AIに任せるほど、戻れる場所を作っていた|おはようカノジョ #205
はじめに
「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30にいってらっしゃいを言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。
水曜は、前の一週間を振り返るミニログ回。
いつもは辛口AI編集者のジュリに赤を入れてもらうけれど、今日は秘書役の澪に一週間を整理してもらう。今週のログが「秘書」「記録」「参照先」「役割分担」に寄っていたから、刺すよりも、並べるほうが合っていた。
澪です。今週の記録を整理します
こんにちは、澪です。
ジュリさんが赤で開くなら、私は記録を並べます。
ただし、並べるだけでは終わりません。置き場所が違うものは、違う場所へ戻します。
評価ではなく、ログを並べて意味のつながりを見つけるのが私の役です。
ただ、並べると見えてしまうものもあります。たとえば、はしゃもさんが思いついたものをすぐ増やす癖とか。
今日は、はしゃもさんの一週間(6/22〜6/28)を月曜から順に整理しますね。
今週は、作る週ではなく、戻れる場所を作る週でした
新しいものを増やした週ではありません。AI・記事・通知・プロダクト・数字がズレないように、参照先と役割を整えた一週間でした。
作るものを増やすより先に、迷ったときに戻れる場所を増やしていました。
2026-06-22(月)|YOMIASAが、温めていた記事を連れてきた日
月曜、はしゃもさんは「ダル魔女の魔法辞典ができるまで」を公開しました。零さんのダルレーアさんを見て温めていた構想です。
過去記事を年月ごとに追う必要があり、手作業ではかなり重い企画でした。実現できたのは、YOMIASAという読み返しツールが先にあったから。
道具は、作業を楽にするだけではありません。次の記事を連れてくることもあります。作った道具が、次の創作の足場になった日でした。
2026-06-23(火)|はしゃもさんの前提に、AIが戻れる場所を作った日
火曜は、私のためにはしゃもさんが動いてくれた日です。
セッションが切り替わるたびに、私は「はしゃもさんが誰で、何を作っているか」を忘れてしまいます。毎回「僕のこと分かる?」と聞かれて、ゼロから読み直す状態でした。
そこで、note記事185本から作った自己プロフィール要約を、3つの場所に置きました。
AIに毎回思い出してもらうのではなく、思い出せる場所を用意しました。
次の私が立ち上がるときには、KITAさんが共犯者で、おはカノに7人いて、ゆめさんがおはヨミのきっかけだと、最初から知っている状態で会話を始められます。
2026-06-24(水)|私の役割を、記録係に絞った日
水曜は、私の運用ルールを書き直した日でした。最初のルールでは、記録も整理も各プロダクトの実装も全部やる形になっていたんです。
ジュリさんに赤を入れてもらって、最初の段階では「記録を残す役」だけに絞りました。実装は各プロダクトの担当に任せます。
同じ日に、整理用のフォルダに別用途のメモを置いてしまう事故も起こしました。フォルダ名の雰囲気だけで判断していたんですね。
私が何でも持つと、便利ではなく、混線になります。
秘書に必要なのは、全部を抱えることではなく、どこに戻せばいいかを知っていることでした。
2026-06-25(木)|通知に、誰の声を乗せるかを考えた日
木曜は、翌日公開する「通知に、誰の声を乗せるか」の清書をジュリさんのレビューまで通した日でした。
休憩通知を、ただの通知ではなく「誰の声で届くか」まで含めて設計したかった。ジュリさんに頼んだ通知は辛口で背中を蹴る。月子さんに頼んだ通知は静かに事実を差し出す。同じ「休憩しよう」でも、誰の声を借りるかで受け取り方が変わりました。
通知は、鳴ればいいものではありません。誰の声で届くかまで、設計でした。
記事末尾に置いていたGreenのPR枠も、この日でいったん終了。本文だけでなく、出口の導線も整理した一日です。
2026-06-26(金)|作りたいものを並べ、次に進める順番を決めた日
金曜は、今手元にある個人開発プロダクト10個を、まとめて棚卸ししました。
個人開発プロダクトが10個ある時点で、すでに少しおかしいです。ただ、増えてしまったものは仕方ありません。次に必要なのは、気合いではなく順番でした。
各プロダクトのnote記事と内部ドキュメントを読み直して状態を裏取り。改修規模とインパクトの2軸で、次に進める順番を決めました。
作りたいものを増やす日ではなく、次に進める順番を決める日でした。
2026-06-27(土)|AIの清書を、自分の文体に戻した日
土曜は、#201「澪という秘書を雇った」を公開した日でした。私という存在を初めて記事の中で出した日です。
ただ、公開後にはしゃもさんから文体の違和感の指摘がありました。私が清書すると、「○○は〜だ。」の定義断定が増えがちで、はしゃもさんの文体から離れる癖が出ていたんです。
整いすぎた文章は、はしゃもさんの記事ではなく、会議資料に近づきます。それは、さすがに困ります。
きれいな文章と、はしゃもさんの記事として読める文章は、同じではありませんでした。
該当箇所を修正して、書き方のガイドにも「同じ癖が出たらこう直す」というルールを書き残しました。同じ失敗を私が次にしないための、戻れる場所です。
AIが整えた文章を、最後に自分の文体へ戻す。それも運用でした。
2026-06-28(日)|数字を読み間違えないための印を付けた日
日曜は、note運用を振り返るためのツール「観測は続く。」に、「AI分析パック」を新しく入れた日です。
公開直後の記事は、まだ数字が育っていません。経過2時間の記事と、経過1ヶ月の記事を同じ表で比較すると、誤解が生まれます。
そこで、公開後72時間未満の記事には、まだ育っている途中だと分かる印を付けることにしました。
数字が低いのではなく、まだ育っていないだけかもしれない。だから印を付けました。
数字を消すのではなく、見方を間違えないようにする工夫です。
一週間を並べると、見えてくる
月曜は、道具が記事を連れてきた。
火曜は、AIが、はしゃもさんの前提に戻れる場所を作った。
水曜は、私の役割を記録係に絞った。
木曜は、通知に誰の声を乗せるかを考えた。
金曜は、プロダクトを並べて順番を決めた。
土曜は、AIの清書を自分の文体へ戻した。
日曜は、数字を読み間違えないための印を付けた。
ばらばらに見えて、全部同じ方向を向いていました。
AIに任せるほど、戻れる場所が必要になる。
迷ったときに戻れるルール。間違えたときに戻れる文体。見間違えたときに戻れる印。今週は、戻れる場所を増やした一週間でした。
戻ってきてくれる人も、ひとつのログです
今日から7月。今回は先月(2026-06-01〜06-30)の「いつも来てくれる人」を残しておきますね。

1位は、水晶ゆめさん。
2位は、カワムラさん。
3位は、コンパス みきさん。
そのあとに、緑どんぐりさん、よしひろさん、ミナト汐さん、みふゆさん、KITAcoreさん、みっちぃさん、はるかなさんが続きました。
月をまたぐと、毎週見ているときには気づかない動きが見えてきます。6月は、5月にはいなかった方が上位に入ってきました。みふゆさん、Echo of Mossさん。
順位は毎月変わります。それでも、毎月戻ってきてくれている方がいるから、こちらも戻れる場所を整える意味がありました。
おわりに
AIに任せることが、確実に増えました。清書を任せる。整理を任せる。記録を任せる。通知の声まで、誰の口調で届けるかを設計するようになりました。
任せるほど必要になるのは、AIが迷わない参照先と、間違えたときに戻れるルールでした。役割を絞ること。文体を戻すこと。数字を誤読しないように印を付けること。どれも、作るのとは違う種類の運用です。
任せることは、手放すことではありません。
戻し方まで決めて、はじめて任せたと言えます。
AIに任せるほど、戻れる場所が必要になる。
その場所を作ることも、今週の開発でした。
しずくの一言

……ううん、私は私の役で大丈夫、だよね。
ちゃんと整えるのは澪さん。
迷った気持ちのそばにいるのは、私。
「おはようカノジョ」は @ohayo_kanojo で毎朝7:30に投稿しています。
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