見出し画像

【私の仕事】ジェンダーギャップ指数に注目してみた【人事の仕事/労務管理視点】


「日本が148か国中118位」のジェンダーギャップ指数ランキングに疑問がある


というニュースを読みました。

ーー

ニュースによると、男女平等を測る指数には、ニュースで良く取り上げられている、世界経済フォーラムが発表しているジェンダーギャップ指数だけでなく、国連が発表している「ジェンダー開発指数 (GDI)」「ジェンダー不平等指数(GII)」もあるそうです。

各指数を比較してみると、

1.ジェンダーギャップ指数(148か国中118位)

性別による格差を「経済」「教育」「健康」「政治」の四つのカテゴリー(14項目)から測定し、0〜1のスコアで表され、その数値が1に近いほど男女格差の小さい素晴らしい社会であることを示している。

中身としては、「教育」と「健康」については満点の1に限りなく近い高水準であり、「経済」も平均をやや上回っている。

ただ、女性政治家は少なく「政治」分野の低さが、ランキングの足を引っ張っている。

2.ジェンダー開発指数(193か国中89位)

「健康」「知識」「生活水準」における女性と男性の格差を測定し、人間開発の成果におけるジェンダー不平等を表している。

ジェンダー不平等指数(GII)(172か国中22位)

「リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)」「エンパワーメント(自立性、主体的行動の実現性)」「労働市場への参加」の三つの側面における男女間の不平等による潜在的な人間開発の損失を映し出す指標。

という状況で、3つの指標からは、

女性政治家は少ないが、教育や健康分野では、日本の男女平等は進んでいる。

という読み取り方をしても良いのではないでしょうか。


私の本業の性質上、多くの業種の方と仕事をする機会があり、その度に「多くの業種で女性の進出が進んでいる」と感じています。

しかし、多くのニュースでは「日本では女性進出が遅れており、政府はさらに推進するための数値目標を設定した」などと報じます。

この流れ、デジャヴュを感じませんか?

もし、私のnoteを継続的に読んで頂いている方がいらっしゃったならば、「あれと同じじゃない?」と気づいたかもしれません。

以前取り上げた、

「女性管理職」問題です。


この記事でも記載したのですが、

会社として必要だから女性管理職を作る

のではなく、

政府が言っているから女性管理職を作る

という形で進めていると、その方が退職したり・辞職したりすることが多いなどの問題が発生し易いです。

私も民間企業で十年以上勤務したので分かりますが(自慢ではありませんが、それなりに出世しました)、

男性だけの組織というのは、ある時期になると組織が膠着しがちになるため、継続的な発展のためには女性的視点が重要になることは間違いないです。(私が出世出来た理由もそこにあります)

ですが、それを「数値目標」として達成しようとしているため、様々な方面でひずみが発生しているのが現状と言えます。


こういった件は、ジェンダーギャップだけではありません。

ある事柄を表そうとする場合、分かり易くするために指標を例示することが多いです。

そして、その指標は間違っているわけではありません。

ただ、一つだけの指標だとどうしても偏りが出てしまうことが多いので、多面的に判断することに対しては不向きです。

中学の社会・公民でも学習しますが、

私たちは個人個人で、メディアリテラシーを身につけ、押し付けられた情報を鵜呑みにするのではなく、自分で有用な情報を見つけ・得ることが重要です。



☆他の人事労務関連記事☆


今回の画像は【何かの初心者】さんからお借りしました。ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

人事労務 StarVise | グルメと各種イベントも 読んだ方に、何かしらのプラスを届けることをいつも考えています。少しでも「読んで良かった」と思われる記事を書きます!

この記事が参加している募集