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「頼っていい」と伝えることも、命を支えることなのかもしれない

最近、命について、そして命を支えることについて、考える出来事がいくつかありました。

病気のあとも続いていく暮らしのこと。
子どもたちのこころの危うさのこと。
地域の中で、ふと交わされる立ち話のこと。

どれも別々の出来事のようでいて、
私の中では、どこかでつながっているように感じました。

もしよければ今日は、
「命を支える」ということについて、
一緒に少しだけ考えてもらえたらうれしいです。

そのきっかけのひとつが、aicoさんの記事でした。

▶︎ 癌の治療を終えた後も、生き抜かなければならない。労働にキツさを感じていたら

癌サバイバーの方が、治療後も働き続けることの大変さ。
体調だけではなく、経済的な不安。
「休みたい」と思っても、簡単には休めない現実。

そして、困ったときに相談できる窓口や、利用できる可能性のある制度について、とても丁寧にまとめられていました。

振り子さんが応援されていたこともあり、私もこの記事にたどり着きました。

▶︎ 振り子さんの記事

読み終えたあと、しばらく考えていました。

治療が終わっても、生活は続いていく。

働くこと。
家計のこと。
家族のこと。
体の不調のこと。

どれも、治療が一区切りついたからといって、すぐになくなるわけではありません。

そして、癌という言葉に触れると、どうしても「命」を考えます。

もし自分が。
もし家族が。
もし大切な人が。

病気そのものだけではなく、
「これからどうやって暮らしていけばいいのか」
という不安が、人を追い詰めることもあるのだと思います。

だから、aicoさんの記事のように、

「こういう支援があります」
「こういう相談先があります」
「困ったときは制度に頼っていいのです」

と伝えてくれる人がいることは、とても大切なのだと思いました。

命を守るというと、私はつい大きな言葉を想像してしまいます。

けれど本当は、

支援先を知っていること。
制度を知っていること。
「頼っていい」と誰かが言葉にしてくれること。

それも、命をひとりぼっちにしないための大切な営みなのかもしれません。

そしてこの「ひとりぼっちにしない」という感覚は、制度や相談窓口だけではなく、地域の小さな関わりの中にもあるのかもしれないと思いました。

最近、スクールカウンセラーをしている同期の心理士から、子どもたちの話を聞きました。

高校では、9月以降に依存症が疑われる子や、希死念慮のある子が増えていること。
小学校や中学校でも、自殺予防授業が必要になってきていること。

その話を聞いたときにも、胸の奥が少しざわつきました。

命を守る授業が必要な時代。

地域の中で生まれる、小さな会話

一方で私は、今年、地域の組長をしています。

広報やチラシを配ったり、賦銭や街灯料金を集めたり。
今回は、河川掃除に関する補助金の領収書に、各家庭のサインや押印をもらう作業もありました。

正直、面倒だなと思うこともあります。

15年ほど前に今の地域へ越してきたときも、わりとすぐに組長が回ってきました。
今年で2回目です。

高齢の方が増えて、順番ですよと言われると、なかなか断れません。

でも、一軒一軒回っていると、会話が生まれます。

「ご苦労さん」
「お疲れさま」
「よろしくお願いします」

そんな言葉をかけてもらいながら、庭の百合を見せてもらったり、トマトの育ち具合を聞かせてもらったり。

ある方は、手続きを済ませながら、初孫が生まれた話をしてくれました。

その方は、同級生のお兄ちゃんで、たしか私より3つ上の人です。

「孫って子どもとはまた違ってかわいいって、みんな言うやん。
でも、生まれる前は正直ピンときてなかったんよ。
けど、実際に生まれたら、ほんまにそうやなって思ったわ」

そんなふうに、うれしそうに話してくれました。

私は思わず、

「本当に、目に入れても痛くないって思うものね」

と返しました。

ほんの数分の立ち話でした。

でも、なんだかとてもあたたかい時間でした。

考えてみれば、その方とこんなふうに会話したのは、10年以上ぶりかもしれません。

昔の私は、こういう地域のやり取りの良さが、あまり分かっていませんでした。

誰がどこの家の人で、誰の子どもで、誰のお孫さんで。
そういう近さが、少し煩わしく感じることもありました。

でも今は、少し違って見えています。

人は、誰かに見られていることが負担になることもある。
けれど同時に、誰かに見守られていることに支えられることもある。

癌になったとき。
治療後の生活に不安を抱えたとき。
子どもが死にたいほど苦しくなったとき。
地域の中で、ふと誰かと立ち話をしたとき。

必要な支えの形は、それぞれ違うのだと思います。

制度が必要なときもある。
専門家が必要なときもある。
相談窓口が必要なときもある。
ただ「ご苦労さん」と言ってくれる人の存在に、少し救われる日もある。

aicoさんの記事を読んで、私は「命を守る」ということを、少し広く考えました。

死について考えた、というより。
生き続けるために必要なものについて考えた、という方が近いのかもしれません。

命を守ることは、大きな啓発だけではなく、

支援先を伝えること。
制度を知ること。
頼っていいと伝えること。
名前を呼ぶこと。
顔を見ること。
少し立ち話をすること。
庭の花を見せてもらうこと。
生まれたばかりの命の話を、一緒に喜ぶこと。

そんな小さな関わりの中にも、静かに息づいているのだと思います。

追記:こころに残った言葉

この記事を書きながら、先週見た動画の中に出てきた「隣人」という言葉を思い出しました。

家の隣に住んでいる人だけが、隣人なのではなくて、
「あなたがそこにいることを知っている人」もまた、隣人なのかもしれない。

そんなふうに感じる言葉でした。

動画の11分あたりで、その話が出てきます。

▶︎ 関連動画

またヒカル✨?と思った方もいるかもしれません💦

でも今回は、12年間不登校だった幹ちゃん(井上幹太さん)が話していた内容が、私のこころを大きく揺らしたのでご紹介しました🥰

🌱ひとりで抱え込まないために

制度や相談先を知ることも、
誰かとの小さなつながりに気づくことも、
どちらも「命をひとりぼっちにしない」ための支えなのだと思います。

そして、こころの中にある不安やモヤモヤも、
ひとりで抱え続けなくていいものかもしれません。

私が届けたい支援の世界観は、
こちらの記事と楽曲から体感していただけます。

▶︎ 自責ではなく自己理解へ

そして、その体験をもとに、
私の記事の中から生まれた言葉を受け取れるアプリを作りました。

出来事や感情を選ぶと、
私が記事の中で届けてきた言葉に出会えます。

正解を教えるためではなく、
無理に前向きになるためでもなく、

「ああ、こんなふうに感じてもいいんだ」

と思える時間をつくるための小さな仕組みです。

今は無料で使えるようにしています。
よかったら、そっと試してみてください。

▶︎ 「大丈夫だよ」と言われても、大丈夫になれない日がある

もっと深く、愛着・人間関係・子育て・自己理解について整理したい方へ。

サブアカウントでは、悩みごとに記事やワークをまとめています。

▶︎ こころの結び目をほどく手帖

ご質問はこちらからどうぞ🌸


こころは育っていく🎵✨
いつもありがとうございます🥰

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あいさん💗Iカウンセリングルーム セラピスト/ 臨床心理士×公認心理師|支援歴16年・2,000名超 もし、応援したいと感じていただけたら。 その気持ちを、そっと置いていただけたら嬉しいです🕊️ あたたかな応援を、ありがとうございます。