ジェフユナイテッド千葉
2026年1月31日(土)14:00 KICK OFF 三協フロンテア柏スタジアム
2−1
得点者:中川敦瑛(11分)、石川大地(65分)、久保藤次郎(83分)
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