見出し画像

「土地価格比準表」 ~土地の格差率が分かる本~


皆様、お疲れ様です。
note不動産鑑定士「ふどう鑑吉」です。


今回は、土地の価格を求めるときに必要となる「格差率」について書かれている本をご紹介させていただきます。


当記事は主に、実務修習生の皆様に向けて書いたものではありますが、土地の格差率について興味がある皆様には参考になる部分が多い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。




はじめに


土地の価格を求めるときに取引事例比較法を適用する際、各要因を比較するにあたって、「どれくらいの格差率をつけたら良いのか」と悩んだり、そもそも「どんな項目で格差がつくのか」と悩んだことはありませんか?


当記事では、そういった悩みを解決したいときに役に立つ「土地価格比準表」という本をご紹介します。


https://a.r10.to/hRA0pJ




何が書いてあるの?


「土地価格比準表」には、住宅地・商業地・工業地・宅地見込地などの用途地域ごとに地域要因や個別的要因の格差率が記載されていています。


したがって、実務修習中の一般実地演習において、土地の価格を求める際に適用する「取引事例比較法における格差率」を検討する際、とても役に立ちます。


また、実務修習の最後に実施される「修了考査(口述の考査)」において、「この格差率はどのような根拠でつけたのか」と問われた場合でも、「土地価格比準表を参考に地域の実態を考慮して~」などと答えるのも良いかと思います。




どういう時に使われているの?


「土地価格比準表」は、国又は地方公共団体が土地を買収する場合において、その適正価格を決める評価の判断基準となるものであり、「不動産鑑定士等の専門家ではない一般の担当者」が使用することを念頭に置いて作成されたもので、実際の現場では、主に損失補償の際の土地評価で使われています。


(「土地価格比準表」の格差率等は、「専門家である不動産鑑定士」が作成する鑑定評価においては、参考とはするものの、絶対のものではありません。




信頼できるの?


「土地価格比準表」とは、不動産鑑定評価基準の理論を基礎として、不動産鑑定士等の鑑定評価の専門家の参画を得て作成された本です。


もともとは国土庁(現国土交通省)が作成したという経緯や、国や地方公共団体等が土地の評価をする際にも使用されているという点からも、この本は信頼してよいものであると言えます。




セットで揃えておくと便利な本


今回ご紹介した「土地価格比準表」の内容をわかりやすく解説している本として、「土地価格比準表の手引き 七次改訂」という本があります。


「土地価格比準表の手引き」には、地域要因及び個別的要因に係る各条件についての説明や算定例等が示されており、「土地価格比準表」の理解をより深めることができます。


私は、こちらの本も持っていて、一般実地演習や修了考査対策において、活用していました。


https://a.r10.to/hk68Yc




以上より、現在、実務修習中の皆様におすすめできる本なので、ぜひ実務修習にお役立てください。


この本を手元に一冊準備しておくことで、実務修習期間中、きっと役に立つと思います。


なお、少しお高めの本ではありますが、不動産鑑定士になってからも活用できる本なので、修習生のうちに購入しておくべき一冊であると言えます。




関連記事のご紹介


土地価格比準表について、別の視点から紹介している記事もあります。こちらの記事では、実務修習生時代の私が、取引事例を比較する際、土地価格比準表を見ながら格差率の検討を行い、格差率に係る「判断基準」を作っていたものを「PDFにしたサンプル」を見ることができます。


土地価格比準表を活用する際の参考になるかと思いますので、ぜひ一度読んでみて下さい。





今回は以上です。

「読んでよかった」と少しでも感じていただけたら、
ぜひ「♡」を押していただけると、とても嬉しいです。

そのひと押しが、次回作を書く大きな励みになります。




【その他のおすすめnote】


不動産鑑定に関する記事をほかにも執筆しています。ぜひご覧いただけますと幸いです。


★「平均年収以下30代会社員が難関国家資格(不動産鑑定士)を取得したら年収が約2倍になった話」について興味がある方はこちらをどうぞ!


★「私が不動産鑑定士になるまでの苦労した道のり」を知りたい方はこちらをどうぞ!


★「不動産鑑定士試験に合格するための方法」をご紹介している記事はこちらです!


★「不動産鑑定士 修了考査」について知りたい方は、こちらの記事をどうぞ!


★「不動産鑑定評価書の書き方・考え方を、やさしく学びたい」と思ったときは、こちらの記事をどうぞ!


★「不動産鑑定評価書の書き方」に迷ったときは、こちらの記事をどうぞ!


★「建築基準法で悩んだとき」は、こちらの記事をどうぞ!


★地価公示について理解を深めたいと思った方はこちらをどうぞ!



いいなと思ったら応援しよう!

ふどう鑑吉 @ note不動産鑑定士 最後までお読みいただきありがとうございました!記事が少しでも参考になったり、役に立ったと感じていただけたら幸いです。チップも嬉しいですが「スキ」ボタンがとても励みになります!

この記事が参加している募集