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不動産鑑定評価書の書き方・考え方を、やさしく学べる本

これからの不動産鑑定士の皆様、お疲れ様です。
頑張る修習生の皆さんを応援しています、ふどう鑑吉です。

今回は、「不動産鑑定評価書の書き方・考え方を、やさしく学びたい」と思ったときにおすすめの一冊をご紹介させていただきます。


やさしい内容の本を求めていた…


論文式試験に合格することは、すごいことです。
しかし、その時点で評価書を書くための知識は備わっていません。


不動産鑑定評価書の書き方が分からない…

(実務修習スタート時の私の気持ち)


鑑定評価の基本は、論文式試験合格後の実務修習で学びます。

実務修習に入ると、実務修習用のテキスト等を用いて学ぶことになり、当該テキスト等は不動産鑑定士になるための専門的な内容が記載されています。


私が実務修習を始めたとき、

「もう少しやさしく説明された本はないだろうか」

と感じました。


そして、探し当てたのがこちらの一冊です。




明海大学のベテラン指導鑑定士等が、「不動産鑑定士試験合格者向け」に作成した本


実務修習生の皆様はご存知かと思いますが、明海大学 不動産研究センターは、(公社)日本不動産鑑定士協会連合会から不動産鑑定士試験合格者を実務修習生として受け入れる機関(実務修習実地演習大学)として認定され、200名ほどの不動産鑑定士を輩出している実務修習実地演習大学です。

今回ご紹介する本は、その明海大学のベテラン指導鑑定士らが、以下の3点にこだわりながら力を合わせて作成したものです。


【こだわり1】
経験豊富な指導鑑定士が、日頃の指導経験から初心者が陥りやすいミスを踏まえ、重要なポイントを理解できることを目標としている

【こだわり2】
鑑定評価基礎となる「更地の鑑定評価」に焦点を定め、本質を理解できることを目標としている

【こだわり3】
実務経験がない人が、気軽に読み進めることができる内容を目指している


いまの自分に必要な本はこれだ!

(この本を見つけたときの私の気持ち)


不動産鑑定士となるための実務修習では、実務に遜色のない鑑定評価書を作成し、依頼者に対して適切に説明できることが求められます。

しかし、不動産鑑定評価に関する書籍は、不動産鑑定士試験対策向けの参考書か、実務経験者向けの専門書に偏っており、実務修習の入口にいる方に適した一冊は、これまで見当たりませんでした。

その空白を埋めるのが、本書です。


◆       ◆       ◆


本の目次は、以下の序章~第7章により構成されています。


序 章 本書をお読みになる前に

第1章 基本的事項の確定と対象不動産の確認

第2章 地域分析

第3章 個別分析と最有効使用の判定 

第4章 鑑定評価手法の適用

第5章 資産価格の調整および鑑定評価額の決定ならびに鑑定評価報告書

第6章 不動産を取り巻く最新トレンド

第7章 実務修習にかかる座談会


◆       ◆       ◆


本書は、論文式試験合格後に実務修習を開始した主人公が、指導鑑定士の的確なアドバイスを受けながら鑑定評価書を完成させていくストーリーです。実務修習生と指導鑑定士による会話形式で構成されているため、親しみを持って読み進めることができます。

また、「具体的かつ標準的な鑑定評価書の文章(モデル評価書の記載あり)」と、「各章ごとに実務上のポイントを押さえたわかりやすい解説」により、鑑定評価への理解をより深めることができます。




基準と実務をつなげてくれる


基準を覚え、論文式試験に合格された皆様は、鑑定評価作業の流れを知識として理解されていると思います。しかし、具体的に「何をどのように調査していけばよいのか分からない」という状態の方も多いのではないでしょうか。

私もかつては同じような状況でした。本書の主人公は、そうした悩みを抱える修習生という設定で描かれており、指導鑑定士が「基準に〇〇とあるのは、実務では△△することになります」といった形で、基準と実務を結びつけるやさしい解説を行ってくれます。


例えば、

「物的確認に必要な資料について、収集すべき資料やその確認内容に関する詳しい解説」

「地域分析・個別分析について、各条件ごとの分析内容と考え方、そして標準的使用・最有効使用の判定に関する解説」

「手法の適用(本書の鑑定評価モデルの最有効使用が「低層戸建住宅地」であるため取引事例比較法に関する解説が中心)や鑑定評価報告書を書き終えるまでの留意点等」

が記載されており、これまで身につけてきた知識を、鑑定評価書の作成という実務へと応用できる内容となっています。


つまり、明海大学の経験豊富な指導鑑定士が、実務修習生を論文式試験合格者から不動産鑑定士へと導くプロセスを、本書を通じて知ることができます。

実務修習を始めたばかりの方や、これから実務修習に入る予定の方は、ぜひ一度手に取ってみてください。きっと実務の理解が深まるはずです。




今回は以上です。

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