むねの奥の「きゅっ」に気づいたあとでわかってもらう体験が、こころをほどく理由
むねの奥の「きゅっ」に気づいた。
「私は寂しかったんだ」
「本当は傷ついていたんだ」
「ずっと我慢していたんだ」
そんなふうに、自分の気持ちに少し触れられたはずなのに、日常に戻ると、また胸の奥がきゅっと縮こまる。
そんな経験はありませんか。
気づいたのに、苦しい。
わかっているのに、楽になれない。
そして、そんな自分にまた落ち込んでしまう。
「気づけたのに、どうして変われないんだろう」
「わかっているのに、どうしてほどけないんだろう」
そんなふうに、自分を責めてしまう方もいるかもしれません。
でも、あなたが足りないわけではありません。
長いあいだ、ひとりで抱えてきた気持ちは、ひとりで気づくだけでは、ほどけきらないことがあります。
誰かにわかってもらう体験の中で、ようやく少しずつ、こころが息をし始めることがあるのです。
気づきだけでは苦しさが残ることがある
前回の記事では、
言葉にならない気持ちにふれたとき、
「あなたがあなたを抱きしめてあげてください」とお伝えしました。
自分の内側に気づく時間は、とても大切です。
ただ、実際には、
自分にやさしくしようとすると、かえって苦しくなることもあります。
感情に触れようとした瞬間、涙が出そうになる。
言葉にしようとすると、胸が詰まる。
誰にも言えないまま、また飲み込んでしまう。
そんな状態になるのは、めずらしいことではありません。
心理的な傷つきや孤独は、
「理解」だけでなく、
誰かとの安全なやりとりの中で、少しずつ変わっていくことがあります。
私自身も、同じ場所で立ち止まっていました
私自身も、長いあいだ、
「わかっているのに苦しい」という場所にいました。
心理学を学ぶ中で、
自分の生きづらさの背景は少しずつ理解できるようになりました。
でも、理解しても、ほどけない。
頭ではわかる。
でも、身体の奥はまだこわばっている。
そんな感覚がありました。
その頃、私はカウンセリングを受けていました。
先生はユング派の方で、
夢の話をとても大切に扱ってくださいました。
私には、何度も繰り返し見る夢がありました。
広い家の中を、子どもたちと一緒に探索している夢です。
家は広くて、きっと素敵な場所になるはずなのに、
部屋には物があふれていて、ごちゃごちゃしている。
夢の中で私は、
「片づけたら、きっと素敵な部屋になるのに」
と感じていました。
最後にたどり着く場所は、
西本願寺のような、静かで厳かな仏間でした。
その場所だけは整っていて、
余計なものがなくて、
どこかほっとする空間でした。
カウンセリングでは、
今まで誰にも話せなかった孤独や悲しみを、
少しずつ言葉にしていきました。
うまくまとまらなくてもいい。
涙が先に出てもいい。
意味がわからないまま話してもいい。
そんなふうに受け取ってもらえる時間がありました。
ひとりで抱えていたとき、
感情は「ダメな自分」の証のように感じていました。
けれど、誰かに受け止めてもらう中で、
「ああ、こう感じてもよかったんだ」
と、少しずつ見え方が変わっていきました。
覚えていてもらえた体験が、胸の奥を静かにした
カウンセリングが終わってから、
5年ほど経った頃。
ふと先生に連絡をしたことがあります。
そのとき先生は、こう返してくれました。
「よく覚えていますよ」
そして、あの夢の話にも触れてくださいました。
その一言を読んだとき、
胸の奥が、すっと静かになる感覚がありました。
ぐちゃぐちゃだと思っていた自分の内側を、
誰かが一緒に見て、覚えていてくれた。
ただ、それだけ。
でも、その体験が、
私の中にあった孤独を少しほどいてくれました。
「私は、ひとりで抱えなくてもよかったのかもしれない」
そう思えたのです。
こんな状態なら、ひとりで頑張りすぎているサインかもしれません
もし今、あなたに当てはまる感覚があるなら、
気持ちを誰かと一緒に言葉にする段階かもしれません。
たとえば、
自分の気持ちに気づいたのに、楽にならない
胸の奥が「きゅっ」とする感覚が続いている
ひとりで考えるほど、苦しくなる
誰かに話したいのに、何から話せばいいかわからない
「こんなことで相談していいのかな」と迷っている
いつも最後は「私が悪いのかな」と自分を責めてしまう
そんな状態は、
あなたが弱いから起きているわけではありません。
ひとりで抱え続ける時間が、
少し長くなっているだけかもしれません。
まずは、感覚に名前をつけるだけでいい
今すぐ大きな話をしなくても大丈夫です。
まずは、自分の内側にある感覚へ、
短い名前をつけてみてください。
「もやもやする」
「きゅっとする」
「ざわざわする」
「ふわふわする」
「泣きそうになる」
「何も感じない」
そんな言葉だけでも十分です。
気持ちは、正しく説明できなくても大丈夫です。
まとまっていない気持ちを、
まとまっていないまま出せる場所があると、
こころは少しずつ息をし始めます。
だからこそ私は、ただ言葉を届けるだけでなく、
やりとりの中で一緒に受け取る時間も作りたいと思いました。
メール・メッセージカウンセリングのご案内
ただ知識を読むだけではなく、
あなた自身の言葉を、安心できるやりとりの中で受け取る時間を作りたいと思いました。
そこで今回、noteを読んでくださっている方に向けて、
メール・メッセージカウンセリングをご用意します。
メール・メッセージカウンセリングは、
言葉にならない気持ちや、まとまらない思いを、
テキストのやりとりの中でゆっくり受け取っていく時間です。
すぐに答えを出すための場所ではありません。
今の自分の状態を知る。
胸の奥の感覚に名前をつける。
ひとりで抱えていた気持ちを、少し外に出す。
そんな時間として使っていただけます。
このような方に向いています
カウンセリングに興味はあるけれど、対面や電話は緊張する方
気持ちを話すより、文章で整理する方が安心できる方
自分の気持ちがよくわからず、言葉にするところから始めたい方
いつも自分を責めてしまう方
誰かに受け止めてもらう体験を、小さく試してみたい方
反対に、
今すぐ明確な答えや指示がほしい方には、少しゆっくり感じられるかもしれません。
この時間では、
あなたの気持ちを急がせず、
一緒に見つめていくことを大切にします。
メッセージカウンセリングについてのお知らせ🌿
メッセージカウンセリングにお申し込みくださった皆さま、本当にありがとうございました😌💞
初回限定としてご案内していた
3往復/1,000円
のメッセージカウンセリングは、いったん受付を終了いたしました。
現在は、サブアカウント
noteの中の小さなカウンセリングルーム
にて、こころを整理したい方に向けたご案内を少しずつ整えています。
今後のメッセージカウンセリングは、
3往復/3,500円
を目安に、通常メニューとして受付予定です。
やりとりの期間は、開始から2週間ほどを目安にしています。
事務連絡や日程確認のやりとりは、往復回数には含みません。
お申し込み方法
ご希望の方は、
本アカウントまたはサブアカウントのDMよりご連絡ください。
DMには、
メッセージカウンセリング希望
と一言だけ送っていただければ大丈夫です。
その後の流れは、こちらからご案内いたします。
定員や受付状況によっては、次回のご案内をお待ちいただく場合があります。
必要な方が、安心して言葉を置いていける場所になるように、
無理のない形で続けていきたいと思っています🌿
読むことで起きる小さな変化
ここまで読んだあなたは、
もうすでに、
「ひとりで抱えなくてもいいかもしれない」という感覚に、
少し触れ始めているのかもしれません。
胸の奥の「きゅっ」は、
消さなければいけないものではありません。
誰にも見せられなかった気持ちが、
「気づいてほしい」と小さく知らせてくれているサインかもしれません。
そのサインを、
ひとりで抱え込まず、
誰かとのやりとりの中で少しずつ言葉にしていく。
その小さな一歩から、
あなたのこころの中に、少しずつ安心が育っていきます。
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少しだけ、ここまでの内容に触れてみたい方へ。
私がこれまでに書いたものの中から、
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