仏教とワイン。異色コラボで得た3つの気づき(2026/05/02 #177)
先日、「花祭り」×「南アルプスワイン会」、いわば「仏教×ワイン」という異色コラボの会に参加してきました。
会場は法源寺東京別院(代々木リアス)。
これは3月に参加した「狂犬スタディ」でゲストハウス・代々木リアスにお伺いした際、このイベントについて偶然耳にして、今回参加させてもらった、という流れです。
※3月のスタディについてはこちらで書いてます↓
法源寺は、voicyパーソナリティでもある横山瑞法さんが南アルプス市で営むお寺で、その東京別院が代々木リアスの一室に開かれています。
(東京別院のお話は、こちらのWEB記事にわかりやすく経緯が書かれています。)
では、ここから当日の内容について振り返っていきます。
僧侶の解説を聴きながら「花祭り」
「花祭り」とは何かというと、お釈迦様の誕生日(4月8日)を祝うものということで、各地・各宗派のお寺問わず、この時期に開催されているものなのだそうです。
横山さんによれば、釈迦は、生まれてすぐ「天上天下唯我独尊」と唱えたとされています。そのまま読めば「この世の中で、私一人が尊い」ってことなので、なかなかパンチがあります。
そんな釈迦が生まれた時の姿を模したとされるのが誕生仏(たんじょうぶつ)であり、花祭りでは、誕生仏に「甘茶」(文字通り、甘い味がする)をそそいでいきます。

(@法源寺東京別院)
なぜ甘茶を注ぐのかといえば、釈迦が生まれたときに、九つのアタマを持つ龍が天から降りてきて甘露の雨を降らせた、という言い伝えから来ているそうです。
こういった背景情報の解説や、そのほか仏教に関する質疑が活発に行われます。
お寺って身近にあるような気がするものの、法事や墓参り、あるいは厄払いや初詣といったことでもないと近づくこともないし、近づいたとしても深ぼる機会が無いモノです。
が、仏教も深ぼってみると、色々実生活に結び付くことが多々あると気づき、最近学びを深めているところです。
それについてはまた改めて書いてみたいと思っていますが、今回の花祭りも良い学びの機会になりました。
醸造家の解説を聴きながら「ワインの試飲」
続いて、南アルプス市の高橋厚芝さんが醸造したワインの試飲会が開催されました。
高橋さんは、南アルプス市で横山さんとのつながりができ、東京別院にもお越しいただいた(去年に続き2回目だそうです)とのこと。
ここでふと思い出すのは、去年たまたま見かけた「日本ワイン歴史展」。
日本ワインの原点の1つは、明治初期に真言宗の僧侶・山田宥教氏が「外国人がワインを飲んでいるのを見て、山ブドウでワイン試醸をしていた」こと。
どうもワインと仏教の僧侶というのは、結びつきがあるものなのですかね笑。
今回の横山さん・高橋さんの組み合わせも、このエピソードを思い出し、個人的に印象的でした。

試飲会では高橋さんが用意してくださったワインを、高橋さんの解説を聴きながら飲み進めていきます。

高橋さんは、元々飲食業界で働き、ソムリエの資格も持っていたところ、南アルプス市の地域おこし協力隊でワイン醸造の仕事があり、そこへ飛び込み、その後独立を果たして、様々なワインを製造されています。
お話を伺っていると、その取り組み方法は実験的。
ワインは、ブドウの品種や製法、保管等様々な要素で、色・香り・味わいも変わっていきます。
高橋さんのお話からは、たまたま手に入った樽を使ってみたり、二番成り(一度収穫した後に発生する)のブドウを使ってみたりと、ご自身が「試してみたい」と思うことに次々と取り組んでいる様子がうかがえました。
さらに、酸化防止剤などの添加物も使わない。
曰く「安定して大量につくろうと思うと難しい」とのこと。
そういったことに「今は自分ひとりでやっているので」という身軽な状態だからこそ取り組めているのだなあと。
実験的ゆえ、なかには「これは失敗しちゃいました」と語るものもありました笑
が、1本購入し、改めて飲んでみると、とても飲みやすく、かつ後に残りにくいとても良いワインでした。
ところで、ワインにつけられている名前は「ワインの種類(赤とか白とか)・ブドウの品種・製造方法」にそれぞれ番号をつけて、それを割り当てているのだそうです。
そのあたりも何だか実験の雰囲気が感じられます。

試飲会では8種類のワインがふるまわれ、その場にいた参加者1人につき1本近くの量でしたが(!)、解説を聴きながら、あっという間に空けられていったのでした・・・。
異種コラボの企画から得た学び
さて今回の「花祭り&ワイン試飲会」。
「仏教」と「ワイン」という一見異種なコラボでしたが、色々気づきがありました。
振り返ってみると、以下3点あるなと。
①その道の専門家の解説を聴くのが楽しい
木下斉さんvoicyの対談シリーズもそうですが、その道の専門家の解説は楽しく、学びも大きいです。
今回はさらに直接質問でき学びの効果を高めることができました。
②実験できる余白
高橋さんのワイン造りの(私の勝手な)印象は、実験的。
人生においても「自分が試してみたい」と思うことを実験し続けることが楽しさにつながると思っています。
そして、色々背負いすぎて動けない、という状態では実験もできない。
ゆえに実験できる余白(身軽さ)を確保しておくこともまた重要だなと、今回の解説を聞きながら感じました。
③(やはり)偶然に乗っかるのが面白い
何度も同じことを言っている気がしますが、偶然に乗っかることで新たな世界が開けます。
今回も、たまたま目にした「東京別院」がアンテナに引っかかり新たな学びを得たり、去年のワイン歴史展とも結びついたりしました。
前に書いた、藤子F不二雄の記事でも「偶然に乗ってみる」ことに触れていますが、やはり大事だなあと。
そしてこれまた偶然に乗っかるだけの余白確保が大事という点で、②にも通じますね。
ということで、今回は以上です。
どなたかの参考になっていましたら幸いです!
いいなと思ったら応援しよう!
もしサポートを頂けましたら、インプット(書籍、旅など)の原資として活用させていただきます!