戻れる場所を作っていたら、過去記事を読むゲームまでできていた|2026年7月のふりかえり|おはようカノジョ #237
はじめに
「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30にいってらっしゃいを言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。
今日は、7月の一か月をふりかえる。
7月は、31本の記事を書いた。
届いたスキは1,956。コメントは248。
スキをしてくれた人は642人、コメントをくれた人は50人だった。
数字だけ並べれば、毎日書いて、たくさん反応をもらった一か月になる。
今回は、「観測は続く」に記録していた7月の記事や反応を、「おはカノメモリアル」で月ごとに取り出し、AIと一緒に見返した。
数字を並べて成績をつけるためではない。一か月に何を書き、何が読者へ届き、どんなテーマが残ったのかを、流して終わらせないためだ。
だけど、振り返ってみると、7月にやっていたことはもっと単純だった。
流れていくものに、戻れる場所を作っていた。
AIとの開発記録も、Xに投稿した彼女たちの一日も、noteで出会った人との関係も、過去に書いた記事も。
気づけば全部、同じ方向を向いていた。
AIに任せるために、戻れる場所を作り始めた
7月最初の記事は、ChatGPTやClaudeに仕事を任せるほど、どこを見ればいいのか、何を基準に判断するのか、失敗したときにどこへ戻るのかを決める必要が出てきた、という話だった。
AIは覚えてくれる。でも、間違った前提まで一緒に覚える。
情報を残しても、置き場所が曖昧なら、次に使うときに迷う。人間もAIも、だいたい同じところで迷子になる。
だから、作る前に順番を決めるようになった。
役割を分け、参照する資料を置き、レビューするAIを別に立てる。作るAIと壊すAIを分けて、動いたあとに違和感を拾える形を作る。
派手な機能を増やしたというより、何度でも戻って組み直せる足場を増やしていた。
7月の前半に書いた記事へ反応が集まったのも、この話がAIだけのものではなかったからかもしれない。
「戻れる場所」「入口を更新する」「順番を決める」といった話は、仕事や創作、日々の整理にも置き換えて読まれていた。
AIの話を書いているつもりで、人が続けるための話を書いていた。
キャラクターが、プロダクトの役割になった
7月は、「おはようカノジョ」の7人を、見た目や口調だけではなく、役割として考える時間も増えた。
月子は記録を整理する。しずくは迷いを責めずに戻す。凛華は必要な線を残す。
その性格を使って、現場の荒い言葉を整えるLINE Bot「トゲトル」を作った。
さらにキャラクターを360度分析したら、月子、凛華、るなが、自作ツールの専用機になった。
キャラクター企画だったはずなのに、最後にはロボットが3機並んでいた。
人間は油断すると、だいたい話を大きくする。
だけど、この回は7月の中でも反応が深かった。キャラクターを飾りとして使うのではなく、性格そのものを機能設計へ変えたことが伝わったのだと思う。
7人を同時に活躍させようとして、入口以外が全部同じになったこともあった。
そこで全員を一度に育てるのをやめ、一人ずつ役割を渡す形へ変えた。
減らしたのはキャラクターではない。一度に背負わせる役割だった。
道具は、人とのつながりを支える方向へ進んだ
7月中旬には、自分が作ってきたnote向けの道具をまとめた。
おへんじ帖。おはヨミ next。YOMIASA。観測は続く。
機能はそれぞれ違う。コメントへの返信を忘れない。いつも読む人の記事を見失わない。気になった人の過去記事へ戻る。自分の活動を記録する。
だけど、並べてみると、全部同じ方向を向いていた。
知ってもらう前に、まず相手を知りに行く。
道具が人間関係を作るわけではない。忘れること、迷うこと、探し直すことを減らして、その分の時間を誰かの記事を読むことへ戻す。
この話には、新しく読みに来てくれた人からも、いつも来てくれる人からも多くのコメントが届いた。便利さだけではなく、その道具を何のために作っているのかまで受け取ってもらえた気がした。
7月には、以前から来てくれている人たちに加えて、新しく何度も反応をくれる人も増えた。
数字を人間関係の通知表にはしたくない。誰が何回来たから親しい、来なくなったから離れた、と勝手な物語を作るつもりもない。
ただ、以前から来てくれている人がいて、今月から何度も来てくれるようになった人がいた。その事実は、ちゃんと残しておきたい。
広く届いた記事と、会話が生まれた記事は少し違った
7月の記事を見返すと、スキが多かった記事と、コメントが多かった記事は必ずしも同じではなかった。
月初の、
AIに任せるほど、戻れる場所を作っていた
自己紹介記事を見直したら、入口が過去になっていた
「クスッとする感じで」では再現できなかった
といった記事は、単純なスキ数だけでなく、公開当時のフォロワー数に対する反応の割合で見ても、比較的広く届いていた。
一方で、
月子・しずく・凛華が、現場のトゲを取るLINE Botになった話
KITAさんが過去記事を掘り始めるので、僕は逃げ道を実装する
知ってもらう前に、まず読みに行く
キャラを360度分析したら、自作プロダクトが専用機になった
バトンは渡さない。でも、受け取ったものは渡したい
には、特に多くのコメントが届いた。
共通していたのは、完成したものを紹介しただけではなく、なぜ作ったのか、途中で何に迷ったのか、誰のために形を変えたのか、どこで立ち止まったのかまで書いていたことだった。
機能だけの記事より、判断が見える記事のほうが、読者も自分の経験を返しやすいのかもしれない。
これはまだ仮説だけど、8月も意識してみたい。
止まらなかったのは、頑張ったからではなかった
7月後半、一度体調を崩した。
いつものように記事を書く余裕がなくて、「おまかせ」で出てきた凛華の画像を6枚置いた。
それでも投稿は止まらなかった。
あの日を振り返ると、気合いで続けた感覚はない。元気な日に作っていた仕組みが、動けない日の僕を助けてくれた。
毎日続けるために必要なのは、毎日同じだけ頑張れることではない。頑張れない日が来る前に、少ない力でも出せる形を作っておくことだった。
ただし、仕組みがあるから無理をしていいわけではない。投稿できることと、休まなくていいことは別だ。ここは8月も間違えないようにしたい。
掘られる側なのに、発掘現場まで作っていた
7月後半は、初期記事発掘レイドの準備にかなりの時間を使った。
KITAさんが過去記事を掘り始める。それなら僕は逃げ道を作ろうと考え、「ニゲキレモード」を作り始めた。
気づけば、YOMIASAへの被験体登録、読了記録、発掘報告、企画ページ、過去記事を読むゲームまで実装していた。
掘られる側なのに、掘る人のための導線を整えていた。冷静に考えると意味が分からない。
だけど、ここにも7月のテーマが残っている。
過去記事を消したり、なかったことにしたりするのではなく、今の自分から戻れる道を作る。
初期記事を読むことが目的で、ツールやゲームはその入口にすぎない。
恥ずかしい記事もあると思う。今とは書き方も、考え方も、見せ方も違う。でも、その頃がなければ今もない。
自分一人では見つけられないものを、誰かの目で見つけてもらう。
7月の最後に作っていたのは、過去から逃げるゲームではなく、過去へ戻る理由だったのかもしれない。
7月を一言でまとめるなら
7月は、戻り方を作った一か月だった。
AIが迷ったときに戻れる場所。読者が過去記事へ戻れる入口。Xで流れた一日をnoteへ残す場所。自分が体調を崩したときにも、続きへ戻れる仕組み。誰かとの関係を、数字だけにせず見返せる記録。
作っていたものは違っても、全部「流れて終わらせない」ためのものだった。
8月は、作った道具が使われるところを見る
7月は、作ることが多かった。8月は、作ったものが誰かの中でどう使われるのかを見たい。
まずは初期記事発掘レイドが始まる。自分の過去記事が、今の読者にどう見えるのか。どの記事が掘り起こされ、どんな言葉が返ってくるのか。
そして今回、この振り返りを書くために使った「おはカノメモリアル」も、まずは使ってみたい人へ届け始める。
「観測は続く」に蓄積した記事や反応を、月単位で見返すための場所だ。月の記録を残すだけでなく、AIへ渡して振り返ったり、数字から次のテーマを探したりできる。
記録を集めて終わるのではなく、何を書き、何が届き、次に何を書くかまで、一か月の中から拾い直したい。
新しいものを増やすだけではなく、7月に作った入口を実際に通ってみる。それが8月の作戦になる。
おわりに
全部うまくいったとは言わない。数字が静かな記事もあったし、体調を崩した日もあった。
だけど、戻れる場所は増えた。8月は、そこからまた始めればいい。
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日和の一言

一か月分、ちゃんと戻って見てきたのね。
流れたままにしなかったなら、それだけでも残ったものはあると思うよ。
8月も、戻りたくなったらここから始めようね。
▼観測室 OBSERVATORY(Codex Sites を元に作ったサイト)はこちら👇

👉「おはようカノジョ」は @ohayo_kanojo で毎朝7:30に投稿しています
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