【子育てエッセイ】長男には内緒だった、グリコの秘密 —毎朝のじゃんけんで、こっそりやっていたこと
こんにちは、きいぴくみんです。
3人の子どもを育てている父親です。長男と、双子の娘がいます。
双子は昨年、早産で生まれNICUに入院していました。
現在は育休を取りながら、妻と育児中心の生活をしています。
4歳の長男は、グリコにハマっている。
お菓子ではなく、じゃんけんで進む、あの遊びだ。
グーはグリコ。
チョキはチョコレート。
パーはパイナップル。
保育園の送迎のとき、毎日やるのが日課になっている。
保育園に行きたくない日でも、
「グリコやろう」と声をかけると、すっと玄関を出てくれる。
この遊びに、何度助けられたかわからない。
だいたい、勝負は接戦になる。
最後は、どちらが先に家に着いてもおかしくない。
このじゃんけんに勝った方が、先に家に着く。
そんな勝負だ。
接戦のときの長男は、真剣な顔になる。
まるで、このじゃんけんがこの世で一番大事なものみたいな表情で。
それが、たまらなくかわいい。
長男は、この勝負が接戦になる理由を、
私の歩幅だと思っている。
パパは一歩が大きいから、すぐに追いつく。
だから接戦になるんだ、と。
私の歩き方を真似たり、
手の反動を大きくしてみたり、
歩幅を広げようと工夫している。
だが長男よ、少しだけ違うのだ。
本人は気づいていないが、
長男にはじゃんけんのクセがある。
ほとんど毎回、最初にパーを出すのだ。
しかも、勝負が大事であればあるほど、パーを出す。
だから私は、グーとチョキをいい具合に混ぜる。
勝ちすぎないように、負けすぎないように。
そうやって、接戦になるように調整している。
長男の、あの表情を見たいがために。
そんなグリコが、とても楽しい。
長男のかわいい姿が見られるグリコは、
私にとって、子育てのボーナスタイムのひとつだ。
ただ、長男もいつか気づくだろう。
自分がパーを多く出していることにも。
もしかしたら、グリコ自体やらなくなるかもしれない。
そのときは、きっと遠くない。
だからこそ、この期間限定のボーナスタイムを、
目一杯楽しんでおきたい。
……と思っていた。
けれど、この記事の原稿を書いた数日後。
長男は、自分がパーを多く出していることに気づき、
グーを混ぜるようになってしまった。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。他にも、NICUへの入院生活のことや、育児の日々についても記録として残しています。
もしよければ、他の記事ものぞいてみてください。
