自民党総裁候補の「霊的レベル」が低い
いや、偉そうに言ってすみません、と最初に謝っとく。
霊的レベルが超低い私が、偉そうに言えることではない。
でも、自民党総裁選の出馬会見を見てて、なんかガッカリしてしまう。その根源を辿ると、どうしても精神的な、というか、霊的なレベルでの問題に行き当たる。
魂の次元というか。
最近、チャーリー・カーク周辺を調べていて、アメリカが本気で「霊的」に国体を変えようとしているのを感じるだけに、日本の政治家の薄っぺらさ、俗っぽさに、物足りなさを感じるのです。
9月15日に書いた「『霊』のない保守」の続きのような話になりますが。
アメリカの「国体」の変化については、最近、松本徹三さんと村山茂樹さんが、Xで以下のように対話していました。
日本での報道にはあまり出てきませんが、現在のトランプ政権が打ち出してきている政策の8割までは、「ヘリテージ財団」という100人超のスタッフを抱えたシンクタンクが、35億円近い直接経費と3年近い歳月をかけてまとめた「900ページ超の政策提言集(プロジェクト2500)」の内容に忠実に沿ったものです。
(この提言集の内容は、強固なキリスト教の理念をバックに、連邦政府の再編、大統領権限の強化、保守派人材の大量登用、等々を強く求めたもの。)
(松本徹三 2025/9/20 12:38)
日本での報道にはあまり出てきませんが、現在のトランプ政権が打ち出してきている政策の8割までは、「ヘリテージ財団」という100人超のスタッフを抱えたシンクタンクが、35億円近い直接経費と3年近い歳月をかけてまとめた「900ページ超の政策提言集(プロジェクト2500)」の内容に忠実に沿ったもので…
— 松本徹三 (@matsumotot68) September 20, 2025
ヘリテージ財団などに結集しているアメリカの共和党幹部層は、本気でアメリカの国体を改造しようとしているのだろう。
(村山茂樹 2025/9/20 16:30)
ヘリテージ財団などに結集しているアメリカの共和党幹部層は、本気でアメリカの国体を改造しようとしているのだろう。 https://t.co/fE9QDDaahN
— 村山茂樹 (@Clunio) September 20, 2025
はい、確信犯です。
彼らの価値感の根源はキリスト教(福音派)なので、「個々の人間の根源的な自由」を何よりも大切に考える「リベラル(=実存主義)」とは、基本的に相容れません。
(松本徹三 2025/9/20 16:38)
はい、確信犯です。
— 松本徹三 (@matsumotot68) September 20, 2025
彼らの価値感の根源はキリスト教(福音派)なので、「個々の人間の根源的な自由」を何よりも大切に考える「リベラル(=実存主義)」とは、基本的に相容れません。
近代国家の模範だった米国が、「価値観」 の相違で政治的に二分されてしまうのはとても残念です。 https://t.co/OGlBmwl5Gn

トランプ的な保守、トランプ的な共和党の路線が、これからも続いていくかどうかはわからない。
でも、チャーリー・カーク周辺を見ていると、若い人ほど、保守的なキリスト教に回帰しはじめたのは確かなようだ。
これまでの啓蒙の推進、唯物論思想の繁栄、リベラリズムの時代が、根本的に変わりつつある。
それなのに、日本の自民党総裁選に出ている人たちは、変化に無自覚に思える。
霊的な次元を感じられる人はいない。
それどころか、保守を感じられる人も一人もいなかった。
保守を、伝統を語る器ではない。
みんなリベラルですね。
口先だけの保守。林芳正なんか、G7で無神論&グローバリズムのアンセム「イマジン」を演奏したくらいだしね(Imagine there's no heaven, no country)。スーパーリベラルじゃないか。
いちばん保守っぽいのは、確かに高市さんだっただろうけど。
でも、たとえば男系の皇位継承にこだわると言うとき、その「霊」的意味を、ちゃんと国民に示しているでしょうか。
ただ長く続いているからやめるのは惜しい、みたいんじゃ、ダメでしょう。
男系を続けた結果、皇室はこのように霊的に高い、ということを示せるか。少なくとも、本人がそれを信じているのか、ということがあると思う。
高市氏含め、日本の総理候補は、「政策」のパッケージで競おうとしている。
そういうのは大臣レベルの話で、トップは、国の精神的な支柱を明らかにしてほしい。
自民党以外で、参政党の神谷代表なんかも、「国体」という言葉は避けて「国益」と言う。誤魔化している。最近、右翼色を後退させて、人気が落ちている。
日本保守党なんてのは、最初から精神性ゼロ、というか、左翼の理想主義をバカにするだけなら、左翼より精神性が低い。
そんなことで、西暦325年の「ニカイア信条」を引用して国民に語りかける、カトリックのヴァンスとかの精神性に対抗できのか、と。
たぶん、日本にも、何か霊的な価値はあるんですよ。
日本に来た外国人が、「日本は何か違う」と感心するものがある(感心しない人もいるが)。
それが、日本人自身にとっても、わからなくなっている。
戦前には、それがもう少しわかりやすかったのかもしれない。
西村幸祐さんが、私の9月15日の記事にコメントしてくれて、「神道」に言及されていた。でも、今の人にそれがどれだけ伝わるか。私にもよくわからないし。
国民自身にわからなくなった、その霊的な何かを、国民に示し得てこそ、これからの国のリーダーではないかと思うんですね。
トランプとか、J・D・ヴァンスとかは、そう考えていると思う。
これまで、そういう「深い話」をしなくて済んできたのは、なんだかんだ言って、日本もアメリカも金持ちだったからだと思う。
アメリカは、もう覇権国でなくなる将来を見据えていると思う。
どんな国の栄光も永遠ではないのだから、誰のせいというのでもない。
でも、日本は、諦めが悪いというか、歴史が見えないというか、いつまでも過去と同じ栄光の形にしがみついている。
Japan is Back なんつーて。(それ自体は第一期安倍政権のスローガンですが)
今度の川崎市長選に出る宮部龍彦さんが、以下のようなポストをしていて、さすがわかってるな、と思いました。
「日本人を差別するな」という言葉が10年くらい前は鼻であしらわれていましたが、今は実感を伴うようになってきました。
AIで言語の壁がなくなって、日本人はマジョリティでも強者ではなく、世界の中ではマイノリティだという現実を突きつけられつつあります。
(宮部龍彦 2025/9/21 8:55)
「日本人を差別するな」という言葉が10年くらい前は鼻であしらわれていましたが、今は実感を伴うようになってきました。
— 宮部龍彦(みやべたつひこ)@川崎市長選 (@K_JINKEN) September 20, 2025
AIで言語の壁がなくなって、日本人はマジョリティでも強者ではなく、世界の中ではマイノリティだという現実を突きつけられつつあります。
戦後長らく経済大国だったから驕り高ぶりました
(宮部龍彦 2025/9/21 9:20)
戦後長らく経済大国だったから驕り高ぶりました
— 宮部龍彦(みやべたつひこ)@川崎市長選 (@K_JINKEN) September 21, 2025
私は、安倍晋三さんが生きてた頃から、
「安倍さんは、日本がこれから落ちていくのがわかってるんだろうな。少なくとも変化する。だから、保守的価値観で、日本人の心を埋めようとしているんだろうな」
と、なんとなく感じていました。
だからトランプからも、「こいつ、わかってるな」と思われたのでは。
一方、安倍さんを叩く左翼とリベラルのほうは、いつまでも日米が「豊かで強い」ことを前提に、権力を叩いていると思っていました。
今でも「強く豊かに」は保守の旗印になってるけど、何か根本的に違う気がする。
「強く豊か」に越したことはないけど、多少貧しくなっても、子孫につなげるよう頑張れる「魂」が必要なわけで・・。
そこに、保守思想の出番があるのではないでしょうか。
日本人は、日本人だけで、身を寄せ合って生きていかなければならない時代が来る、と思うなら、どうやって国民は団結するか、何を最低限守るべきか、そういう方向で考えていくべきです。
そして、霊性ということでは、私のような年寄りも、今の日本は不安なわけです。
私はもうすぐ死ぬ。そうすると、私の霊はどうなるのか、と。
外国人の墓地の問題で、いろいろ騒いでますが、それ以前に、日本人が墓を作ってもらえなかったり、墓「じまい」されたりする時代なわけですよ。子供がおらず、孤独死が増えれば、墓参りする人もいない。
私なんかは墓を作ってもらわなくて結構、と思う一方で、日本人全体がそうなっていくと、どうなるんだ、と思う。
日本人の霊的連続性が、まさに危機にあるのに、保守の人たちがそれに危機感を感じないのはおかしいよ。
少子化の経済効果ばかり考え、霊的意味を考えない。
日本人を「労働人口」としか考えていないのか。移民で帳尻を合わせればいい、とかそういう問題ではないはずです。
あえて言えば、靖国なんかより、今はそういう普通の日本人の「霊」の行方が問題なはずです。
皇室の連続性ばかり考えて、なぜ普通の日本人の霊的連続性を軽視するのか。
「靖国参拝」や「男系主張」が、他人よりも「より保守」であることを示すだけの政治的記号になっている。
霊などない、死んだら終わり、というなら、もとより靖国など意味がない。
普通の日本人が、日本人の霊的連続性が実感できずに、「伝統」も「国体」も「愛国心」も、あったものではないでしょう。
保守を名乗る政治家も批評家も、なぜそういうことに気づかないのか。
そういうことに気づかず、なぜ「豊かに強く」の「夢よもう一度」ばかり言うのでしょうか。
リベラルは、唯物論が入り込んで極左化し、ダメになりました。
初期の社会主義は、宗教とも融合して社会改良しようとしたのに、宗教を排撃したマルクス・レーニン主義から、致命的に間違えた。
宗教とかスピリチュアルを、カルト、右翼、いかがわしいと指弾しているうちに、批判ばかりで自分たちはカラッポだというのが、誰の目にも明らかになりました。
石破もそうだが、「戦後精神」以外の「精神」を示せない。日本には80年の歴史しかないように語る。そこに保守の精神が宿るはずがない。
私は、共産党周辺の唯物論者、江川紹子や有田芳生や毎日新聞が「オウム」を叩き始めた時から、リベラルの本格的な凋落が始まった、と見ているから、小説「平成の亡霊」を書きました。
オウム真理教はもちろん悪いが、長期的には、唯物論者たちが日本に悪影響をおよぼした。
保守にはまだ期待しているから、早く「霊」に目覚めてほしい。
<参考>
