【子育てエッセイ】双子が22歳のとき、私は58歳になる
こんにちは、きいぴくみんです。
3人の子どもを育てている父親です。
長男と、双子の娘がいます。
双子は昨年、早産で生まれ、NICUに入院していました。
現在は育休を取りながら、妻と育児中心の生活をしています。
双子が生まれたとき、ひとつ決めたことがある。
「痩せること」だ。
少し拍子抜けするような目標かもしれない。
でも、私にとってはそれなりに重たい決意だった。
社会人になって10年ほど。
デスクワーク中心の生活と、好きなビール。
気づけば体重は15キロほど増えていた。
痩せようと思ったことは、何度もある。
数年前、健康診断でE判定が出たときもそうだった。
再検査の結果は問題なし。
ただ、その結果が出るまでの数日間は、妙に長かった。
その頃には、長男が生まれていた。
もし自分に何かあったら。
この子の成長を見届けられなかったら。
そんなことを、ぼんやりではなく、はっきりと考えた。
怖かった。
結局、異常はなかった。
安心と一緒に、あの感覚も少しずつ薄れていった。
そして、ダイエットは三日坊主で終わった。
――喉元過ぎれば、熱さを忘れる。
あのときの自分は、日常の忙しさに健康の大切さを忘れてしまったのだ。
それから数年が経って、双子の娘が生まれた。
子どもが3人になった。
保険を見直し、ライフプランを考えたとき、
ふと、ひとつの数字に目が止まった。
双子が大学を卒業する頃、私は58歳になる。
まだまだ先だ。
しかも、双子は早産で生まれた。
退院後の生活も、決して楽ではないかもしれないと聞いた。
そのとき、ふっと腹に落ちた。
「これは、ちゃんと健康でいなければいけないな」と。
モノではないけれど、自分の体もまた、子育ての必需品なんだと思った。
前みたいに、「できたらいいな」ではなくて、
「やらないといけない」に変わっていた。
ちょうど育休に入るタイミングだった。
時間がある。言い訳も減る。
筋トレをして、酒をやめて、食事を見直した。
特別なことはしていないけれど、続けた。
半年で15キロ落ちた。
社会人になってから増えた分が、そのまま戻った形だ。
体が軽くなった、というのもある。
でもそれ以上に、少しだけ安心した気がしている。
子どもたちの未来に対して、
「自分ができることはやっている」と思えるようになったからだと思う。
たぶん、ダイエットの話ではない。
自分の時間に限りがあると気づいたのだ。
そして、その時間をどう使うかを、考え始めたという話だ。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
他にも、NICUでのことや、双子との日々についても記録として残しています。
もしよければ、他の記事ものぞいてみてください。
