薬の名前、どうしてコロコロ変わるの?
この間から、
薬の名前の由来について記事を書いている。
ありがたいことに、
こちらの予想を超えて、
たくさんの方が楽しんでくださった。
「薬の名前って面白いんですね」
「こんなふうに覚えられたら忘れないのに」
と言っていただけて、
薬剤師としては、だいぶ嬉しかった。
……なんだけど。
コメント欄で、私の推しでもあるイロドリの詩さんがこんなことを言った。
薬の名前と薬効、せっかく覚えても、どんどんジェネリックに変わるから、理解が追いつかない。
そう。
薬そのものが毎回変わるわけじゃない。
でも、呼び名は場面によってコロコロ変わる。
販売名で覚えたと思ったら、処方箋では一般名。
一般名に慣れたと思ったら、薬によっては後発品(ジェネリック)の名前が登場する。
カオス😱!!
って思ってもしょうがない(笑)
せっかく覚えたのに、
別の名札をつけて再登場してくる。
薬剤師にとっては当たり前の事なんだけど、
他の職種の方が、覚えても覚えても追いつかないって思うのは当然。
今日は、
その中でも特に名乗りが長い人の話をしたい。
例えば、
サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物。
……誰?
一回では読めない。
二回読んでも、途中で息が足りなくなる。
っていうか、どこで切ればいいの??
正解はこちら👇
サクビトリル。
バルサルタン。
ナトリウム。
水和物。
ひとりの名前だと思ってた。
でも、実際には四人組だった。
初対面から、やたらと情報量が多い・・・
これはもう、生麦生米生卵というより、
薬剤師向け・朝礼前の発声練習と言ってもいい。
ちなみに、この薬の販売名は
エンレスト💊
急に短い。
さっきまで大所帯で登場していたのに😑
「サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物です👨⚕️」
って言っていた人が、
次の瞬間
「エンレストです💛」
って名刺を渡してくる。
略しすぎじゃない?
いや、助かるよ。
とても助かる。
助かるけど、じゃあ最初から最後までエンレストでいいじゃん。
って思わない?
種明かしをすると、
薬には、販売名と一般名がある。
販売名は、いわば薬の “呼ばれたい名前” 。
一般名は、いわば薬の “戸籍上の名前”みたいなもの 。
エンレストは呼ばれたい名前。
サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物は、戸籍上の名前。
しかも薬の場合、戸籍上の名前で会う機会が意外と多い。
処方箋や薬袋、電子カルテ。
薬剤師を試すように、どこにでもいる。
でも、この長さにはちゃんと理由がある。
名前の中には、薬の成分や、その成分の化学的な形に関する情報が入ってる。
サクビトリルとバルサルタン。
ナトリウム。
水和物。
ふざけて長いわけじゃない。
ちゃんと意味があって長い。
漢方薬の
「柴胡加竜骨牡蛎湯」
が、素材を律儀に並べているタイプだとしたら、
「サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物」は、化学の先生が本気を出したタイプ。
どちらも、略さない。
薬の名前が覚えられないのは、
記憶力の問題じゃない。
急に
サクビトリルさん、バルサルタンさん、ナトリウムさん、水和物さんが、連れ立って現れる。
そりゃ、わからなくもなる。
しかも本人は、
「エンレストです✨」
という、爽やかな顔をしている。
ただし、名前が似ていても量や剤形、使い方が違うことはある。
「前と同じかな?」と思ったときこそ、遠慮なく薬剤師に聞いてほしい。
今日も病院のどこかで、誰かが薬の名前を前に固まっているかもしれない。
そんなときも、薬剤師を呼んでほしい。
大丈夫。
たぶん私たちも、
一回、深呼吸してから読みはじめる。
そして、だいたいエンレストって呼びます(笑)
今回の記事は、コメントがきっかけでできた。
イロドリの詩さんありがとう💕
あ、ちなみに、
私の推しのイロドリの詩さんは『コメント荒らしの女神』という異名がついている🤣
否定はしない(笑)
でも、本業はれっきとした看護師✨
しかも、たぶん超優秀✨
まだの方はぜひ読んでみて💗
間違えた🤣
こっちが本業の記事(笑)👇
私ともコラボしてるので、
まだの方は見てみてね👇
そして、KOTAYAさんにスキTシャツ動画作ってもらった😍
しばらく、スキ押してくれると5回に1回は出るように設定したから、スキしていってね💕

KOTAYAさん、ありがとうございます✨
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