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仕入れ880円、赤字52円。それでも続けるせどりの話

【はじめに】

前回、投資もせどりも「金額だけ見たら意味あるの?」ってレベルだよという話を書きました。

正直に言うと、せどりのほうは今のところ、そこまで赤字は出ていません。

唯一の赤字が、電子辞書1件だけです。

今日はその話と、そこから学んだ「逆算」という考え方について書こうと思います。

【880円で仕入れた電子辞書】

仕入れたのは、中古の電子辞書でした。
仕入れ値は880円。

相場を見て、1,400円くらいなら売れるだろうと踏んでいました。
手数料と送料を引いても、きちんと薄利とはいえ利益が残る計算です。

このあたりの「先に利益を計算してから動く」感覚は、LINEスタンプ76円、転売42円。それでも副業をやめない40代の話でも書いた話とつながっています。

でも、なかなか売れませんでした。

【少しずつ、値段を下げていきました】

1,400円で反応がないので、少し下げます。
それでも反応がないので、また少し下げます。

そうやって何度か下げているうちに、気づけば「利益が出るギリギリのライン」まで来ていました。
そこから先は下げたくない、という金額です。
私としては「ここが底値」のつもりでした。

【そこに、価格交渉が来ました】

ギリギリまで下げたところで、価格交渉のメッセージが届きました。
正直、ここで少し迷いました。

「これ以上はできれば下げたくない」

でも「交渉を断って、このまま売れない方が困る」結局、少しだけ下げて交渉に応じました。
その結果、赤字は52円

缶コーヒー1本分にも満たない金額です。
でも、しっかり赤字は赤字でした。

【原因は、値下げの「その先」を決めていなかったことでした】

振り返って気づいたのは、単純なことです。
私は「利益が出るギリギリのライン」までは計算していました。
でも、そこから先、つまり「価格交渉が来たらどうするか」までは決めていなかったんです。

値下げは自分のペースでコントロールできます。
しかし価格交渉は、相手のタイミングで、いきなり来ます。

「ギリギリのラインを守る」つもりが、交渉という想定外の一手で、あっさり赤字側に押し出されてしまいました。

【逆算に、もう一段階必要でした】
今回学んだのは、逆算にはもう一段階必要だということです。
私がやっていた逆算はこうでした。
↓↓↓

・これくらい残したいという利益を決める
・想定される売値を調べる
・送料・手数料を引く
・残った金額を仕入れ値の上限にする

ここまでは間違っていなかったと思います。
ただ、実際にはもう一つ、決めておくべきラインがありました。

「価格交渉が来たとき、どこまでなら応じるか」

これを、値下げを始める前に決めておくべきだったんです。
売値のギリギリラインを「最終防衛ライン」だと思っていましたが、実際には「値下げの最終ライン」と「交渉の最終ライン」は別物でした。

【それでも、あえて赤字を選ぶこともあると思っています】

ここまで「赤字は避けたい」という前提で書いてきましたが、最近少し考え方が変わってきています。

このまま売れずに手元に残り続けるくらいなら、多少の赤字でも売って、仕入れ値の一部だけでも回収したほうがいい。

そんな場面が、これから出てくる気がしています。在庫として持ち続けても、価値が上がるわけではありません。

むしろ時間が経つほど、相場は下がっていくことのほうが多いです。

だったら「損切り」のつもりで、赤字を確定させる判断も、逆算の一部に含めておくべきなんだと思います。
「絶対に赤字を出さない」
ではなく、
「どこまでなら赤字を受け入れるか」
も、仕入れる前から決めておく。

そう考えると、逆算というのはプラスを守るためだけでなく、損を最小限にするための線引きでもあるんだと気づきました。

このあたりの感覚は、以前「TOB」って何? 1株だけの株主に届いた買収通知と、千円程度儲けた話で書いた、投資での「持ち続けるか、手放すか」の判断とも近いものがあります。


【小さな金額だからこそ、見えたこと】

52円という金額は、本当に小さいです。
この小ささのおかげで、逆に気づけたことがあります。

「ここまでは大丈夫」
というラインを決めていても、想定していない動き(今回で言えば価格交渉)が来た瞬間、そのラインは簡単に崩れるということです。

そして、そのラインが崩れたときに「絶対に守る」のではなく「どこまでなら妥協するか」を決めておくことも、同じくらい大事なんだと思います。

次に仕入れをするときは、

・値下げの下限
・交渉に応じる下限
・それでも売れないときに、損切りとして手放す下限

この3段階を、仕入れる前に決めておこうと思っています。

【最後に】

52円の赤字は、本当に小さな出来事です。

でも「決めていたつもりのラインが、想定外の一手で崩れる」というのは、せどりに限った話ではない気がしています。

前回の記事(投資もせどりも、正直「意味あるの?」ってくらい少額でもやってる話)でも書いた通り、私の投資もせどりも、動く金額は本当に小さいです。

でも小さいからこそ、こういう気づきが、はっきり見える気がしています。

次回は、この「損切りのライン」を投資側でも考えてみた話を書こうと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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