【ここが転換点】7試合ぶりの勝利をふりかえり、勢いの大切さを考える|柏レイソル×川崎フロンターレ(第16節)
苦しい連敗を止めた日立台での勝利
53分、瀬川祐輔と細谷真大の投入とともに、試合の流れが一変した。
2025シーズンの一番いい状態が戻ってきたかのような小気味よいパス交換と、スピード感で息を吹き返す。それに呼応するスタジアム。58分、瀬川の突破とシュートで、スタジアムの一体感はさらに加速して……。

73分、ポケットを取った馬場晴也があげたふわりとしたセンタリングを細谷が押し込んで先制。細谷自身、百年構想リーグ開幕節アウェーの川崎フロンターレ戦以来のゴールとなった。
試合の残り15分、柏レイソルはボールを前進させる姿勢を崩すことなく攻撃的にゲームを終わらせて、7試合ぶりに勝利することができた。昨年のルヴァンカップの逆転勝利はあるものの、リーグ戦では2016年以来、勝っていないフロンターレを相手に得た勝ち点3。波に乗れる大きな自信につながるだろう。

ふりかえると、このゲームは後半イケイケになるまでかなり厳しい試合だった。前半8本もあったコーナーキックや、枠内シュートをたびたびストップした小島亨介は影のMVPだと思う。
停滞していた前半から、ギアを上げてまったく違うゲームにしたリカルド・ロドリゲス監督とコーチ陣、55分、74分、84分に投入される度、さらに加速させていった交代選手など、勢いを上げた要素は多数あった。
もちろんベストゲームと呼ぶにはまだまだ物足りないけれど、まずは勝利できたことを喜ぼう。ここを転換点に、8月からの新シーズンにつなげて行けそうだ。
苦しんだからこそ、喜びも大きい馬場晴也の活躍
後半の猛攻モードの中、70分に交代出場した馬場。センターバックながら、投入直後から高い位置を取って、度々相手ディフェンスの隙間へと侵入を試みる。そして、73分の細谷のゴールをお膳立てした。

貴重なゴールの直後、ベンチの選手たちが駆け寄ったのは、細谷ではなく馬場だった。みんなでアシストした選手を祝うという少し珍しいセレブレーションに。

思い返せば、出場のチャンスは得ているものの、なかなか結果を残せなかった馬場。
開始早々に3失点してしまった開幕節では、先発したものの前半35分に交代を命じられ、不満を露わにしながらロッカーに下がるといったこともあった。原田 亘とのレギュラー争いもある(しかも、原田がファーストチョイスになることが多い)。
馬場の忸怩たる思いが私たちにも伝わっていたからこそ、連敗を止めるアシストがより印象に残るシーンになったと思う。

【スタッツ】
柏レイソル × 川崎フロンターレ
2026年5月10日(日)16:03 KICK OFF 三協フロンテア柏スタジアム
1−0
得点者:細谷真大(73分)
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