レースレポート — 第22回Mt.富士ヒルクライム
第22回Mt.富士ヒルクライム、63分30秒。
63分台での自己ベスト更新で目標達成!
第1話(第22回Mt.富士ヒルクライムを終えて)では、レース後の気持ちを書きました。
この第2話では、準備からレース展開、ゴール後までを書きます。
レース中は走行動画も撮影していたので、要所に走行動画のスクショを入れています。
結果
公式タイム:63分30秒
目標:63分台で自己ベスト更新
結果:達成
テーパリングと、レース前の試行錯誤
テーパリングは20日前から始めました。
富士ヒルに向けて、レースの何日前に整体に行き、レース前は何日休めば感覚が良いか毎週のように試してきました。
整体に行くタイミング、休む日数、脚の感覚。全部、データというより体感で探していった感じです。
レース1週間前のトレーニング
1週間前のトレーニング内容は、だいたいこんな感じでした。

整体は木曜日の晩に行きました。
前日 — 土曜日
会場入り〜エキスポ
土曜日の5時40分に家を出発。
富士ヒルに参加するなぎさんを迎えに行き、会場入りしたのが12時半すぎ頃だったと思います。
受付を済ませて下山バッグを預け、エキスポでクソコーチにご挨拶。
「今年はいけそうですね。まだ伸びそうですね」など、ポジティブなことを言っていただき、良いイメージを持てました。
見たいブースはいくつかありましたが、並ぶのが嫌いなので人が多いブースはスルー。
Actcycのソックスを購入できたのはよかったです。(ふくらはぎサポーターの自分時間は売り切れていた)

GBtL集合
14時に会場でGBtLメンバーと集合。
記念撮影をしたり、明日のレースの作戦会議をしたり、新作のステッカーを配ったり。
関西以外のメンバーは久しぶりだったりするのでシンプルに嬉しかった。
集合にタイミングが合わなかったメンバーも来年は来てね!

チームで集まった後はすぐに会場を出て、15時半頃に宿に到着。
前日 — 宿での過ごし方
宿は1棟貸切りにしています。
GBtLメンバーしかいないし、毎年同じところに泊まっているので勝手が分かっていて楽。
翌日の準備をして、全員がジャージにゼッケンを貼ったところで記念撮影。
これも毎年の楽しみの一つです。

ローラー・食事・銭湯
長時間の運転で疲れたので、持参したローラーで30分弱、軽くZwiftでサイクリング。
近くのコンビニで買ってきたご飯を食べる。持参したお餅250g、サラダチキン1枚だけだけど。
食後に近くの銭湯へ。
水風呂がなかったのが残念ですが、冷水シャワーで代用して温冷交互浴を3往復してだいぶ回復。
上がった後に体重を測ったら54.1kg。狙い通りで完璧。
ちなみに前日の朝は55.0kgでした。
宿に戻り、20時過ぎには就寝。
同じ部屋のAYUさんはすぐに寝ていましたが、僕はすぐには寝付けず。
翌日に食べる予定だった羊羹やカステラを食べて血糖値を上げたら眠れた。おそらく21時くらい。
レース当日 — 朝
3時に起床。朝食にバナナを1本。
ローラーを30分弱。
すでにそこそこ標高があるせいか、そんなに踏んでいないのに心拍が上がってビビる。
でも、脚は軽いので大丈夫そう。
ローラー後にお餅250g。軽量化は3回で、体重は54kgを切っていたかもしれない。
ちょっと減りすぎては困る、というライン。
4時20分頃に宿を出て駐車場に停め、5時に会場入りしてチームメンバーと合流。
すでにチラホラと集まっていました。
整列・スタート地点
参加案内に記載の時間よりも早めに「並んでください」とアナウンスがあったので、周りの様子を見ながら移動。
早めに来ておいてよかった。
第3ウェーブの第1スタート、前から3分の1くらいの場所にバイクを並べることができました。
前の方にはアベンジャーズ、EMUなどが見え、その少し後ろくらい。
少し後方にはプラチナ狙いのトレインが並んでいる。良さそうな場所に並べたと思います。
スタートまで時間があるので、知人を見つけては挨拶をしていました。


ちくさHCをきっかけに知り合いになったNICO-OZのタッケーさんが、すぐ後ろにいらっしゃった。ゴールドを狙っているようなので「ここにいたらゴールド取れます。大丈夫です」とお伝えした。(無事にゴールド獲得おめでとうございます!)
ソレイユのtataさんとも一緒に走りたいと思っていたが、第二スタートに並ぶことになったようだ。ちくさで表彰争いをした仲なので残念だった。
スタート直前まで暖かい格好で過ごしました。
チームメイトのちきたさんが、ゴールド狙いメンバーの荷物を預かってくれた。女神やん。

レーススタート
スタートの号砲が鳴り、いよいよレーススタート。
とはいえ、スタート地点までは少し距離があり、スローペースで進んでいく。
まぁまぁ肌寒い。
胎内を曲がり、いよいよスタート。
カヲルさん「ラップ?」
僕「ラップ!」
さぁ、行こうか、富士ヒル!

スタート直後、前の方まで距離があるので、ささっと番手を上げていく。
早めにアベンジャーズの後ろに合流したい。

3分ほどして、SuiMeのYassyを発見。

僕「Yassy!」
Yassy「調子良さそうっすね」
僕「ペース緩くない?大丈夫?」
Yassy「自分のパワー見る限りは大丈夫ですね。いけますね。ゴールドペース」
僕「どっかで(番手を)上げよか」
Yassy「どっかでバラけるでしょ」
僕「そやな」
と言った側から右側にラインを移して番手を上げるムーブ(笑)

集団の中で走る方がラクだし、ペースも悪くはないと思う。
でも前方にはまだまだ人数が多く、中切れだったり落車に巻き込まれたりするのを回避するために、早めに前の方に上がっておきたかった。
上がっている最中に「おーい!」「ごめんなさい!」みたいな声が聞こえる。こえーよ!
だいぶ前が見えてきたので、集団に入る。
グループで走っているのか「〇〇さんの後ろに入って」「最後の人ラストって言って」などの指示が聞こえる。
あっ、トレインの中に入ってしまったかも。

申し訳ない、と思いつつも、「入らんといて」「後ろに回って」など言われなかったのでそのままステイ。
このトレインは結構良いペースで、集団の前方が見える位置まで来たので、左側のトレインに移動。
8分弱経過した頃、Axisの熱い男、奥村さんを発見。
奥村さん「頑張りましょう」
僕「頑張りましょう」
奥村さん「速いっすね右のトレイン」
僕「行かんでええと思いますよ」
奥村さん「行ったらあかんすよ絶対。今でもトントンなのに」
そのまま奥村さんの横で、前方の様子を見ながら走る。

9分半したら、GBtLメンのしむかっぷさんが後ろから上がってきた。
後方からのスタートになったと言っていたのに、上がってくるの早いな。
「ナイスしむかっぷ」と声を掛ける。

1合目 — プラチナトレイン合流
1合目下駐車場が近づいてきた。手元で10分を超えている。
左にいる奥村さんに話しかける。
僕「10分くらいで行かんと63分いけへん。ゴールドは取れるけどさぁ。俺は余裕あるし行けるところまでいくわ。無理せんといてな」
と言って、少し右の速いトレインに乗っているしむかっぷさんの番手に入る。
1合目下駐車場の看板を10分36秒で通過。予定より36秒遅い。

15分ほど経過したところで、じゅんパパさんを発見。「じゅんパパさんファイト!」と声を掛ける。
GBtLメンのカヲルさん、にいちさんの姿も見える。
1合目下を16分16秒で通過。予定より16秒遅いが少し取り戻したようだ。
18分ほど経過して、右側から明らかに速いトレインが来た。プラチナ狙いのトレインだろう。
YKKさんも乗っている。「YKKさんファイト!」と声を掛け、周りにいたGBtLメンも「頑張れ!」と声をかけていた。

僕らが走っていた集団も、プラチナトレインに自然とジョインする形になり、明らかにペースが上がる。
勾配が緩む1合目以降のタイミングで合流できたのは、タイミングとしてバッチリ。
ここからタイムを取り戻して行けるはず。
プラチナトレインを先頭に、淡々とレースは進んでいく。
周りにはしむかっぷさん、カヲルさん、くりぴすさん、にいちさん、u1さんなど、GBtLジャージがチラチラ視界に入り、心強い。
2合目〜3合目 — 速すぎるペース
2合目を25分25秒で通過。予定より5秒遅れ。
かなりタイムを取り戻した。プラチナトレインのおかげ。

28分経過した時、右側にいたくりぴすさんに声をかける。
僕「これペース速くない?」
くりぴすさん「大丈夫」
僕「行けるけどちょっと速い気がするな。行けるところまで行こう」

プラチナトレインにしがみつく展開で淡々とレースは進み、3合目の看板を35分02秒で通過。想定より28秒速い。
この時点でゴールドは取れるだろうと確信した。

いや、しかし、これはちょっと速すぎる。
62分台のペースで走っている状況で、心拍も高止まりしている。
集団もかなり縦伸びしていて、細かい中切れが断続的に発生。
中切れ — 「無理!」
なんとか上がっていくが、39分経過時点でしむかっぷさんの前で中切れが発生。
先頭交代を要求されるが「無理!」と返答。申し訳ない。

中切れしているので「前埋めてー行ける人!」と後ろに声を掛ける。
足があるのにここで取り残されたら申し訳ないしね。2名が前に上がっていく。
この時に後方を確認したが、集団がバラけており、後方から上げてくる人はいなさそうだったので、自分も前にジョインすることを選択。
判断が遅すぎるが、仕方がない。

「無理!」と言った時点で、僕のレース自体は終わったようなもの。
あとはゴールドまで2分半のマージンがあるので、これを取り崩しながらゴールすれば良い。
1分ほどして前に追いついた。前を追走するのにかなり脚を使った。
にいちさんが付いてきてくれたようだ。
15km看板を過ぎたあたりで、またしても前から千切れる。
Axisの方、mkwの方、僕の3人のパックのようだ。にいちさんは千切れたか?
3人で短くローテを回すが、僕は脚がなくてペースを上げられない。申し訳ない。

4合目 — 63分ジャストのペース
大沢駐車場の看板を46分20秒で通過。
Axisの方が「大沢47分行けますよー!」と声を掛けてくれた。僕の手元ではまだ46分半くらいだ。

4合目看板を48分16秒で通過。予定より1秒だけ遅れたが、ほぼ63分ジャストのペース。
Axisの方はまだ元気そうだったので「行けるなら行ってください」と伝えるが、「ダメです(一緒に行きましょう)」と。

熱すぎるやろ!Axisは奥村さん以外も熱い男がいるんか!
会話をしていると、右側からトレインが来た。ここに乗るしかない!
しむかっぷさんもいて「63分ペース!」と声を掛けられ「そやな!キツいかも」と返事。
その後ろからはにいちさんが「なんとかここまで...」
僕「おぉっ!きたよ!63分台やででこれ!」
にいちさん「なんとか!」

僕はこの時点で脇腹が痛くて、ギリギリも良いところ。
プラチナトレインのペースについていったダメージは、思ったより大きかったようだ。加えて単独追走ムーブも。
半千切れ状態で耐えたが、結局しむかっぷさんのいた小グループからは脱落。
にいちさんも同じような状況だ。にいちさん、mkwの方と少人数で進む展開で厳しい。

山岳スプリット〜奥庭
山岳スプリット区間を超えた時点で手元は55分。予定より35秒遅い。かなりタイムを失った。
それでもゴールドはほぼ確実。

すると右側から少人数のトレインが通過して、にいちさんが反応。
後ろを見たら散り散りになっていたので、ここで乗らないとレースが完全に終わると思って食らいついた。
そして奥庭の看板を58分10秒で通過。

奥庭の登りを登り切るところで、前を走っていた方が左側にバランスを崩して落車。
マジ心臓止まるかと思った。
僕の後ろにはにいちさんがいたはず。2人して終わるかと思った。

最後の平坦〜ゴール
そして平坦。
集団の後方で走行。霧が出てきていて前が見えない。
僕「前見えへんな」
にいちさん「気を付けてー!視界悪いわ」
先ほどの落車のこともあったので「ライン守って行こー」と声を出す。
にいちさんも前を少し距離を空けて走っている。
半千切れ状態になったが、数名が後ろから上がってきたのでそこに乗って、にいちさんに「俺の後ろに入って」と声を出す。
霧がさらに強くなり、集団のペースが少し落ちる。前見えなくてペースを上げられない状況だ。

するといつの間にか、最後の登りが始まっていた。反応がめっちゃ遅れた。
にいちさんがダンシングでグイグイ踏んでいるのが見えるので、なんとか追いかける。
踏んでいるつもりだが、全然パワーが出ない。後方からも抜かれる始末。

「動けよ...脚動けよ!...動けよ...」と声を出しながら、最後の力を振り絞る。
「オッケー!きたよー!63分台や!オッケー!」と言いながらゴール!
手元で63分30秒。
「お疲れー!」「にいちナイス!うぉーい!きたよ!きたっ!」と歓喜の瞬間。


ゴール後 — 五合目
途中引いてくれたAxisの方に「途中ありがとう!」とお礼をして、荷物受け取りの場所でGBtLメンバーと集まる。
また同じく後半に一緒だったmkwの方にお礼を言いそびれた。このnoteを見てくれていたら「ありがとう」とお伝えしたい。
僕、にいちさん、くりぴすさん、しむかっぷさん、カヲルさん、u1さん、永ちゃん、第2グループでスタートしたこうじさんがゴールド獲得!YKKさんは62分台だったようだ。速い!
kabutoさんは手元で5秒届かなかったようだ。
IYMTさんもゴールドペースにチャレンジしてみると言って66分台でゴール。ナイスタイム!
荷物を受け取り、下山用のウェアを着て集合場所へ。
続々とGBtLメンバーが来てくれて、互いの健闘を讃え合う。
シルバー狙いのメンバーもうまく行ったようで、初シルバーがたくさん出たようだ。熱いな。
チーム全体のリザルトは、別記事(第22回Mt.富士ヒルクライム — GBtLチームリザルト)にまとめています。
そして五合目で集合写真を撮影。みんなやり切ったような、清々しい顔をしていた。
僕は涙は出なかった。みんなの活躍が嬉しかった。
僕自身は無事に63分台で走れて、ホッとした。嬉しさよりも安堵感。

レースデータ
以下、走行データです。
NP:237W
AP:234W
平均心拍数:177bpm
最大心拍数:185bpm
平均ケイデンス:91rpm
高地補正パワー:261W
体重:54kg前後
バイク:ELILEE BLIZE Standard(重量6.9kg)



おわりに
レースレポート、長くなりました。
準備の試行錯誤から、プラチナトレインへのジョイン、集団分裂、霧の中のゴールまで——振り返ると、63分30秒に至るまで色々ありました。
レース中は考える余裕がないのでタメ口になってしまう。
知り合いの年上の方にもそう話してしまったがレース中なので許してください。
2026年の富士ヒル、無事に走り切れました。
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