抽象画 制作ログ 〜白について〜

できたてほやほやの絵です。
私は色が好きで、画面の中でなるべく白と黒は使わないようにしてきました。どちらの色もそれ以上振り切れない強さがあるので、「決まる」形や線を表現しやすいと思っていて、敢えて避けてきました。
決まり、がはっきりしすぎている絵を、今は描きたくないからです。
が、最近、少しずつ白色は使うようになってきました。
今更ながら、白で完璧に他の色を覆うことはすこし難しく、うっすら透ける下の層が、きちんと味を出してくれることに気づいたからです。
もちろん、たっぷり置けば下の層を完全に覆うこともできますが、そこまですると強くなるので、それはしません。
3月末の個展が近いので、タブロー制作をしています。
完全なフィーリングの一層目に、水分多めのグリーン系を数色流し、そこで偶然できた形から、即興で重ねていきました。
冬の印象が現れてきました。
キャンバスに描くとき、ドローイングより、少しだけ緊張感を持って向かってしまいますが、緊張感、もしかしてもたない方が良いのかもしれないです。
この緊張は、商業制作で身についた品質基準の残骸かもしれないです。
どちらも同じ軽さ、自由さで描きたい。
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