繊細な人のための「生存戦略」#2
なぜか自分を責めてしまう人へ
──それは弱さではなく、身を守るための思考だった
こんにちは、のあです。
アドラー心理学の考え方を通して、感情の扱い方を知ることで、自分軸で生きられるようになるまでに、試行錯誤して学んだことをシェアしていきます。
もしあなたが、
人と衝突したとき、反射的に「自分が悪かったのかもしれない」と思ってしまう
周りの人の表情が曇ると、「自分の配慮が足りなかったのでは」と苦しくなる
そんな自責の感覚を抱えやすいなら、今日は少しだけ、立ち止まって読んでほしい文章です。
「自分を責めてしまう」のは、弱さなのか
「自分を責めないこと」「もっと自分を肯定しよう」
その方がいい、と分かっていても、
できない自分を責めてしまうことはありませんか。
僕も20代の頃、同じでした。
親の表情が浮かないとき、
「何か悪いことを言っただろうか」と考え込む。
会社で挨拶しても反応が薄いと、
「自分の態度がよくなかったのかもしれない」と落ち込む。
気づけば、いつも原因を自分の中に探していました。
過度な自責思考から抜け出すことが、当時の僕には必要でした。
自責思考は「選ばれた結果」だった
#1の記事で、
「今の自分は過去の選択の結果」という視点について書きました。
ここで言う“選択”には、意識的なものだけでなく、
無意識の選択も含まれています。
人は、環境に適応する生き物です。
特に幼少期は、大人の助けなしでは生きていけません。
だから子どもは、無意識のうちに学びます。
「どう振る舞えば、ここで安心していられるか」
「どうすれば、見捨てられずに済むか」
この無意識のうちに学んだことが、
潜在意識に刷り込まれています。
※潜在意識についての僕なりの認識は、
また別の記事で書こうと思っています。
もしあなたが育った環境が、
人に迷惑をかけないことを強く求められる
空気を読むことが大切にされる
“しっかりしている子”でいることが評価される
そんな場所だったとしたら。
自分を責める思考は、弱さでも欠点でもなく、
その環境で生き延びるために必要な戦略だったのかもしれません。
「なぜ、自分を責めてしまうのか」に目を向ける
ここで考えてほしいのは、
「なぜ、自分はここまで自分を責めるようになったのか?」という問いです。
アドラー心理学では、
人の行動や思考には必ず「目的」があると考えます。
過度な自責思考も例外ではありません。
かつては「自分を守るための行動」として生まれたのです。
たとえば僕の場合は、
人と衝突したとき、反射的に「自分が悪かったのかもしれない」と考えることで、言い合いになることを避け、自分が否定されるのを避ける
親の表情が曇ると、「自分の配慮が足りなかったのでは」と思うことで、親の意向に沿い安心できる環境を作る
このように、過度な自責思考には
「自分を守る」
「安心して生き延びる」
という明確な目的があったのです。
この目的に気づくだけで、自分を責める思考と少し距離を置くことができます。
変える必要は、まだない
ここで無理に行動を変えようとしなくても大丈夫です。
「自分を責めないようにしよう」「もっと堂々としよう」
そう思うほど、かえって苦しくなることがあります。
今日は、ただ一つだけ。
自責思考は、これまでの自分には必要だったのかもしれない
そう、心の中で言葉にしてみてください。
それだけで、自責思考は「今の自分を責めるための武器」から
「過去の自分を守ってくれた道具」へと意味を変え始めます。
小さな行動:紙に書いてみる
もし、少しだけ余裕があれば、紙やスマホのメモにこう書いてみてください。
「自責思考は、これまでの自分に必要だった」
答えが出なくても、そのまま置いておきます。
そして、自責思考が出てきた瞬間に、思い出してください。
「ああ、これは生き延びるための癖なのかも」
それだけで、感情に飲み込まれるスピードは、少し緩みます。
まとめ:これまでの自分に、ひとつ視点を足してみる
ここまで読んで、「それでもまだ自分を責めてしまいそうだな」と思っても大丈夫です。
今日の記事の目的は、自責思考を今すぐ手放すことでも、前向きに考え直すことでもありません。
ただひとつ、覚えておいてください。
自分を責めてしまう癖には、理由があったかもしれない。
その視点をそっと持ち帰るだけで十分です。
自責思考は、あなたを苦しめるために生まれたものではありません。
これまでの環境の中で、人と関係を保ち、生き延びるために必要だった考え方だった。
そう捉えられた瞬間、責める気持ちと少し距離が生まれます。
変わらなくていい日があってもいい。答えが出ない日があってもいい。
今日はただ、「そうやって、やってきた自分がいる」その事実に気づけたなら、それで十分です。
ここまで読んでくださった方は、
「自分を責めてしまう理由」に、少し触れられたかもしれません。
ただ、この先で多くの人が感じるのは、
👉 「理由は分かってきた。でも、現実ではどうすればいいのか分からない」
という感覚です。
僕自身も、ここから先に進むまでに時間がかかりました。
その過程で整理してきたのが、
感情を「理解する」だけで終わらせず、
👉 実際の行動に繋げていくための思考の使い方です。
このテーマについては、別の記事でまとめています。
今はまだ無理に進まなくて大丈夫ですが、
「変わりたい」と感じたタイミングで、思い出してもらえたら嬉しいです。
👉感情は敵じゃない|怖くても1歩踏み出せる5ステップ
👉 このシリーズでは「自分軸で生きるための感情の扱い方」を、これから少しずつ書いていきます。
このnoteが、あなたが本来の自分を取り戻す
小さな追い風になれたなら、心から嬉しいです。
一緒に、ゆっくり成長していきましょう🍀
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#3 自己否定のループに「気づく」だけで、心が少し軽くなる理由
#1 ――「嫌われる勇気」を読む前の僕が、感情を消して生きていた理由
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