見出し画像

ゲームチェンジャーとしての参政党

なんにしろ、選挙戦で死者が出なくてよかった。

なんといっても、3年前の時は安倍さんが殺されたからね。

みなさん、暑い中、お疲れ様でした。

なんとか無事に、投票日を迎え、今日は晴れだ(暑くなりそうだが)。


今度の選挙の主役は、まちがいなく参政党でした。

「敵」から見たら、安倍さん一人殺したら、「安倍さん」が1000万人に増えちゃった、みたいな感じかもしれない。

神谷宗幣代表を、安倍さんの後継者だと言いたいわけでは全くないですが。


参政党は、わずか2週間余りで、選挙のテーマそのものを、すっかり変えてしまった。

まさにゲームチェンジャーでした。

それについては、神谷代表自身が、昨日の「マイク納め」演説で、的確に分析していました。


【参政党】ついにフィナーレ!2万人の大観衆、鳴り止まない参政党コール、神谷宗幣 魂のラスト演説!2025/07/19 東京芝公園


(動画4:25あたり)

こうやって大勝ちできそうな時もあればね、厳しい時もあるでしょう。これからね。

けれども、それが本来あるべき政治の姿でね。

その時、その時の国民の気持ちをしっかりと汲み取って、国の課題に向き合って、国民にビジョンを示し、これからの国をどうしていくのか、それをしっかり示しながら選挙やっていくのが、国政選挙の当たり前なんです。

(拍手)

それをやらないでね、それをやらないで、もうメディアが作った、政治と金の問題とかね、選択的夫婦別姓とかね、国民が別に大して、関心もないようなことばっかり争点にしてやろうとするから、みんな選挙に行かなかったんですよ。そんなこと求めてないからね。

参政党は愚直に、今国民が何をしてほしいと思ってらっしゃるのか、みんなが何を求めて何が不満で、どういったところに焦点を当ててほしいのかっていうことを、一切のしがらみとか利権とか関係なく、小学生みたいな気持ちで、どストレートの直球を投げるから支持が上がったんです。


「一切のしがらみ」云々の自己宣伝は割り引くとしても、今回の参政党の役割を、客観的に捉えていると思います。

メディアや政権党は主題にしたくなかったし、他の保守系候補もあえて取り上げていなかった「外国人労働者問題」が、参政党によって焦点化され、他党もそれに対応せざるを得なくなった。

これは、「日本人ファースト」というスローガンが、参政党の意図を超えて、(たぶん偶然に)国民に「刺さった」結果だと思います。


そして、外国人問題を通じて、国民は、アンチも含めて、「これからの日本の形」を、考えざるを得なくなった。

反発も激烈だったけど、「考えさせた」点に、参政党の功績があります。

それによって、神谷氏が言うとおり、国政選挙らしい選挙になったんじゃないでしょうか。


私は3年前の参院選の前に、「日本人に『国』のことを考えさせない政治家たち 参院選は最後のチャンスか」という記事を書きました。


その記事には、立憲民主党の泉健太代表(当時)の言葉を引用しています。


「憲法改正に賛成ですか。反対ですか」という質問が来たら「その質問、アホじゃないですか」と言ってあげてください。

そんなことよりも生活を守ることのほうがどれだけ大事か。生活課題に一生懸命取り組むことの方が大事です。


こういう姿勢で、「国の問題」から逃げ続けてきたのが、日本の政治、日本の選挙ですね。

今回も、そうなるはずだったのですが、参政党が変えた。


そして、こういう「国の問題」から逃げる姿勢は、戦後の最初から、日本の政治に一貫しているのです。

これも、何度も書いてきましたが、同じ自分の記事から引用します。


1946年4月、戦後初の総選挙は、GHQの新憲法案に対する、日本国民の「信任投票」の意味があった。

軍備について、天皇制について、国民全体で議論する絶好の機会だった。

しかし、社会党と共産党の民主統一戦線(野党共闘!)は、憲法では票が取れないと判断した。

両党が訴えたのは、「食糧問題」「コメ、寄こせ」だった。



今回の選挙は、まさに80年前と同じ、「コメ寄こせ」に回帰しそうな選挙でした。

日本人はバカではないから、そういうゴマカシにいつも騙されたわけではない。

たとえば1960年の安保闘争は、「国の大問題」を考えない日本の政治への、不満の爆発でもありました。


それは「左」から出てくるか、「右」から出てくるかはわからない。

今回の選挙でも、東京選挙区・無所属の山尾志桜里氏は、憲法改正と女性天皇を公約に掲げ、リベラルの側から「大問題」を考えさせようとしました。

その姿勢は評価に値しますが、山尾はいろんな方面から嫌われ、すでに潰されているような形です。


ある意味で、「左」の山尾の狙いを、「右」の参政党がより効果的に実現したところがあります。

ここでも、山尾一人を潰したと思ったら、「山尾」が1000万人に増えた、みたいなことかもしれない。


いずれにせよ、権力やメディアが考えてほしくない「国の問題」を、みんなで考えざるを得なくなったこと。

それが、参政党が何人当選するか、などの選挙結果以上に、重要なことだったと思います。

それにしても、みんな参政党で頭がいっぱいになって、「嘘つき」蓮舫のことなんか忘れたようでした。(何気に立憲が得をした?)


繰り返し指摘されたように、メディア、しばき隊ふくめた「アンチ」が参政党を批判すればするほど、参政党の認知は上がり、私がいう「国の問題」を考える機会が増えました。

神谷代表は、「アンチのみなさんもお疲れ様でした」と言っていましたが、皮肉ではなく、まさにそのとおりです。

その意味で、参政党の最後の選挙集会で、日の丸と、バツ印がついた日の丸が並んでひるがえっていた光景は、象徴的でした。

YouTube「政経ゆっくりチャンネル」より



私としては、自分の選挙区(神奈川)の参政党候補、はじかの氏がXであげていた写真を、私の「ピューリッツァー賞」として貼っておきます。




<参考>


いいなと思ったら応援しよう!