Sunoプロンプトの失敗例7選|J-POPらしい曲に近づける修正方法
SunoでAI音楽を作っていると、「いい曲だけど、少し違う」と感じることがあります。
J-POPらしくしたいのに、サビが派手すぎる。声が高すぎる。アニメソングっぽくなりすぎる。
この記事では、Lunair制作で実際に起きたSunoプロンプトの失敗例と、J-POPらしい曲に近づけるために直したポイントをまとめます。
Sunoは、Custom Modeで歌詞やStyles、Advanced optionsを入力して楽曲を作れるAI音楽サービスです。Suno公式ヘルプでも、Custom Modeでは自分の歌詞やStyles、Advanced optionsを入力して作成できると説明されています。
ただし、プロンプトを書けば毎回思い通りになるわけではありません。
Sunoプロンプトはなぜ思い通りにならないのか?
Sunoはとても優秀です。
短いプロンプトでも、
かなり完成度の高い曲を作ってくれます。
ただ、その完成度の高さが、
逆に難しさにもなります。
プロンプトが少し曖昧だと、
Suno側がかなり良い感じに解釈してくれます。
でも、その「良い感じ」が、
自分の目指している方向とズレることがあります。
Lunairでは、夜の東京、雨、ネオン、夜明け前の感情、
映画のような余韻を大切にしています。
そのため、ただ完成度が高いだけでは足りません。
サビが派手すぎる。
声が高すぎる。
ハーモニーが厚すぎる。
アニメソングっぽくなりすぎる。
女性デュオの声が混ざる。
こうしたズレを少しずつ直していく必要があります。
AI音楽は、プロンプトを書く力だけでなく、
何がズレているのかを聴き分ける力も大事です。
だからこそ、Sunoプロンプトは一度で完成するものではなく、
仮説として扱う必要があります。
Sunoプロンプトは仮説である|一度で完成しない
Sunoプロンプトは、完成形ではなく仮説に近いものです。
こう書いたら、どう出るのか。
どこがズレたのか。
次は何を削るのか。
どの言葉を足すのか。
この繰り返しです。
同じ歌詞、同じプロンプトでも、
毎回少し違う結果になります。
だから、1回の生成で理想の曲を出そうとしすぎない方が良いです。
Lunairでは、
プロンプトを書くことと同じくらい、
生成後に聴き比べることを大切にしています。
AI音楽は、完全に自動化された作業ではありません。
むしろ、
人間が聴いて、判断して、選び直す作業が残ります。
1. Sunoプロンプトの指示が抽象的すぎる
最初に失敗しやすいのは、
プロンプトが抽象的すぎることです。
たとえば、
emotional J-pop
female vocal
sad love songこれだけでも、Sunoは曲を作ってくれます。
でも、これだと解釈の幅が広すぎます。
「emotional」と言っても、
泣き叫ぶような感情なのか。
静かに残る余韻なのか。
爽やかな切なさなのか。
重たい失恋なのか。
そこまで書かないと、狙った方向に寄りにくくなります。
Lunairでは、単に「切ない」と書くのではなく、
どんな切なさなのかを具体化するようにしています。
たとえば、
cinematic emotional J-pop
urban night atmosphere
restrained emotional singing
quiet heartbreak
soft emotional vocalこのように、感情の温度まで指定します。
【汎用Tips】
「悲しい」「エモい」だけで終わらせず、感情の種類や温度を言葉にします。
【Lunairでは】
泣き叫ぶ感情よりも、夜に残る静かな余韻を優先しています。
2. Sunoプロンプトでジャンルを盛りすぎる
次に失敗しやすいのが、
ジャンルを盛りすぎることです。
Sunoでは、つい色々な要素を入れたくなります。
J-pop, city pop, EDM, rock, cinematic, idol pop, ballad, dance, R&Bこう書けば、全部の良いところが入る気がします。
でも実際には、曲の方向が散らかることがあります。
J-POPにしたいのか。
EDMにしたいのか。
ロックにしたいのか。
バラードにしたいのか。
Suno側が迷うと、
結果として「それっぽいけど印象に残らない曲」になりやすいです。
Lunairでは、中心になるジャンルを先に決めます。
たとえば、
cinematic emotional J-popを軸にして、必要に応じて
urban night atmosphere
subtle electronic texture
soft piano
deep bassのように周辺要素を足します。
【汎用Tips】
ジャンルを並べるより、主役のジャンルと補助要素を分けます。
【Lunairでは】
「cinematic emotional J-pop」を軸にして、曲ごとに夜・雨・朝・危うさなどを足しています。
3. Sunoでサビが派手になりすぎる原因と修正方法
SunoでJ-POPを作ると、
サビがかなり強く出ることがあります。
これは曲としては分かりやすいです。
ただ、Lunairでは、
サビが派手になりすぎると少し世界観から離れます。
感情が一気に爆発する。
ハーモニーが厚くなる。
ボーカルが高くなる。
アニメソングのエンディングのように聴こえる。
こうなると、夜の余韻や映画的な静けさが薄くなります。
Lunairでは、サビでも感情を抑えたい曲が多いです。
そのため、次のような方向性を入れることがあります。
restrained emotional chorus
not too explosive
intimate emotional delivery
no loud unison
soft emotional climaxサビは大事です。
でも、全部の曲で大きく爆発させる必要はありません。
【汎用Tips】
サビを強くしたいときほど、どの程度まで盛り上げるかを指定します。
【Lunairでは】
派手なサビより、心に残るサビを優先しています。
4. Sunoで女性ボーカルが高くなりすぎる原因と修正方法
女性ボーカルを指定すると、
声が高く出すぎることがあります。
もちろん、高音が魅力になる曲もあります。
ただ、Lunairでは、
耳に刺さるような高音や、幼く聴こえる声は避けたいです。
特に夜の曲や切ない曲では、
声が高すぎると、感情が少し軽く聴こえることがあります。
Lunairで欲しいのは、
透明感がありながら、落ち着きもある声です。
そのため、最近は次のような表現を使います。
soft emotional vocal
warm female vocal tone
not too high-pitched
no harsh highs
emotionally restrained singing声は高ければ良いわけではありません。
歌詞の感情と、曲の世界観に合う高さが大事です。
【汎用Tips】
女性ボーカルを指定するときは、声の高さだけでなく、声の温度も指定します。
【Lunairでは】
透明感は残しつつ、耳に刺さらない落ち着いた声を目指しています。
5. Sunoでハーモニーが厚くなりすぎる原因と修正方法
Lunairは女性デュオです。
そのため、2人の声を重ねたくなります。
でも、ここも失敗しやすいポイントです。
「Both」
「Harmony」
を多く入れすぎると、サビで声が一気に厚くなります。
曲としては豪華になります。
ただ、2人の声の違いが見えにくくなります。
さらに、全員で強く歌っているように聴こえると、
Lunairらしい余白が消えてしまいます。
Lunairでは、2人を同時に前に出すより、
片方がリードし、もう片方が支える形を意識しています。
Mio lead, Iroha soft harmony
Iroha lead, Mio restrained harmony
avoid overly dense chorus harmonies
soft harmony only
no loud unison女性デュオでは、
声を重ねることよりも、役割を分けることが大事です。
【汎用Tips】
ハーモニーを厚くする前に、リードと支える声を分けます。
【Lunairでは】
2人を同じ強さで歌わせず、澪といろはの役割差を残しています。
6. Sunoで女性デュオの役割が曖昧になる原因と修正方法
Sunoで女性デュオを作るとき、
「female duet」と書くだけでは弱いことがあります。
2人で歌っているようには聴こえても、
どちらが歌っているのか分からない。
澪といろはの違いが見えない。
この問題は、Lunairでかなり悩みました。
大事なのは、声の高さだけで分けないことです。
澪は、透明感と芯のあるリード。
いろはは、繊細で感情の揺れを見せる声。
このように、役割で分けています。
たとえば、
Mio: clear strong lead vocal, transparent powerful protagonist-like tone
Iroha: breathy emotional expressive vocal, fragile nuanced toneさらに、歌詞タグでも役割を分けます。
[Verse 1 - Mio: clear strong lead vocal]
[Verse 2 - Iroha: breathy emotional vocal]
[Chorus - Mio lead, Iroha soft harmony, no loud unison]Sunoでデュオを作るときは、
誰がどの感情を担当するのかまで考えた方が良いです。
【汎用Tips】
「duet」と書くだけでなく、2人の役割・歌い方・感情の担当を分けます。
【Lunairでは】
澪は曲を前に進める声、いろはは感情の揺れを見せる声として設計しています。
7. SunoのExcludeを書かずに不要な要素が入る
最後に、Excludeの使い忘れです。
Suno公式ヘルプでは、Advanced Options内の「Exclude」を使って、入れたくない楽器や要素などを指定できると説明されています。
プロンプトでは、
入れたい要素ばかり書きがちです。
でも、実際には
入れたくない要素を書くことも大事です。
Lunairでは、曲によっては次のような方向性を避けたいことがあります。
no loud unison
no harsh highs
no overly dense chorus harmonies
not too anime-like
not too brightもちろん、Excludeを書けば必ず消えるわけではありません。
ただ、Sunoに「この方向には寄せたくない」と伝える材料になります。
特にLunairのように、
明るすぎる曲や派手すぎるサビを避けたい場合は、
Exclude的な考え方がかなり重要です。
【汎用Tips】
入れたい要素だけでなく、避けたい要素も明確にします。
【Lunairでは】
明るすぎる、派手すぎる、声が高すぎる方向に寄らないようにしています。
Sunoプロンプトで使える修正ワード一覧(J-POP向け)
曲がズレたと感じたとき、
Lunairで実際に使っている調整ワードをまとめました。
cinematic emotional J-pop
restrained emotional singing
urban night atmosphere
soft emotional vocal
warm female vocal tone
not too high-pitched
no harsh highs
intimate chorus blend
no loud unison
avoid overly dense chorus harmonies
not too anime-like
not too bright
clear vocal contrast
no blended identical voicesただし、これは万能ではありません。
このまま貼れば必ず理想の曲になる、
というものではないです。
曲ごとに、必要な言葉は変わります。
『午前1時』なら、もっと静かに。
『夜明けブルー』なら、少し爽やかに。
『綺麗に狂わせて』なら、少し危うく強く。
同じSunoプロンプトを使い回すのではなく、
曲ごとに温度を変えることが大事です。
まとめ|Sunoプロンプトは失敗を直しながら育てる
Sunoプロンプトで失敗しやすいポイントは、次の7つです。
指示が抽象的すぎる
ジャンルを盛りすぎる
サビを派手にしすぎる
ボーカルが高くなりすぎる
ハーモニーを厚くしすぎる
女性デュオの役割が曖昧になる
Excludeを書かずに不要な要素が入る
Sunoは、短いプロンプトでも曲を作れます。
でも、Lunairのように世界観を持ったAI音楽プロジェクトを作るなら、
プロンプトはかなり大事です。
何を入れるか。
何を避けるか。
誰が歌うか。
どの感情を残すか。
ここを少しずつ調整していくことで、
ただのAI音楽ではなく、
そのプロジェクトらしい曲に近づいていきます。
Sunoプロンプトは、一度で正解を書くものではありません。
失敗を聴いて、
ズレを見つけて、
少しずつ直していくものです。
だから、失敗は無駄ではありません。
むしろ、どの言葉で曲がどう変わるのかを知るための大事な材料です。
Lunairも、うまくいった曲だけでできているわけではありません。
ズレた曲。
派手すぎた曲。
声が高すぎた曲。
デュオに聴こえなかった曲。
そうした失敗を聴きながら、
少しずつLunairらしい音を探しています。
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