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noteで出会った、ささやかな奇貨たち✨

最近、ありがたいことにDMをいただく機会が増えてきました🌸

この間書いた50の質問記事で、憧れの人『晏子』って書いたら、「誰それ??」「なんて読むの??」など、皆さんに疑問を与えてしまったらしいです💦すみません🤣

そこで、晏子のことは以前の記事に譲るとして、
今回は私の大好きな作家さんと、一冊の本について書いてみようと思います。


✨宮城谷昌光さん✨

この方が、私の読書人生を変えたと言っても過言ではありません。

古代中国の偉人や名臣を描く作品で知られていますが、「すごい人の武勇伝」というより、「どうやって国と人を支えたのか」という視点で書く作家さんだと感じています。

私はいつのまにか、この人の小説に仕事観と人生観のかなりの部分を預けるようになりました。

宮城谷昌光先生について語り始めると多分10000文字くらいいってしまうので、やめます💦

・・・が、今回はその中で私が大好きな『奇貨居くべし』という小説についてHONOなりに紹介してみたいと思います。


✨奇貨居くべし✨

みなさん、キングダムって漫画・アニメご存じですか??

めっちゃ面白いですよね!
私も大好きで、漫画もアニメもすごく見てます。
で、そこに悪役として出てくる呂不韋(りょふい)

「奇貨居くべし」は、簡単にいうと呂不韋の物語です。

言わずと知れた、秦の始皇帝の父ともいわれる人物で、一商人から宰相にまで登りつめた人。キングダムでは悪役として描かれていますが、ここでは、商人・呂不韋が「珍しい貨(奇貨)は居(お)くべし」という発想で、人や情報に投資していく物語。

お金や品物だけじゃなく、「人材」「チャンス」「知恵」が “資源” として描かれるところが、読んでいてたまらなく面白い。

毎日、薬・人・時間の在庫表みたいなものに向き合っていると、「何をどこに置いておくか」で現場が変わるんだな、と感じることが多いんですよね。


資源の見方が変わった

小説には、「奇貨居くべし(この珍しい貨は、家に置いておくべきだ)」という言葉が出てきます。
呂不韋は、目の前の “品物” だけじゃなく、人材や情報、経験まで全部「奇貨かどうか」で見ていました。

キングダム版でも、彼は「一介の商人から秦の宰相・相国にまで成り上がった男」として描かれています。
武器や金だけではなく、「この王子は将来王になる」「この状況は投資する価値がある」と見抜いて動く、まさに“政商” そのもの。

『奇貨居くべし』この言葉を知ってから、
回復期の現場での「資源の見方」が少し変わりました。


  • 「この薬は、この患者さんにとって奇貨か?」
    「腎機能と便秘とリハの邪魔にならないラインで効いてくれる、貴重な一剤か?」


  • 「このPTさんの腎臓への興味は、今の病棟にとって奇貨だな」
    → その人を巻き込んで、腎機能勉強会を一緒にやってみる。

  • 時間
    「この10分は、カルテを一人で眺めるより、栄養士さんに便秘と食事の相談をする“奇貨時間”かもしれない」

こんなふうに、視野が広がったんです。

すべてを奇貨扱いするわけではありません。
でも、「ここは置いておく」「ここは手放す」の線引きが自分なりにしやすくなったのは、呂不韋のおかげだと思っています✨


ご縁の拾い方—noteと『HONOの本棚』

『奇貨居くべし』って、「人との出会い小説」でもあるんです。

和氏の璧を通して、藺相如や春申君、孟嘗君といった人材とつながり、荀子や唐挙といった“先生役”とも出会いながら、呂不韋は自分の軸を作っていきます。

和氏の壁というのは、「天下一のお宝」「めったに手に入らない超レアアイテム」のたとえだと思ってもらえばOKです💎✨

noteを始めてから、
「ご縁の拾い方」がここに重なって見えるようになりました。

タイムラインに偶然流れてきた記事。
お題企画に参加してみたこと。
誰かの本の紹介記事を読んで、「この人の書くもの、全部読みたい」と思った瞬間。

これ全部、
「後から振り返ると奇貨だったな」と思うんです。

『HONOの本棚』を作ったのも、発想の根っこは呂不韋です。

自分の心に残った記事を、
「この奇貨は居くべし」とそっと棚に置いておきたい。
いつでも取り出せるようにしたい。
そんな気持ちで、本棚マガジンを作りました。

本棚に最初に並べた1本は、私にとってかなりの“奇貨”でした。

もう、しつこいくらいにHONO記事に登場するイロドリの詩さん🤣でも、大好きだからしょうがない✨
特にこの記事は、なぜか無性に繰り返して読んでしまいます。

以来、「何度も読み返したい記事」は全部、
呂不韋の“和氏の璧”みたいな扱いにしています。
ここにある記事はすべて、私の中の価値観を少しずつ変えてくれる大切な奇貨たちです。

キングダム版の呂不韋は、「有能な人を抱え込んで巨大派閥を作る男」として描かれますが、私の本棚はもっとこじんまりした“個人商店”。

それでも、「この人の視点は、今の私にとって奇貨だ」と思った記事は、ちゃんと居(お)くべし、しておきたい。
そんな風に思っています💕


一歩出る勇気

呂不韋は、「誰もまだ価値を分かっていない資源」に、自分から先に手を伸ばす人。
キングダムでは、その貪欲さが行き過ぎて、政の暗殺まで企てる危うい面も描かれていますが、宮城谷版では「政を動かす知恵と胆力」のほうにフォーカスされている印象があります。

もちろん、現代の回復期病棟でそんな大胆な投資はできません。
でも、「これ、絶対なんとかなるやつだ」と思ったときの感覚はちょっと似ている気がします。

例えば、褥瘡管理者さんが「OHスケールの分析、毎月地獄…」とぼそっとつぶやいたとき。
誰も「ツール作って」とは頼んでいないのに、「これ、作ったらこの人の負担が減る奇貨になるんじゃない?」と思ってしまった。

そこから、AIを巻き込んで褥瘡管理ツールを作る企画を、勝手に始めました。
「いや、誰も求めてなくない?」「私がやる必要ある?」とビビる自分もいたけれど、
心の中のちっちゃい呂不韋が、「やれ!」とつぶやくので、一歩だけ出てみることにしたんです。

結果として、まだ完璧なツールではないけれど、「毎月地獄…」と言っていた人が少し笑ってくれた😊
私の中では、「あれは褥瘡管理者さんとのご縁から生まれた奇貨プロジェクト」として棚にしまってあります。

noteでその過程を書いたこと自体も、
「自分の中の経験値を奇貨として居くべし」でした。


回復期で「奇貨居くべし」をどう生かしているか

回復期リハ病棟は、派手な治療で勝負する場所ではありません。
薬を見直したり、リハを邪魔しそうな副作用を探したり、便秘や眠気を地味に整えたり——
そんな「地味な奇貨」をひたすら集めていく場所だと感じています。

呂不韋ほどの胆力も商才もないけれど。
それでも、自分なりの「奇貨居くべし」を胸ポケットに入れて、
今日もHONOは回復期とnoteを行き来しています😁

もし今、目の前の仕事やnoteでの出会いの中に
「なんかこれ、ちょっと特別かも✨」と感じるものがあったら。
それは、あなたにとっての「奇貨」なのかもしれません。

本でも、人でも、経験でも。
また読み返したい “お気に入り”を、そっと胸ポケットにしまっておけたら——
そんな仲間が増えたらうれしいな、と思いながら今日もキーボードを叩いています🌸

最終的に、本の紹介ではなくHONOの紹介になってしまいましたが、読んでいただいて、ありがとうございました💕

宮城谷昌光さんの本、本当に面白いので、ぜひ読んでみてくださいね😁✨


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