【苦しすぎw】相手の術中にハマって3連敗。柏対策をどう乗り越える?|鹿島アントラーズ×柏レイソル(第3節)
いい流れを逃し、勝ち点も掴めず
昨シーズンの優勝を争った鹿島アントラーズとの決戦。キックオフ直後から柏レイソルが勢いを持ってゲームに入った……ように思った。
22分、山之内佑成がペナルティエリア内で倒されて、ペナルティキックを獲得。しかしこのPKを止められてしまう。早川友基は一歩も動かず細谷真大のパネンカを真正面でキャッチ。直前まで飛ぶそぶりを見せながら、笛が鳴ったらどっしり構えて真正面に呼び込むとは。直後に低い弾道のパントキックによる逆襲つきで、レイソルのチャンスが即座にピンチに転じてしまう。
その後、レイソルが流れを盛り返す時間帯もあったが、ゴールという結果には結びつけることができず、逆に36分と53分の失点が重くのしかかる敗戦となった。PK失敗で手放してしまった流れを取り返せずに敗れてしまった形だ。
1失点目はフリーキックから、2失点目はコーナーキックからの失点で、前節に続いてセットプレーでの弱さが出てしまう。これは、守備時に起こりうるネガティブなシチュエーションへの想像力不足なのではないかと考えている。試合後DAZNのインタビューでリカルドロドリゲス監督は「幼いミス」と表現していたが、成熟したオトナなら察知できる危機に気づけず、穴が生まれてしまっているのだろう。そしてその穴を突かれてしまっていた。
アントラーズも前節の東京ヴェルディも、レイソルの幼い欠点を事前に把握して、そこを突く準備をしてきた。
セットプレーの他にも試合全体でアントラーズが準備してきた(と思われる)部分が目立つゲームになった。レイソルのディフェンスラインがボール保持している時、アントラーズは最終ラインをセンターサークル付近まで高くしつつ、ツートップのレオセアラと鈴木優磨はレイソルのボランチ付近でパスコースを切りながら待機。中央は混み合っているため、レイソルはボールをサイドレーンへまわす。しかしそこから先はさらに混み合っているので、ボールをディフェンスラインに戻す。その瞬間、アントラーズのフォワードのふたりはボール保持者にガッと寄せる。
これが、“持たされている”というヤツか…と思いながら、時間が過ぎていった。
勝利のヒントはどこにある?

見事アントラーズの術中にハマってしまったのだけど、いいところがまったくなかったわけではない。
そのひとつは体調不良で出場していなかった選手たちが戻ってきている。クラブから詳細が発信されないため、勝手な想像になってしまうが、この試合では、前節不在だった小島亨介や小西雄大がスタメンで出場し、後半から久保藤次郎も出場した。
久保は右サイドで度々ドリブル突破を試みていたが成果は得られず。昨シーズンも休養明けの試合は80%の出来といった印象だったので、久保は次の試合でもっとよくなるのではと期待が膨らむ。

後半途中からは垣田裕暉と仲間隼斗も出場し、ゲームの流れに変化を生んでいた。かつてアントラーズで活躍したふたりの投入に、スタジアムのアントラーズファン・サポーターから大ブーイングが起こる。
レイソルの停滞感を打ち破ろうと、垣田も仲間も駆け回って変化を生んでいたけれど、この日はゴールには結びつかなかった。

この日、ベンチ外にも関わらず、汰木康也と土屋 巧がチームに帯同し、試合前のアップに参加していた。期限付き移籍から帰ってきた土屋はもちろん、汰木も黄色がよく似合う。どんなポジションで使われるのか、気になるふたりだ。練習着だけでなく次はユニフォーム姿を見られると思っていいのかな?
今後あたるチームも柏対策を行ってくるだろう。それを打ち破るため、チームの成熟とともに、選手の圧倒的な個性も発揮して欲しくなる。なんともワガママな話だけど……。リカルドサッカーを貫きながら、汰木や土屋といったまだ出場していない選手たちが、チームに“違い”をもたらしてくれることに期待したい。

【スタッツ】
鹿島アントラーズ × 柏レイソル
2026年2月21日(土)16:03 KICK OFF メルカリスタジアム
2−0
得点者:レオセアラ(36分)、植田直通(53分)
[KIIRO ZINE]は、柏レイソルの試合を年間25試合ほどスタジアムで観戦するエディターが、「スキを楽しむ」をテーマに試合の感想やその他レポート、アイテム紹介などさまざまな記事をアップしていきます。
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