「学校に、聞こえないのは自分だけ」――その現実を、あなたは想像できますか
手話通訳士のあらかわいおりです。
手話に関することを幅広く発信しています。
現在5冊の本を出版し、
2026年中に10冊の手話の本を出版するべく執筆中です。
手話通訳のような、ボランティア色の強い仕事をしている方々が、
noteを中心に副収入を得ることで、
より仕事に励むことができる。
そのロールモデルになるべく奮闘中です。
Googleで「手話 あらかわいおり」と検索していただくと、
私の活動がわかります。
2026年4月12日、TBS系「情熱大陸」で、ある取り組みが全国放送されます。
それは、
聞こえない・聞こえにくい子どもたちの“孤立”に向き合う現場です。
今回密着されたのは、認定NPO法人Silent Voice。
約7ヶ月にわたる取材の中で映し出されるのは、決して特別な物語ではありません。
むしろ――
今、この日本で静かに広がっている現実です。
「1,000人に1人」という数字の重み
聞こえない・聞こえにくい子どもは、
およそ1,000人に1人の割合で生まれます。
この数字だけを見ると、少ないように感じるかもしれません。
しかし、問題はそこではありません。
本当に深刻なのは、
「同じ境遇の子どもと出会えない」
ということです。
多くの子どもが地域の学校に通い、
教室の中で――
「聞こえないのは、自分だけ」
という環境で日々を過ごしています。
手話で話せる友だちがいない学校生活
想像してみてください。
・授業中、わからないことがあっても気軽に聞けない
・休み時間、会話の輪に入りづらい
・将来の夢を、同じ言語で語り合える相手がいない
これは単なる「不便」ではありません。
**“言語環境の孤立”**です。
さらに深刻なのは、
大人との出会いです。
手話で夢を語れるロールモデルに出会えないまま成長する――
それは、
「未来のイメージを持てない」ということでもあります。
聾学校の減少という現実
かつて約2万人いた聾学校の在籍者は、
現在では約6,500人。
さらに、
・47都道府県のうち21県は聾学校が1校のみ
・片道1時間半の通学
・保護者の送迎負担
・放課後の学習支援の不足
こうした状況が重なり、
「通いたくても通えない」現実
が生まれています。
制度の問題もあります。
放課後等デイサービスは「通所」が前提。
つまり――
地方では、支援そのものが成立しにくい
という構造になっています。
Silent Voiceの挑戦
この状況に対して、Silent Voiceは2つの方法で挑んでいます。
① 対面の学び「デフアカデミー」
大阪で運営されている放課後等デイサービス。
ここでは、
・手話中心の授業
・視覚情報を最大限活用
・体験型・対話型の学び
が実現されています。
特徴的なのは、
「子どもが主体になる学び」
YouTube制作やプログラミングなど、
子ども自身が企画し、実現していきます。
② 全国をつなぐ「デフアカオンライン」
通えない子どもたちのために、
・オンラインでのマンツーマン授業
・個別に最適化された指導
・手話に対応した専門講師
を提供しています。
つまり、
「場所に縛られない学び」
を実現しているのです。
なぜこの取り組みが重要なのか
この取り組みの本質は、教育ではありません。
もっと根本的なことです。
それは――
「自分はひとりじゃない」と感じられる環境をつくること
です。
聞こえないことは問題ではありません。
問題なのは、
「そのままでいられる環境がないこと」
です。
「かわいそう」では終わらせないために
代表の尾中友哉さんはこう語っています。
自分に合ったやり方やコミュニティがあれば、
音を聞く以外は何でもできる
これは、とても本質的な言葉です。
聞こえない子どもたちは、
・かわいそうな存在でも
・劣っている存在でもありません
ただ、
環境が足りていないだけ
なのです。
情熱大陸で何が見えるのか
今回の放送は、単なる紹介ではありません。
7ヶ月の密着。
そこに映るのは、
・子どもたちの表情
・支える大人の葛藤
・社会の構造
そして――
言葉だけでは伝えきれない“現実”
です。
最後に
この記事を読んだあと、もし少しでも心が動いたなら、
ぜひ番組を見てください。
2026年4月12日(日)23:25〜
「情熱大陸」
そこには、
普段は見えない社会の一面と、
未来を変えようとする人たちの姿があります。
そしてきっと、こう思うはずです。
「これは、誰かの問題ではない」と。
ハッシュタグ
#情熱大陸 #SilentVoice #ろう児 #手話 #教育の多様性 #インクルーシブ教育 #社会課題 #デフアカデミー #デフアカオンライン #聞こえない子ども #手話通訳 #学びの環境




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