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【勝利!】PKだけど、勝ちの価値はデカい。平日の埼スタで得た自信|浦和レッズ×柏レイソル(第7節)

オレでなきゃ見逃しちゃうねw


キックオフ直前のスターティングメンバー紹介でビジョンに映るマテウスサヴィオ

選手入場の直前、浦和レッズのスターティングメンバー紹介とともに、埼玉スタジアムに鳴り響くブレイクビーツ。

「!!  アンダーワールド!??😳😳😳」

大型ビジョンに変わるがわる現れるレッズの選手たちに合わせて流れる(ちょっと懐かしさを感じる)リズムとインダストリアルなメロディ。その曲は「Pearl’s Girl」。1996年リリースされた楽曲なので、Jリーグ黎明期の頃の英国テクノのクラシックですよ。でも、今、不意に聞かされても高揚感を感じるし、かっこいい。

一度は廃れたブレイクビーツを、2026年にここで採用するとは「“一周まわって”ってヤツ?」とか、しょーもないことを考えながら、ビジョンに映るマテウスサヴィオの顔を眺めていた。

アンダーワールドの公式YouTube、1:00付近がわかりやすいと思う。

少し不思議だったのがベース音とメロディのみ使っていたこと。この曲は抑えめのボーカルが“クレイジークレイジークレイジー……”と連呼するところがかっこいいのに(上記YouTubeの5:20あたり)、ボーカルをまるっと消している。

まぁ、これから戦う選手たちを紹介するのにクレイジー連呼は、ないか。漫画『HUNTER×HUNTER』のモブよろしく、おそろしく懐かしいテクノミュージックに「オレでなきゃ見逃しちゃうね」と。

(もし別の曲だったらすみませんww)

負の連鎖から一歩前進したレイソル


百年構想リーグですでに5敗し、逆境にいる柏レイソルと、浦和レッズの一戦は、前半を0-0で折り返す。後半開始早々に勢いをもってゲームに入ったレッズが、49分コーナーキックのこぼれ球を安居海渡がうまく当てて先制した。

しかし、レイソルの選手たちは俯くことなく攻勢を強めていく。52分にはスリーバック右に入った馬場晴也がアタッキングサードまで侵入してスルーパスを送り、細谷真大が反応。シュートはポストに直撃した。

レイソルは今シーズン、相手チームが講じてきたさまざまなレイソル対策を打ち破れずに苦戦を強いられてきた。そのため相手がレイソルシフトを敷くとマズイ状況だったかもしれない。でも、この日のレッズは自分たちのサッカーを貫くことに固執しているように見えた(いまだ自分たちのサッカーを構築している最中なのかもしれない)。

一方、レイソルの選手たちは、レッズボールで試合が止まるたびに声をかけ合って、攻撃の滑らかさを増していく。細谷のシュートがポストを直撃したあとは、レイソルの勢いがさらに増していく。そして66分、瀬川祐輔がコーナーキックからのこぼれ球を押し込んで同点に追いついた。

このゴールによって、大逆転勝利となった2025年のホームでのレッズ戦のようなワクワク感がスタンドに漂い始める。私たちはこの空気感を味わいたくてスタジアムにきている。試合終了間際の87分には、ペナルティエリア内でのハンドのように見える事象もあったがノーファール。両チームゴールを奪うことができず、試合はPK戦へ。

うん。あたってる。手も上がってる。ハンド100%

百年構想リーグの見どころのひとつのPK戦。しかも相手は熱狂的なサポーターがいるレッズで、コイントスの結果、コアサポーターが集うサイドで行うことに。

ゴールの背後に大旗が集まって、レイソル側のキック時に旗を上下。そのうねりは巨大なイソギンチャクのよう。ヌメヌメしていそうな動きだった。Jリーグ絶景のひとつと言える。

後攻ひとり目、トコトコPKをきっちり決めた小見洋太

PK戦は恐ろしい? おもしろい?

この心理戦を読み解くのに参考になる本があるので、いつかS-booksで紹介したい。この本を読むと、意外なところにPKの結果を分けるポイントがあることがわかって、PK戦がもっとおもしろくなる。

この日はレイソルGK小島亨介の日。3本目シュートストップ、4本目ポストに当たって、2-4でレイソルの勝利となった。

レッズ3本目、早川隼平のPKをズバリ止めた小島亨介

国内でもっとも難しいであろう埼玉スタジアムでのPKを勝利できたことは、レイソルにとって大きな経験。勝ち点2とはいえ勝利を手にしたことで、チームはポジティブな方向へ進みそう。

貴重な同点ゴールを決めた瀬川が、試合後のDAZNのインタビューで「もっとゴールに向かう動きをする選手と、それを逃さない選手が増えていかないと、まだまだ得点力不足というのは続いていくと思う」とチームの課題を述べていた。

つまり、今よりさらに、よくなっていくということですよね!


【スタッツ】
浦和レッズ × 柏レイソル
2026年3月18日(水)19:33 KICK OFF 埼玉スタジアム2002

1−1(PK 2-4)

得点者:安居海渡(49分)、瀬川祐輔(66分)


[KIIRO ZINE]は、柏レイソルの試合を年間30試合ほどスタジアムで観戦するエディターが、「スキを楽しむ」をテーマに試合の感想やその他レポート、アイテム紹介などさまざまな記事をアップしていきます。

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