ポルノに依存してしまう本当の理由。
■ はじめに
前の記事でも書いたように、ポルノ断ちを継続するためには、その理由や目的を明確にすることはマストである。
他にも継続するためのコツみたいなものとして、禁断症状に襲われたら筋トレしろとか渋いおじいちゃんの顔を思い浮かべろとかネット上にはいろんな意見やアドバイスがあると思う。
中には有益なものもあるだろうし、積極的に取り入れてみて損はないと思うが、残念ながらポルノ断ちはそれらの小手先の策を弄して継続できるほど生易しいものではない。
これは挑戦したことのある人なら身をもって実感していると思うし、自分も今まで数えきれないほどに失敗を繰り返してきた。
人によって依存度の差はあれ、それだけポルノというのは強力で理性だけでは抗えない誘惑だ。
では、どうすればいいのか。
長年ポルノ依存に悩んできた自分がようやく抜け出すにあたって、決定的な転換点、そして「核」となったマインドセットがある。
それは、ポルノに依存してしまう”根源的”な理由を知り、認めること。
そして、ポルノ依存から脱するというのは、今までの”生き方”を大きく変えることであると認識し、その覚悟を決めることである。
■ ポルノを見てしまう本当の理由
ポルノの有害性や依存を招きやすい理由は、以下の記事で書いた。
ある意味、現代の男が依存してしまうのは仕方がないことだと思う。
インターネットポルノは、男にとって本能レベルで魅力的なシロモノだ。
即時的な快楽が、無料で、無制限で、インスタントに手に入る。
だが、ポルノ依存で問題を抱える者にとって、ポルノを見る本当の目的は、もはや快楽を得ることだけではない。
それは、一言でいうと”弱さ”からくるものだ。
「ポルノを見ることによって現実の様々な感情や苦痛から逃れたい」というのが、裏にある本当の理由である。
つまり、自分は今まである意味ポルノに「慰められ、救われていた」ことを認めよう。
ポルノに限らず人が何かしらの依存から立ち直ろうとするとき、その依存対象を「クソだ!こいつのせいで!無意味だ!この世から消えてなくなればいいのに!」などと憎悪することで否定し遠ざけようとする人が多いだろう。
でも、このマインドでは根本的な解決をもたらさない。
自分は、ポルノを「現実逃避のツール」として使っていた。
それを認めることからすべては始まる。
試しに、自分がどんな時にポルノを見たい衝動に襲われるか、観察してみてほしい。
なんとなくムラムラするからとか、性欲が溜まってるからとかは、ほんのレアなケースでしかないだろう。
例えば、「なにか嫌なことがあったとき」、「なにかやらなければいけない面倒くさいことがあるとき」等々・・。
このような時に、ポルノとオナニーへの強い誘惑を感じるのが、きっと分かるはずだ。
つまり、怠惰で現実逃避ばかりしている、そんな自分の生き方そのものが根本的な問題なのだと気づこう。
■ ”我慢”では意味がない
自分の怠惰な生き方にこそ本質的な問題があるのだと気づくことができれば、それは大きな一歩である。
なぜなら、ポルノを”ただ我慢する”だけでは意味がないことが分かるからだ。
人生には、嫌なことも、虚しさも、怒りも、山ほどある。
その現実を受け入れず、「ポルノさえやめれば人生が劇的に変わる」と思うのは幻想だ。
そんな“魔法”は、残念ながら存在しない。
そのような考え方自体が、これまでの“受け身で甘えた生き方”の延長にすぎない。
もちろん、ポルノ断ちそれ自体によって集中力や気分が改善するなどの効果はたくさんある。
だが、それはあくまで“スタート地点”だ。
せっかく回復した時間とエネルギーを、生産的な活動へと昇華できなければ、結局また同じループに戻る。
ポルノをやめた時間で、ただダラダラとYouTubeやTikTokを見て過ごして何かが変わるか?
不足した刺激を埋めるために酒に溺れて成長したといえるか?
そのような消極的で自発性のない姿勢のままでは、一番大切な部分が変わらない。
自分の経験からも断言するが、それでは時たまポルノ断ちが長めに継続することがあっても、リセットするのは時間の問題だ。
ポルノをやめることで手に入る時間とエネルギーは膨大だ。
それらを、自分の思い描く人生に近づくための、長期的な目線で意味のある活動や努力にあてることで、初めて人生は変わっていく。
■ 前向きにポルノに別れを告げよう
先にも言ったように、ポルノは自分を慰めてくれていたのだ。
だから、憎むのではなく、むしろ前向きに感謝の気持ちでポルノから離れよう。
ポルノは男の欲望の産物である。
AV女優が悪いわけでも、メーカーが悪いわけでも当然ない。
むしろ、今までどうせ違法動画ばかりオカズにしてきたのだから、最後に感謝の気持ちで、世話になった女優の作品をFANZAで大量購入するぐらいの潔さとさわやかさでポルノに別れをつげよう。
■ "ドーパミンリセット"という考えにシフトすること
ポルノ依存に悩んでいる人は、生活全体が自堕落なものになっていることがほとんどだろう。
他の”即効性の快楽”にも頼る癖がついてしまっている。
YouTube、SNS、ゲーム、ジャンクフード、酒……。
薬物中毒者が同時にタバコやアルコールにも依存していることが多いのと一緒だ。
要するに、ポルノ依存に悩む人の本質的な問題は、”ドーパミンへの依存”なのである。
昨今ではドーパミン依存で集中力の欠如した若者を侮蔑の意味を込めて”ドパガキ”なる言い方をするが、これは別にZ世代の若者だけに当てはまる事象ではない。
現代にあふれる手軽な快楽の中でも、インターネットポルノが男にとって最悪であると考えられるのは、過去の記事でも書いた通りである。
ポルノ依存を中心として、自堕落で現実逃避にポルノに限らずドーパミンばかりを絶えず追い求める、”弱い自分”が形成されてしまっているのだ。
だから、そこから脱して、”強い自分”になるためには、単にポルノ視聴の習慣をやめるだけでなく、手軽なドーパミンを追い求める癖を失くす、”ドーパミンリセット”という考え方にシフトしなければならない。
つまり、ポルノをやめることを出発点に、生活習慣をみなおすこと。
その他の悪習慣、単なる現実逃避でしかないと奥底では感じている、非生産的な行動を改めること。
そうしなければ、ポルノだけたとえやめていても、いつまでたってもドーパミンの支配からは逃れられない。
ポルノ依存に舞い戻るのは時間の問題である。
結論、インターネットポルノ依存から脱するためには、ドーパミンリセットをして、人生に対する姿勢を変えるというマインドセットになること。
めんどくさい、だるい…だけど心の奥底ではやらなきゃと思ってることがあるはず。
誰しも、やる気を振り絞ってそれをやれば、人生が好転し明るくなるという静かな確信のある事はあるはず。
いつの間にか諦めていたが、この人みたいになれればと、密かに思っていた人がいるはず。
結局は精神論のようなものになるが、歯を食いしばって、それらと向き合い、少しずつ前進していくしかないのである。
自分に喝を入れたい人は、「世界一タフな男」として知られるデイビッド・ゴギンズの本がオススメだ。
人生には、近道や楽な攻略法など存在しないということに気付かされる。
