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不動産鑑定士実務修習 役立つ本①(活用例PDF付)

実務修習中も、鑑定士になった今も、ずっと手放せない一冊。

今回は、私が実務修習生だった頃に「これは手放せない!」と感じた一冊をご紹介します。実はこの本、鑑定士になった今でも大活躍中なんです。

実務修習生にも、すでに鑑定士になった方にもきっと役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください!



実務修習中、一般実地演習等で鑑定評価報告書を作成するとき、どのように評価すれば良いのかな?って悩んだことありませんか?

私は実務修習中、多くの悩みを抱えていたので、鑑定評価に係る本を複数購入し、読み漁った経験があります

その経験から、私と同様に悩みを抱える修習生の参考になればと、いくつかの本をご紹介したいなと思ったことから、今回の記事を書くことにしました。




最も重宝した本


「土地価格比準表 七次改訂」


ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、もしお持ちでない方は、当記事をぜひ読み進めてみてください。この本を手元に一冊準備しておくことで、実務修習期間中、きっと役に立つと思います。

特に役立つのが、一般実地演習等において鑑定評価報告書を作成するときです。

土地の価格を求めるときに取引事例比較法を適用する際、要因を比較するにあたって、地域要因・個別的要因について、どれくらいの格差率をつけたら良いのかと悩むことってありませんか?

悩んだとき、その格差率について指導鑑定士に相談しながら決めていくのも良いかと思いますが、何の検討もつかないまま毎回のように相談していては、普段は優しい指導鑑定士の先生であっても、次第に表情が変わってくる可能性があります。

そこで、おすすめしたいのが、こちらの「土地価格比準表」です。


「土地価格比準表」は、不動産鑑定評価基準の理論を基礎として、不動産鑑定士等の鑑定評価の専門家の参画を得て作成された本です。

もともとは国土庁(現国土交通省)が作成したという経緯や、国や地方公共団体等が土地の評価をする際にも使用されているという点からも、この本は信頼してよいものであると言えます。


本の活用方法


​この本には、住宅地・商業地・工業地・宅地見込地などの用途地域ごとに地域要因や個別的要因の格差率が記載されていて、一般実地演習において格差率を検討する際に非常に役立ちました。

この土地価格比準表は、私自身が実務修習中に活用していたのはもちろん、周りの実務修習生の多くも所有して活用していると聞いたことがあります。

また、修了考査(口述の考査)において、「この格差率はどのような根拠でつけたのか」と問われた場合でも、「土地価格比準表を参考に地域の実態を考慮して~」などと答えるのも良いかと思います。

さらに、不動産鑑定士になってからも使用しているので、少しお高めの本ではありますが、これからも長い期間お世話になる本であることを考えれば、「修習生のうちに購入しておいて良かったな」と思っています。

このように、現在、実務修習中の皆様にもおすすめできる本なので、この機会にぜひ購入をご検討の上、実務修習にお役立てください。


セットで揃えておくと便利な本


今回ご紹介した「土地価格比準表」の内容をわかりやすく解説している本として、「土地価格比準表の手引き 七次改訂」という本があります。

「土地価格比準表の手引き」には、地域要因及び個別的要因に係る各条件についての説明や算定例等が示されており、「土地価格比準表」の理解をより深めることができます。

私は、こちらの本も持っていて、一般実地演習や修了考査対策において、活用していました。


興味のある方は、この本も確認してみてください。


おまけの活用例PDF


実務修習生時代の私は、取引事例を比較する際、土地価格比準表を見ながら格差率の検討を行い、格差率に係る「判断基準」を作っていました。

今回、その「判断基準」のサンプル(PDF)を作成してみました。おまけとして添付していますので、よろしければ、土地価格比準表を活用する際の参考にしてみてください。



補足


ご紹介した「土地価格比準表」は、国又は地方公共団体が土地を買収する場合において、その適正価格を決める評価の判断基準となるものであり、「不動産鑑定士等の専門家ではない一般の担当者」が使用することを念頭に置いて作成されたもので、実際の現場では、主に損失補償の際の土地評価で使われています。

つまり、「土地価格比準表」の格差率等は、「専門家である不動産鑑定士」が作成する鑑定評価においては、参考とはするものの、絶対のものではありません。

また、「土地価格比準表」と「土地価格比準表の手引き」には、長めの文章が書かれていますが、私の場合、この2冊の全てを読もうと考えただけで気が遠くなりそうだったので、全ての文章を読むことはなく、気になるところだけを読んでいました。実務修習生としては、そういう使い方で十分だったなと思っています。

ちなみに、不動産鑑定評価に関する本はいつの間にか販売終了になることも多いみたいなので、気になったら早めに購入することをおすすめします。

(私も欲しい本があって探しているのですが、その本が販売終了になっていて、ネットで中古を探してみたところ、定価の3倍くらいになっているので困っています)


今回は以上です。

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ふどう鑑吉 @ note不動産鑑定士 最後までお読みいただきありがとうございました!記事が少しでも参考になったり、役に立ったと感じていただけたら幸いです。チップも嬉しいですが「スキ」ボタンがとても励みになります!