起業して17年経って思う「本当に大事なこと」
2009年の38歳の時に起業してから17年になります。
いろんなことがありましたが、仕事をやる上で当時「本当に大事」と思っていたことと、今「本当に大事」と思うことは、だいぶん変わってきたなあと思います。
お金はなんとかなる

よく「食べていけますか?」という質問を頂きますが、「お金」を中心に仕事を選べば、意外と普通に生活して食べていくくらいのお金は稼げます。
実は、これが起業して陥りやすい落とし穴だと思います。
起業する時は、これからどんな仕事をしようかと考えてワクワクしていますよね。
で、起業してみてなかなかうまくいかない。
資金も減って不安になってくる。
そうなると、最初に毎日ワクワクして考えていたやりたいこととは違うけど、少しでもお金になりそうな仕事をやってみる。
ワクワクはないけれど、少しでもお金は稼げるので、その仕事を続ける。
逆のケースもあります。
ワクワクしてやりたいと思って始めた仕事だけど、やってみたらそこまで自分がやりたい仕事とは思えなくなってきた。
でも、そのビジネスがうまくいって収入は大きく増えている。
そうなると収入が減るのは怖いので、「嫌ではないけれど、特別好きでもないこと」でも続けてしまう。
失敗してよかった

私はプロフィールでも書いたように、勢いで旅行業を始めて、輸入販売、不動産業などいろいろ手を出して、全部失敗しました。
今考えると失敗して良かったと思います。
事業がうまくいっていたら、お金は儲かっていたかもしれませんが、私自身が本当にやりたいことではなくても、「収入が減るのが怖いから」という理由でズルズルと続けていたと思います。
本当に大事なこと
49歳になって2ヶ月後にコロナウイルスが蔓延して仕事も生活も一気に変わりました。
コロナ蔓延で(仕事が減って暇だったので)自分自身の生き方を見つめる時間ができました。
そんな中「どうせ仕事も激減したから、人生で残された時間で自分の満足する生き方をするために、自分のやりたい仕事をしよう!」と思うようになりました。
「自分がやりたい」を第一にして、第二に「お金」を考える。
「やりたいことやればお金は入らなくてもいい」では生きていけません。
だから「お金」のことも考える。
でも「自分がやりたい仕事」と言う条件は絶対に譲らない。
これが自分にとって本当に大事なことではないかと思うようになりました。
50歳過ぎての仕事のやり方

では、行政書士としての仕事が「自分がやりたい仕事」かというと、その仕事を実現するために必要な仕事であることは間違いありません。
コロナ前までは書類を作成して行政に提出する仕事がメインでしたが、今は少し違います。
現在の私の事務所の仕事の比率は90%以上を顧問契約にして、許認可取得や会計のサポートに加えて集客なども含めた「事業サポート」の仕事をメインにしています。
いろいろ失敗を乗り越えて得た経験を活かした「事業サポート」という仕事が今の私の「自分がやりたい仕事」です。
「失敗して得た経験」は、失敗した人でなければ得られない経験なので、たくさん失敗をしてきてよかったです(笑)
実際に「伴走」する

行政書士の事務所と並行して、2021年11月に起業する人をサポートするために会社を設立しました。
この会社は「起業する会社」に出資して、事業の最初から伴走するための会社です。
現在は「ホームページ制作会社」「遺品整理会社」「デザイン系会社」の3社に出資して、事業のお手伝いをしています。
当事者として事業を立ち上げるのは、外部の顧問としてサポートするのとは違う緊張感もありますが、それよりも一緒にやっている経営者との一体感の方が楽しく、やりがいを感じています。
最後に

今、55歳になって「50歳の時に決心して、もうあれから5年も経ったのか」と思います。
本当に時間が経つのは早いです。
今の状態が完成形とは思いませんが、少しずつ自分の思い描いている形には近づいているのかなとは思っています。
30代の頃はガツガツ仕事をしてガッツリ稼いで有名になるのが成功と思っていましたが、今は人と繋がって一緒に喜びながら仕事をするのが一番楽しいと思います。
死ぬまでこんな感じで自分がやりたい仕事を続けていきたいと思います(笑)
