【#85】映画memo『君が最後に遺した歌』
スキマからこんにちは。
失った何かを取り戻したいのか、それとも単なる現実逃避なのか。
おばさんがつい足を運んでしまうジャンル、それが「青春ラブストーリー」。
道枝くんにも、めるること生見愛瑠ちゃんにも、ぶっちゃけそんなに興味はないんですが、三木監督作品ということで鑑賞。先日の『ほどなく、お別れです』もよかったですし。期待よりよかったYO。
三木孝浩監督最新作
『君が最後に遺した歌』
※少しでも展開がわかることが嫌な方は、鑑賞後にお読みいただけるとうれしいです。
あらすじ
「今夜、世界からこの恋が消えても」の道枝駿佑(なにわ男子)と三木孝浩監督が再タッグを組み、同作の原作者・一条岬の同名小説を映画化したラブストーリー。ともに歌をつくる時間を通してひかれあいながらも、運命に翻弄される男女の10年にわたる恋を描く。
詩作をひそかな趣味とし、代わり映えのない日々を送る高校生・水嶋春人は、クラスメイトの遠坂綾音に詩を書いていることを知られてしまう。綾音は聴く者をひきつける歌唱力を持ちながらも、文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」の症状を抱えていた。綾音から歌詞を書いてほしいと頼まれた春人は、放課後の部室で2人きりで歌をつくる時間を通して、少しずつ距離を縮めていくが……。
道枝とは初共演となる生見愛瑠がヒロイン役を務め、約1年にわたるボイストレーニングとギターレッスンを経て歌唱とギターを初披露。「君の膵臓をたべたい」の吉田智子が脚本を手がけ、「今夜、世界からこの恋が消えても」「糸」の亀田誠治が音楽プロデュースを担当。
「変なことしない」安心印の三木監督
三木監督はいつもソツのない演出をされる。勝手に抱いている安心感がハンパないです。「おーおー、なんでここで役者にそんなことさせるんだよ?」みたいなことが一切ない。
ここぞというときにぐっと寄って、ここぞというときに然るべき長回しを入れてくれる。
爆発も裏切りも起きない。起きないんだけど、それで成立させてくるのが三木監督なんですよねー。
芝居だけじゃない「めるる」の底力
めるること生見愛瑠ちゃんは、シンガーソングライター(詩は不得手というか、発達性ディスレクシアのせいで書けない)の役でした。
お芝居が巧いのは知っていたけど、歌が下手だったら正直2時間キツいな……と思っていました。パートナーにも「歌、下手だったらごめんね」って事前に謎の断りを入れていた私。
……杞憂でした。歌もいけるタイプでしたw
もちろん、トレーニングしたからって誰でもできるわけじゃないと思うので、才能があるんですね、彼女には。
いつの間にか育っていた道枝くん
一方の道枝くん、私の中では沢尻エリカの息子役をやったときの印象が強めです。その後のお芝居も見たことあるにはあるんだけど、やっぱり浮かんでくる記憶はあれ。
だから、つい「おーこんなに大きくなって、まぁまぁ大人になったこと!」みたいな、孫を眺めるような目線になってしまいます(子どもすらいないくせに)。
公共の場でディスるなよって話ですが、そんなにお芝居が達者なイメージもありませんでした(ファンの方ごめんなさい。お前よりは100万倍上手いんだよ!っていうね)。
だけど、今回の作品はいい!
物語後半では父親になる役なので、等身大というよりは若干背伸びした役どころではあったと思うのですが、違和感は少なかったです。
しばらく見ない間にめっちゃ背が伸びて、お芝居の実力が増していらっしゃいました。
爪痕残しまくる亀田誠治の音楽
本作のオススメポイントは、めるると道枝くんの演技力だけじゃない。世の中の結構な人がお気付きの通り、亀田さんの音楽の力がすごい。
まぁ劇中でリピートしまくられる。……が、それを差し引いても耳に残るの、楽曲が。
というかSUIは、彼が曲だけ作っているのかと思っていたら、なんと詩まで書いていらっしゃる。すごすぎやしないかい?
そりゃあ林檎ちゃんも一緒にお仕事するよね。納得。
彼のいい感じに暗かったり爽やかだったりする曲に、めるるの透明感あふれる声が乗る。気付いたら綾音と春人の運命を、ハラハラしながら見守っている自分がいます。
「タイトルからして結論が見えてるじゃん」なんて言わないで、まだの方は劇場へぜひ運んでみてくださいまし!
きっと想像よりイイから!

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あ、洋画も先週1本、今週1本と続けて観ました。
ティモシー・シャラメの『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』とイーサン・ホークの『ブルームーン』。
どちらも評判通り(賛否は多少分かれているようだけれど)、なかなか面白かったです。でもなんか言語化するのが難しいし、人によってはあんまり響かない作品かなと思うので、映画memoは書かないかも。
え、怠慢だって? おばさんも忙しいんです(主に食べるのにw)。
みんな『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観てるっぽいよね。SUIはライアン・ゴズリングが大好きなんだが、SFと宇宙に興味ないんですよねー。お時間が余ったら観ます!
邦画も洋画もそれぞれ楽しいよね!と賛同していただける方、「スキ」をよろしくお願いいたします。
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