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【ポルノ禁・オナ禁】もう二度とリセットしないためには。【12000文字】


ポルノを断つことがいかに男にとって難しいかは、挑戦したことがある人なら分かるかと思う。
ただ闇雲に挑戦し、一発で成功できるような人は、そもそもポルノにあまり依存をしていない人であろう。

個人的には、現代においてポルノは、あらゆる依存の中でも最も辞めるのが難しいのではないかと考えている。
そう考える理由は、以下の記事を読んでもらえればわかるかと思う。

自分も、何百回とポルノ断ちに挑戦しては失敗してきた。
そして、10年以上が断ち、やっと長期のポルノ断ちに成功、安定したフェーズに入ることができた。
この経験から思う、ポルノ断ちにおいてリセットしないためのコツのようなものを紹介したいと思う。


■ 大前提の準備

まずは、大前提として以下に紹介する過去の2つの記事で紹介したことを実践してほしい。
これらがリセットしないための一番重要な””のようなものとなる。

● 知識の習得と目標設定

第一に、以下の記事で書いたように、ポルノ依存についての科学的な知識をしっかりと身に着けること、また、何のためにポルノ断ちをするかの目標設定をして欲しい。

知識については、最大の防御となる。
例えば、ダイエットしている人がカロリーの高い食べ物を食べたくても我慢できるのは、それを食べると太ると知っているからである。
禁煙中の人がタバコを我慢できるのは、それに健康面での悪影響があると知っているからである。

ポルノは目に見えない精神的な悪影響の方が多いものであるから、なおさらどういうカラクリで自分に様々な問題を生じさせているのかを、細密に把握しておくことが肝要だ。
でないと、リセットの誘惑に襲われたときに往々にしてやってくる「どうせやめても大して変わらないさ。」という、悪魔のささやきに反論する手立てがなくなってしまう。

また、ポルノ断ちの先にある目標設定をしっかりと行い自分の中に落とし込んでおくことで、リセットの誘惑に襲われたとき、ポルノ断ちが自分に絶対的に必要な理由を即座に思い出し、意志を振り絞ることができるようになる。


● マインドセットの転換

さらに、以下の記事で説明したような”マインドセット”を持つことも同じぐらい大切だと考える。

長年ポルノ断ちに挑んでは失敗してを繰り返して得た結論は、ただ“ポルノ断ち”をすればいいという考えでは上手くいかないということ。
ポルノ断ちをただの”我慢”として捉えるのではなく、人生に対する姿勢を変える意識でのぞむ必要があるということを知り、その覚悟を決めることが絶対的に必要だ。

ただの”我慢”や”修行”の意識でポルノ断ちをしていくら長く続いても、賭けてもいいがリセットするのは時間の問題である。
自分も、今まで何度も長期のポルノ禁が続いても結局リセットしてしまっていた最大の理由が、この誤ったマインドセットにあった。

正しいマインドセットを持つことで、自分がポルノ断ちをしながらも、本当の意味で人生を”再起動”するためにやるべきことが見えてくるはずだ。


■ 環境作り

ここまで書いたことを実践し土台を整えた上でも、どうしてもリセットの衝動に襲われることは出てくると思う。
重要なのは、衝動が湧いてくる度に打ち消すという意識ではなく、そもそもそのような衝動ができるだけ湧いてこない(or小さくなる)ような環境作りと行動指針の設定だ。

まずは、環境作りから紹介する。

● スマホの浄化作戦

ポルノ断ちの難易度が一番高いのは、普段使いのスマホでポルノを見る習慣が身についてしまっている人だ。
これは、禁煙しようとしているヘビースモーカーが常にタバコとライターをポケットに忍ばせているのと同じである
いかに無謀かが分かるだろう。

なので、以下の記事でも紹介したような、スマホの”お清め”を行おう。

自分も、ポルノ断ちの難易度がぐっと下がり、ポルノを見る習慣が減ったのが、機種変をしたタイミングでもうスマホではエロコンテンツを一切見ないように決意してからである。

冗談抜きで、本気であるならば機種変してしまうことを断トツでオススメする
サンクコストもかけた方が、ガチにもなれる。

さらにスマホなんて、他のSNSやYoutubeなどの非生産的な依存コンテンツの温床でしかないのだから、機能も最低限の安いのでよいはずだ。
機種変したタイミングで、ポルノに限らずSNSやゲームなど、その他の自分の障害となっているものも含めてすべて見ないようにルールを決めるとなおよいだろう。

もうこのスマホはクリーンに、一切エロを見ないと決めると、意外と守れるものである。

スマホ以外の、パソコンやタブレットなども、もちろん”お清め”するのが一番よい。
ただ、そこまでいくとコストもかかりすぎるし、ハードルが高いというのは理解する。
その場合は、上記の記事でも紹介したようなアクセス制限の設定や、データの初期化などを行おう。

とにかく、新しく生まれ変わった感を脳に刷り込む工作をできうる限りしよう。

本当に必要な時には外で使うなどを徹底するのもよいだろう。
もしほとんどポルノ専用機でしかないのなら、問答無用で手放そう。

言わずもがなだが、全てのデバイスから、お気に入りのエロサイトのブックマークや保存しているオカズ集などは徹底的に消し去らなければならない。
二度と復元できないように、ゴミ箱からも削除だ。
それを勿体ないと思ったり、少しでも残している時点で、いつかリセットする前提であり覚悟が足りていない。
戦う前から勝負に負けていては、絶対にうまくいかない。

P.S.
見落としがちだが、機種変したあとの古いスマホなどは、処分した方がいい。
自分がスマホの”お清め”以降にリセットしてしまったときは、結局古いスマホを収納の奥から取り出して見てしまっていた。
とにかく、自宅でポルノを見ることが物理的にできない状況にしよう


● 断捨離、部屋を常に綺麗にする

ポルノ断ちを続けるうえで、部屋を綺麗にしておくのはかなり大切だ。
やはり汚い部屋にいると、生活も乱れて怠惰なものになりやすい。

余分なものを処分して、シンプルで見栄えのいい、ポルノなんて似合わない居心地のよい部屋を維持しよう。
めちゃくちゃお洒落で整理整頓された部屋に住んでるオナ猿なんて想像できないだろう

科学的にも、部屋の散らかりは衝動や自制心と大きく関係している。

散らかった空間は、脳にとって”小さなストレスの集合体”となる。
床に放り投げられた衣服、乱れた布団、ごちゃごちゃ絡まったケーブル類――これらの“視界のノイズ”は、脳に無意識のうちに「後で処理しなきゃ・・」というタスクを追加してくる。
そのストレスが、集中力や自制心も削り、誘惑に弱くしてしまう。

逆に、部屋がすっきりしていると脳が受け取る情報が少なくなり、心が落ち着いて意志の力を発揮しやすくなる

断捨離をして、そもそものモノを減らしてしまうのが効果的なのもそのためだ。
視界がシンプルだと、余計な衝動や不安が出にくくなり、精神状態が安定する。

さらにいうと、片付いた部屋で過ごしていると、ちょっとだけ自分を誇らしく思える。
自分にはまだ自律心がある」という事実が、目に見える形でそこにある。

これは、重度のポルノ依存者に最も欠けやすい自己肯定感も引き上げてくれる。
些細なことに思えるかもしれないが、それはポルノ断ち継続のための大きな支えとなる。
結局のところ、自分を律する力は「自分を好きでいられる状態」から生まれるのだ。

そして、”トリガー”を弱めるという意味でも、思い切って断捨離と掃除をし、部屋そのものを生まれ変わらせるくらいの勢いがちょうどいい。
今の散らかった部屋には、これまでの数えきれない“ポルノとオナニーの記憶”が芯まで染みついてしまっている。
その環境にいる限り、脳は過去の習慣を呼び起こしてしまいやすい。

だから、とりあえず断捨離をしてスッキリとした部屋にして、掃除を習慣にしてしまおう。


● 周辺行動を絶対に取らない

次に、行動指針の部分に入る。

リセットしないための絶対ルールとして、「周辺行動をとらない」ということを徹底する必要がある。

周辺行動とは、自分一人のときに、自らの意志で”性的刺激”を少しでも追い求める行動全般を指す
代表的なのが、まだリセットじゃないという無理な言い聞かせを自分にしながら、SNSなどで”ちょいエロ”なコンテンツを漁り始めたりすることである。
あとは、ちんちんを無駄に触るなどもよくあるパターンだ

ポルノ断ちにチャレンジしてきた人なら、きっと以下のような経験があると思う。
▼リセットの衝動がやってくる
⇒「なんとなくインスタで可愛い女の子の写真みる」
⇒「好きなAV女優のアカウントも見とこ」
⇒「うわ、新作出てるか気になる。FANZAでパケ写だけ遠目から見よ」
⇒「タイトルえろ・・。結局気になってサンプル動画も見ちゃう」
⇒「シコシコ。いつものエロサイトにたどり着く」
⇒「我慢してた分、夜通し汁遊びして射精。めちゃくちゃバッド入る」

自分も、上記のようなパターンで何回リセットして嘆いたかわからない。

断言するが、周辺行動を取り始めた時点で、もう完全に負けている
腹の底ではリセットするつもりなのだ。

周辺行動は究極の自己欺瞞であり、無駄な悪あがきでしかない。

特に、まだ2週間以内ぐらいの段階で周辺行動を取り始めたら、もう諦めて潔くリセットしてしまった方がよい
タイマーなりで時間制限を決めてシコってすっきりして、あとはできるだけ生産的な一日になるように努めた方がよっぽどマシだし、次につながる。

例えその日が周辺行動だけで済んだとしても、次の日には必ずエスカレートして終焉する。
周辺行動で自分に嘘をつきながらさんざん時間を使った挙句、最終的には自己嫌悪に沈みながらリセットするというのは、精神衛生上も最悪である。
自分が意志の弱い人間であるというのを、これでもかと認識させられる。

周辺行動を避けるためには、とりあえずちんちんを無駄に触らないというのはわかりやすいだろう。
次には、トリガーの記事でも書いたように、ちょいエロ(=ソフトポルノ)が事故的に目に入ってきてしまうようなアプリなどは削除しよう。
SNSなんて本当にやる必要があるのか、今一度考えるべきである。

もしXで裏垢とかのエロ動画ばかり見ているアカウントがあるなら、言わずもがな速攻で削除するべきだ。
インスタで巨乳のグラドルばかりフォローしてるアカウントがあるなら、これも速攻で削除だ。
エロ漫画の広告ばかり表示される大して役にも立っていないアプリがあるなら、もちろん削除である。
映画やネトフリのドラマなんかも、不意なエロシーンを避けるために見るならPG指定ぐらいのものまでにした方がよい。

どうしても情報収集等でSNSが必要な時があるのなら、別で”クリーン”なアカウントを作り直しておこう。
そして、必要な時にだけログイン情報が保存されないプライベートブラウザからログインしてみるなどの、手間がかかるようにするとよい。

★補足
とはいえ、このデジタル時代ではどうしても自分の意志と反してソフトポルノが目に入ってしまう場合がある。

その場合は、速攻で目を反らしてページを閉じればセーフとしよう。

すぐに目を反らさずに凝視した時点で、自発的にデジタルでの性的刺激を追い求める依存行動の復活となり、脳内に形成された”ポルノ回路”を復活させてしまうことになる。
性的妄想は、特に開始初期などはしてしまいがちだし、お気に入りのAVのシーンのフラッシュバックなんかも起きる。
これは仕方ないことであるが、もちろん極力しないようにするべきだ。

性的妄想を抑えようともせずに、我慢汁が出るまでするとかは、もちろん周辺行動に認定するべきだ。

街でパンツを覗こうとしたり爆乳をガン見したりするのも、キモいしムラムラするだけだから当然やめるべきだ。


■ 朝の行動でスタートダッシュを切る

次に、重要な行動指針の部分に入る。

自分磨き系の発信者がいの一番に言うことであるが、やはり朝の行動は大切だ。
理想はこれもよく言われる早寝早起きすることであろうが、仕事等によっても生活リズムが違うものだし、自分も早寝早起きは一番苦手である。

そして、ポルノ断ち継続のためには、早寝早起きよりも起床したあとの行動パターンを決めておくことの方が大切だと感じる。


● 速攻で身なりを整える

まず、起きたら第一に、寝巻きから着替えて、歯磨きして顔を洗ってちゃんと髪をセットすることだ。
一見なんともないことのように思うかもだが、多くの人は起きたらすぐにスマホに手を伸ばし、SNSの通知なりを眺めるだろう。
これをやると、その日のスタートから”即自的なドーパミンを追い求める脳のスイッチ”を押してしまう。
そして、一日を通しての”自制心”が弱まってしまう

無駄にスマホを眺めるうちに時間が断つにつれて、生産的な行動を取るやる気がどんどん失われていく。
その”意志薄弱モード”から自暴自棄になり、ポルノに手を伸ばすのは容易い。

これは非常にもったいない悪習慣で、その1日を生産的なものにするチャンスを朝から放棄してしまうようなものだ。

絶対的なオススメは、スマホを寝室には置かないことだ。
自分は、玄関の扉に以下のようなマグネットボックスを取り付けて、その中にスマホを入れて寝ている。
充電も、必要であれば玄関近くのコンセントから引っ張てきている。

アラームは、目覚まし時計を買ってそれを使おう。
ベッドの横にスマホを置くのは、起きたら絶対に手を伸ばしてしまうから論外である。


● すぐに生産的なことを一つでもする

とりあえずちゃんと身なりを整えると、自然とやる気が湧いてくる。
そして、その後に、すぐに何か一つでもいいから生産的なことをすることが大切だ

この時にオススメなのは、ストレッチや筋トレである。
自分は、髪をセットしたらトレーニングウェアに着替えて、まず全身のストレッチを15分ほどする。
ストレッチをすると、体もほぐれて目が覚める。

その後、決まった朝食をとる。
朝食も手間がかかるとそこでも意志力が必要になるので、箱買いしている決まったプロテインバーとEAAプロテインで固定している。

その後に筋トレをするが、気分で筋トレ前後で瞑想やジャーナリングをすることもある。
最近では、この時間でパソコンでnoteを書くこともある。

人によって、朝何をするかは当然異なるだろう。
読書や勉強をしたっていいし、散歩をするのもとてもよいだろう。
朝に日光を浴びるといいというのは、よく言われることだし科学的なエビデンスもある。

ともかく、朝一番に、脳にとっては低刺激であまりやりたくないけど生産的なことをすると、今度は一日を通しての”自制心”が高まる
それにより、ポルノを見ないで過ごすのがグッと楽になるのが感じられるはずだ。

そしてスマホは、可能であればこの朝の生産的な活動のルーティンが終わるまでは一切手に取らないことをオススメする

以下の動画は、世界一タフな男ことデイビッド・ゴギンズと神経科学者の対談である。
新たな神経学的な発見として、「自分がやりたくないことをやると、脳の意志力を司る特定の部位が肥大化する」というのが明らかになっているようで、とてもヒントになる興味深い話だと感じた。

※できる人は、コールドシャワーも朝の習慣に取り入れると最強だろう。


■ とっとと風呂に入って歯を磨く


夜遅くまでダラダラすることほど、リセットにつながることはない。

そして、個人的には、ダラダラしてしまう最大の原因は、シンプルにとっとと風呂に入って歯を磨かないことにあると思う。
逆にいえば、いつでも快適に寝れる環境をすぐに整えればダラダラしにくい。

最近は風呂キャン界隈なんて言葉も流行ったように、風呂は確かにめんどくさい。
だが、朝の行動の部分でも言ったように、嫌なことを先にやるという習慣を少しずつでも癖付けていくべきだ。

とっとと風呂入る習慣を付けるためには、夜ご飯を食べたら速攻で風呂に入るということを決めておくこと。
外食の場合は、帰ったら速攻で入るようにする。

そして、フロスをしてしっかりと歯を磨く。スキンケアをする。
ちゃんと寝巻きを着る。

この当たり前のようなことを、とっととやること。

そしてなにより大きいのが、風呂に入って体を綺麗にすると、着かえたばかりのパンツを汚すようなポルノ視聴やオナニーの誘惑に、心理的にもかられにくくなる

重度のポルノ依存になると風呂入った後も構わずシコり続けるのだろうが、
そういう人は、とりあえず風呂入った後はやらないというルールだけでもまず徹底しよう。

そして、寝る前に朝に必要となるものを準備しておけると、なお理想的だろう。
着替えをベッドの横に置いておく、朝ご飯を作っておくなどだ。
そうすることで、朝のスタートダッシュが切りやすくなる。


■ リセットの衝動に襲われたら

これまでに書いたことを実践するだけで、だいぶポルノ断ちの成功は近づく。
だが、最初からすべて守れる人なんて中々いないだろうし、人間調子が出ないときもある。

そして、ポルノ断ちの初期段階では禁断症状に襲われることも必至だ。
長期間継続しても、不意なソフトポルノや後述するチェイサー効果で誘惑にかられそうになることもある。

そんな時に、どう誘惑を断ち切るか。


● むしろチャンスと捉える

リセットの衝動がやってくるのは仕方がないことであり、それを完全に避けることはできない。
だからこそ、衝動がやってくるのを恐れるのではなく、むしろそれはチャンスと捉えよう

多くの人にとって、ポルノ断ちの真の目的は、今まで浪費してきた性エネルギーを生産的で長期的な満足をもたらす方向に使うことである。
言い換えると、性エネルギーを”昇華”するということを覚えなければならない。
そしてこれは、何もポルノ断ちをし始めた時にだけ必要なわけではなく、人生においてこれから先もずっと必要となる能力といえる。

禁断症状なりムラムラなりでポルノ視聴への誘惑を感じているのは、少なくとも”性的な衝動”に襲われているということだ。
この性的衝動ないし性エネルギーの発露を、今までみたいにポルノオナニーで無駄にするのではなく、他の生産的な活動に置き換えるという訓練をする機会と捉えよう。

だから、衝動を生産的な活動に向けるのではなく、ただ紛らわせてその場しのぎのをするだけでは意味がない
そんな態度ではいつまで経っても成長せず、性エネルギーを昇華するという重要なスキルが身に付かない。


● 【最重要】姿勢を整える、深呼吸する

衝動に襲われたら、まずは姿勢と呼吸を整えよう。
簡単すぎて大したことなさそうと思うかもしれないが、これが一番大切である。
むしろ、これがちゃんとできれば後に述べる代替行動はいらないとすら考える。

姿勢と呼吸は、すべてにつながる土台だ。

経験からも言えるが、衝動に襲われるとき、大体が家のソファーでだらんと寝っ転がってスマホいじってるみたいなときだ。
ポルノ見て猿みたいにシコってる時に姿勢がよくて呼吸が深いやつなんて一人もいないだろう。

生物学的にも、姿勢と呼吸は”自制心”と大きく関わっている
当然、よい姿勢で深い呼吸をしているときは、より理性的で目の前の衝動に負けにくい状態になる。
なので、姿勢と呼吸が常に整っていれば、衝動に襲われることもかなり少なくなるし、衝動自体も小さくなる。

姿勢の整えるコツみたいなのは色々あるだろうが、上記の記事でも書いたように筋トレをすることが一番オススメだ。

呼吸は、姿勢を正した上で、鼻呼吸で整えよう。
中途半端にしても効果が薄いので、思ってる三倍はゆっくりの意識で深く深呼吸するのがコツかもしれない。


● 生産的な代替行動を決めておく

姿勢と呼吸を整えた段階で、はっきりとした衝動みたいなものは消え去っていることが多いだろう。
特に衝動が感じられなくなっていようとなかろうと、ここで何か生産的な行動に取り組むことが重要だ。

これは人によって違うだろうし自由である。
すでに何か生産的なことをしていた際に衝動に襲われたのなら、それを再開するのでもよいだろう。

重要なのは、先にも言ったように、それが衝動をただ誤魔化すだけの非生産的な行動ではないということだ。
例えば、ムラムラしたら腕立てを10回するとか、スクワットをするとかのルール決めをする人もいるだろう。
そんな少ししただけでは筋力はつかないのだから、それは非生産的な気の紛らわしでしかない。
(※もちろん、これですぐにスッキリして切り替えて生産的な活動に取り組めるというのならいいであろう。)

後は、外のカフェに行くことなどもそうである。
本を読んだり勉強するなどの生産的な目的をもって行くのであればすごく良いだろうが、ただカフェにいってダラダラとスマホでSNSを眺めて帰ってくるのでは、それもその場しのぎの非生産的な活動でしかない。
帰ってきたらまたすぐ衝動に襲われるのがオチだ。


● 代替行動の例

代替行動は人によって違うものだが、自分が行っているもので特筆すべきものを紹介する。

★ 瞑想
万人にオススメできるものとしては最強であろう。
瞑想には、心と脳のノイズを減らし、注意力・ストレス耐性・感情の安定・判断力を高めるなどの効果があるとされている
人生をよいものにしていくために、取り入れない手はない。

そして、ポルノどころかすべての依存症に効果的であるといえるのは、衝動を生む脳回路を弱め、理性の回路を強化するからだ。
詳しい神経科学的な仕組みは、調べてもらえれば分かる。

瞑想のオススメのやり方や習慣付けのコツなどは別記事にしたいと思う。
とりあえず、たくさんある瞑想の本を一つ手に取ってはじめてみるとよいだろう。

★ カリステニクスのスキルの練習

以下の記事にもしたように、ポルノ依存で狂った人生を立て直すためにも、筋トレを始めてみることをすごくオススメしている。

そして、筋トレの中でも、特に自重トレーニング(カリステニクス)を推奨している(以下の記事)。

詳しくは記事を覗いてみてほしいが、カリステニクスの魅力の一つに、”スキル”と呼ばれる様々なスゴ技の存在がある。
例えば、マッスルアップやプランシェなどだ。

これらのスキルの習得には、日々の筋力トレーニングに加えて、スキル自体のコツコツとした練習が要される。
衝動に襲われた際の代替行動として、このスキルの練習を行うのはめちゃくちゃオススメである。

非生産的な代替行動として先に挙げた「腕立て10回」などと違い、スキルの練習は自分が成し遂げたい長期的な目標に向けた生産的な活動である。

筋力を使うことで気分的にスッキリするという効果もあるし、自然と集中することもできる。

★ ジャーナリング

瞑想に負けず劣らずの最強の習慣であると考える。
ジャーナリングには、思考と感情を言語化することで、頭の整理・ストレスの軽減・自己理解の深まり・判断力の向上をもたらす効果があるとされている。

衝動による頭の中の一時的なモヤモヤを言葉として外に出すことで、感情を整理して落ち着きを取り戻すことができるだろう。

★ 依存症の克服に役立つ本を読む
この記事の頭でも述べたように、知識は最大の防御である。
「インターネットポルノ中毒」などのポルノ依存に特化した本に限らず、依存症全般や強迫観念、生活習慣の改善や精神の安定等につながる本などを読むのは有意義だろう。
以下にオススメの書籍をピックアップしておく。


■ その他のコツ

その他、ポルノ断ちを継続するために有効な心構えや日常の習慣みたいなものも、ここでお伝えしておきたい。


● 日ごろからマインドフルネスを意識する

マインドフルネスとは、食事や呼吸など「いまここ」に意識を向ける習慣で、心の余計な雑音を減らし、落ち着き・集中力・感情の安定を高めてくれる効果がある。
これも、瞑想やジャーナリングと同じく、人生を豊かにするための最強の習慣であるといえよう。

常に意識することは難しいから、一日に何回かでもいいので、気づいたタイミングで取り入れる形でよいだろう。
普段の10倍はゆっくり噛んで味わって食べてみるとか、シャワーの時にお湯があたる感覚に集中してみるとか、少しずつ習慣化するとポルノ断ち継続への大きなプラスになるはずだ。


● 動作をゆっくり・丁寧にする

これもいわばマインドフルネスなのであるが、忍耐力を付けて衝動的に動く癖を減らす訓練になる。
自信がありそうな男は、みんな動作がゆっくりで落ち着いているのがイメージされるだろう?(ローランドとか分かりやすい。)

自分もADHD気味で非常に苦手だが、ドライヤーとか化粧水塗るのとかをめちゃくちゃ丁寧にしたりするようにしている。


● 人の体験記を過度に気にしない

ネット上で散見される他人のポルノ断ち体験談については、参考程度にした方がいい。
そもそもの依存の深刻度といったスタートラインも違ければ、回復のスピードだってその人の環境やポルノ以外の生活習慣、ひいては遺伝的な特質などによって異なるのであるから、経過も個人差が大きくて当たり前だ。

他人のポジティブな体験談を見てモチベを上げるのはいいことだし、特に始めたての時は必要であろう。
だが、その人と同じような経過を自分が辿るとは限らず、効果が出始める時期が遅いことだって十分にありえる。
そんな時に「大したことないじゃん。」などと落胆していては、モチベが下がりリセットにつながる。

逆に、報告されているネガティブな経過も鵜呑みにするべきではない。
代表的なのが、ポルノ断ちがある程度長期化してくると現れると多くの人が報告する”フラットライン”(性欲が喪失し、心と体のエネルギーが低下したような状態になる現象)。
自分は、何回ポルノ断ちを長期継続してもフラットライン現象をはっきりと感じたことはない。

来るかもわからないネガティブな影響を恐れるのはモチベの低下につながるし、悪い方向でプラシーボが働いてしまうかもしれず非常に勿体ない。

自分自身だけの回復プロセスであることを認識し、ポジティブに経過を観察しながら、継続していくということが大切だ。


● チェイサー効果に気を付ける

トリガーの記事でも書いたが、特にセックスをした後にくるチェイサー効果は恐ろしいものがある。
ポルノ断ちをきっかけにリアルでセックスする機会を手に入れたのに、そのせいでリセットしていては本末転倒である。

これも感じ方に個人差があるだろうし、セックス依存症とも関係しているかもしれない。
先にも言ったように参考程度に留めて欲しい。

実際に起きた時に困惑しないように、チェイサー効果がありうるということだけでも認識しておくとよいだろう。


● ポルノ以外の習慣も見直す

この記事と被るが、ポルノ依存だけが全ての問題ではないということは絶対に忘れないようにしよう。
ポルノを断ったところで、空いた穴を酒やゲームなど他の短期的ドーパミンで埋めていては、結局は依存の形が変わっただけで本質的な回復にはならない。

ポルノ依存に悩んでいるあなたは、おそらくポルノ以外にも見直すべき悪習慣を抱えているだろう。
というのも、ポルノ断ちの効果の多くは、突きつめれば “過度な短期的ドーパミン依存から脳が回復していくこと” によって現れるからだ。
実際、ポルノ依存の悪影響は、SNSやゲームなどの依存と重なる部分が非常に多いことからも分かるだろう。

だからこそ、ポルノ以外の悪習慣もあわせて見直していくことは、回復を早め、ポルノ断ちそのものを続けやすくする最も効果的な方法になる。

ポルノ依存と他の依存は、相互作用の関係にあるということを心に留めておこう。

全ては一気に見直せなくても、ポルノという一番強力な依存を克服していく過程で、他の悪習慣を見直していく”ウィルパワー”も手に入っていくはずだから安心して欲しい。
逆に言うと、ポルノ依存を見直さないと、他の悪習慣を見直すことは相当に難しいだろう。
どうしようもない人生を立て直すために、ポルノ断ちが必須な理由はここにある。


■ それでもリセットしてしまう時は

もう二度とリセットする人が現れないようにこの記事を書いているし、ここで紹介したことをしっかりと実践してもらえれば、再現性はかなり高いと言いきれる。

ただ、人間とはそもそも矛盾のはざまで生きる生き物であり、それでもリセットしてしまうことはあるだろう。
これはもう、仕方のないことだし、自分を責めすぎるべきではない。

多くの人にとって、ポルノ断ちは長期的な戦いになる。

だからここでは、たとえリセットしてしまったとしても、次を成功につなげるために守ってほしい “グランドルール” を紹介したい。


●  家では絶対にリセットしない

家自体をポルノをみてオナニーができない”聖域”とすることが大切だ。
だから、もしどうしようもなくてリセットしてしまう時は、頑張ってネカフェなど、家以外の場所へ行ってするようにしよう。

それもあまり近くのではなく、わざわざ電車とかに乗ってちゃんとした設備のネカフェにいくとよいだろう。
ハマってしまったら意味がないが、家よりいい環境でポルノが見てオナニーできるなら、わざわざ行く気にもなるはずだ。

家でリセットすると、家という空間そのものに「リセットの記憶」が刻まれ、次につながらない。

ネカフェに向かっている間に「やっぱ頑張ろう・・」と冷静になれることもあるだろう。


●  やけくそシコりしない

以下の記事でも書いたが、ポルノ断ちにおいて日数にはこだわりすぎるべきではない。


「せっかく◯日続いたのに…」という考えが捨てにくいというのはとても分かる。

だが、日数に執着すると、リセットした瞬間にやけくそでシコりまくる危険がある
「どうせリセットしちゃって明日から1日目だし、せっかくなら思う存分にAV見てシコっておこう」という発想になる。

ポルノ断ちの効果は、 “脳へのダメージを回復させていくプロセス” によって起きると捉えることが大切だ。

リセットしてしまったからとやけくそに追いオナニーすればするほど、その分せっかく回復してきた脳を元に戻すことになってしまう。

つまり、リセットしたとしても最低限のダメージに抑えるという意識が大切だ。
それが次の成功、そして回復プロセスを早めることにつながる。

一発や1時間などの制限を設け、終わったらすぐに風呂に入って寝るなどの工夫をしよう。



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