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「行政書士の仕事はAIに取られて無くなりますか?」

先週、私の事務所のサイトを見て頂いた方からご連絡をいただきました。

その方は会社員をしながら行政書士試験に既に合格されていて、行政書士登録をするかを悩まれているとのことでした。

私のサイトには「なんでも無料相談」と書いていますので、「行政書士登録の悩みのことで相談したいのですが、先生のお仕事に直接繋がらないそんな相談でもいいでしょうか」とメッセージを頂きました。

もちろんOKです!

私の事務所の「なんでも無料相談」は仕事を取りたいという事ではなく、私がいろいろな方と話したいということでやっているので、時間さえあえばオンラインでよくお話ししています。

今回は大阪市内にお住まいの方で、ちょうど私も大阪市内にいく日があったので、西梅田の喫茶店でお会いすることになりました。

今回のことをnoteにも書いて良いとご承諾をいただいたので、今回はそのお話しを書きたいと思います。

行政書士の仕事はAIに取られて無くなりますか?

せっかく行政書士試験に受かったけれど、最近は「行政書士の仕事はAIに取られて減っていく」「AIが取って代わる業種トップ10入り」という話もよく耳にして心配しているので、私の意見を聞きたいとのことでした。

行政書士試験は簡単という人もいますが、簡単というほど楽に通る試験ではないと思います。
働きながら勉強するのは、仕事以外のせっかくの余暇の時間を相当犠牲にされたと思います。

それなのに、合格したら「AIが取って代わる業種トップ10入りしてる!」となると凹みますよね。

実際はどうなんでしょうか?

「かなり減る」と思います。

これは私を含めて行政書士みんなにとって厳しい回答になるのですが、「行政書士の仕事はAIでかなり減る」と思います。

自分で申請できるようになる

一番大きな理由は、自分で申請できるようになるからです。

今までは役所まで手引書を取りに行く必要があったり、WEBの難解な説明を読まなければいけなかったり、窓口をあちこちたらい回しにあったりして、そのうちに「これは自分じゃできないな・・・」と思って行政書士に依頼する人は多かったと思います。

AIを使えば、そういった煩わしさがなく、簡単に書類を作成して申請できる許認可もたくさんあります。
しかも最近はオンライン申請も増えてきているので、AIで書類作成してそのままオンライン申請が出来る場合もあります。

自分で申請する人が増えれば増えるほど、今まで依頼されていた行政書士の仕事が減るのはしかたがないと思います。

それでも残る仕事はわりとあると思います。

それでは行政書士の仕事はなくなるのかと言えば、そんなことはないと思っています。

何故かと言うと、実際に行政書士の仕事をしていると、依頼者様の中で以下のような方が相当数いらっしゃるからです。

【タイプ1】自分でやるのが面倒な人

自分でできても、やるのが面倒と言う人は相当数います。

実際「こんな簡単な申請はご自身でやられてはどうですか?」と聞きたくなるような場合もあります。

【タイプ2】時間がない人

やろうと思えば自分でできるけど、自分でやる時間がないという人もいらっしゃいます。

自分の仕事で忙しいので、自分で必要事項を調べて、いくつかの行政窓口に足を運んで、書類を作成して申請する時間がないような方です。

【タイプ3】プロに任せたい人

特に経営者の方や企業の担当者のような立場の方の中には、プロに責任を持って申請してもらいたいという人が多くいらっしゃいます。

AIで調べて、許認可の要件を満たしていると思って土地取得や店舗契約などを済ませてしまった後で、AIに重大な見落としがあって不許可となっても、AIが責任を負ってくれる訳ではありません

AIではありませんが、ご自身でネットで調べて、重大な見落としをされて購入した土地や契約した物件では要件を満たせずに事業に使えなかったというケースはあります。

プロであれば、自身に重大な瑕疵があった場合は責任を負います。(行政書士には行政書士賠償責任補償制度という保険があります)

このタイプの仕事はAIにはなかなか置き換えられない今後も残る仕事だと思います。

【タイプ4】「この人にお願いしたい」と思う人

ホームページなどで見て「この行政書士にお願いしたい」と思われる方もいらっしゃいます。

このタイプの方は、「専門性」よりも「つながり」が依頼のきっかけになっていますので、やったことがない全く専門外の許認可でもご依頼いただくことがあります。(私の場合、全く専門外のものは依頼者様にご迷惑をおかけするかもしれないので、お断りしますが)

私に依頼して頂いた方の中にも、「ホームページを拝見して、たくさん失敗された先生にお願いしたいと思いました」と言って頂ける方がいらっしゃいます。

「たくさん失敗した人に頼みたい」というのも不思議な話ですが(笑)

こうゆうご依頼はAIに取って代わられることはないので、やっぱり人間同士のつながりというのは大事だなと思います。

最後に

今回のご相談者様とお会いした時は、この話以外に全然関係無いお話しもたくさんできて、とても楽しかったです😊

AIが出てきたことで仕事の環境が大きく変わっているので、行政書士を目指す方で不安を感じる方も多いと思います。

ただ、行政書士に限らずホワイトカラーの仕事全般がAIに取って代わられる可能性があるので、行政書士だけが危ないということではありません。

むしろ今まで多大な時間を取られていた法令の細かい変更の確認や頻繁に形式がかわる書類作成といった作業はAIに任せることができて、行政書士として飛躍的に効率化ができます。

私の事務所はコロナの時期に致命的なまでに売り上げが落ちましたが、今はAIを使って出来る仕事の幅が大きく広がったお蔭で、コロナ前の売上よりも遥かに大きな売り上げになっています。

これから行政書士になられる方は、「今までの経験」を行政書士業務に活かすような独自のやり方を見つけることで唯一無二の行政書士としての需要を作りだせるのではと思います。

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