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コーヒーはもしかしたらけっこう用途によってはほかの植物で代用がきくのかもしれない

はじめに


 コーヒーを贈答で頂かなくなり、このところ選ぶチャンスがめぐってきた。まずはインスタントから。ここ数年来香りの面での向上がみられるとの家族からの情報をあてにして、店である商品を購入。いまも昼食後の1杯をこうして味わいながら「コーヒーって何だろう。」とふと思った。というのも香り物質の研究をやっているから。

きょうはそんな話。

もったいないので


 長いあいだ、あるところから年2回ほど「ごあいさつがわりに」とインスタントを頂戴していた。いつも使いきれないほどなので、まわりの方々におすそわけしていた。

おすそわけするにもあまり重なると迷惑かもしれないと、なるべく思い当たる知り合いのなかで分散させて「インスタントコーヒー、いりませんか?」とお尋ねしつつお渡ししていた。もちろん最低限は自分で消費。1日1杯がいつのまにか習慣に。

いろいろな機会に飲む。取引先ではいつもコーヒーメーカーで出してくださるし、コンビニやカフェをはじめとして、千差万別あるなあといつも思っていた。一般的なインスタントとくらべるのはどうかと思うが、街で飲むものはさまざま。

変化に追いつかない


 めったに飲まなくなった缶入りですら、香りの部分の変化が著しいとわたしの嗅覚ですら反応する。そういえば街で接するコーヒー風味のスイーツの香りすら、いずれもレギュラーのそれと遜色ない。そんな感想をもつように。

いずれもみなさんがたがこの飲み物に慣れ親しんだ結果だと思う。国産のワインやウイスキーなどの国際的な評価がつくようになって久しい。いまのところは品質のよい豆を輸入できているのだろう。このクニの味が世界各地と遜色ないとの話を聞いた。こうした嗜好品は評価に幅があるだろうが、そこそこおいしいものをあじわえているクニにいると知ると俄然興味が湧いてきた。

せっかくなので


 インスタントに束縛されずにようやく「自由の身」になれたわけだから、これからは自ら美味しいそこそこ飲みつづけられる、なるべくコスパのよい製品に出会いたい。まずはレギュラーソリュブルコーヒー(ネスレの商標)を手にとった(インスタントの1種だが)。

たしかに香りがいい。これはあきらかに豆の粉をくわえてフリーズドライした形跡がある。飲み終わりにカップの底にそんな粉末がわずかだが残る。意外とアイデアそのものはあっけないがあきらかに香りを増す効果はあらわれている。

コーヒーとは


 もしかしてコーヒー様の香りがふくまれれば、ふだん使いでほかのもので成立しないだろうかとふと思った。

たしかにタンポポの根をローストした飲料などを聞いたことがある。それ相応に香るのかもしれない。クセのない植物組織をローストしたとすると、その多くは相応にいずれも似た風味をあたえるのだろうか。

おわりに


 それならばなにも飲みつづけなくてもよいのかもしれない。あるいは自分でみつけてみようか。そんな興味すら湧いてきた。この独特の香りは焙煎のしかたでずいぶん変わるらしい。

べつの研究の目的でたまたま生の豆を入手したことがあった。とくに特徴のある香りはしなかった。ごくありふれた植物の種らしい匂いだけ。あらためて植物のおもしろさにひかれる。


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